英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

中田章道七段作『鮮やか』 解答①

2011-07-17 16:32:50 | 詰将棋
7月13日記事『中田章道七段作「鮮やか」』の解答です。(タイトルの『鮮やか』は私が勝手に命名)


 問題図では、まず▲1一飛(第1図)と打ってみたくなります。



 ひねくれて取らずに合駒をする手がありますが、まず、素直に△1一同銀と取る手を考えましょう。△1一同銀に▲2一飛(第2図)と飛車捨ての第二段!

 これに△2一同銀と銀で取ると▲2三桂(変化2図)と綺麗に早詰み。



 なので△2一同玉とします。これには▲3三桂(第3図)と追い打ち。

 変化2図と第3図で桂が打てるのが初手の飛車捨ての効果です。2二の銀を1一に追いやることで2三や3三のガードがなくなっています。
 第3図の▲3三桂には△3一玉(第4図)と逃げるしかありません。

 さあと少しです。
 初心者の方もここから今一度、チャレンジしてみてください。3手で詰みます。
 ヒントは、コメント欄で。

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6 コメント

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ヒント① ()
2011-07-17 19:33:23
「邪魔駒消去」の手筋です。
返信する
ヒント② ()
2011-07-17 19:34:56
邪魔駒は馬です。
返信する
そこまで初心者でもありませんが (ssay)
2011-07-19 22:42:39
▲5三馬△同角▲4三桂まで。

初手の▲1一飛は浮かんだんですよねぇ。
なんとなく、詰め将棋らしい手なので。
その後、手を読もうとすると苦痛を感じてしまうという「根性無し」です。

そうか、もう一枚飛車を捨てるのですか。
なるほど、こりゃ、気持ちいいや。
返信する
呼びかけたのは ()
2011-07-19 23:40:22
ssayさん、解答、ありがとうございました。

あっ、あの赤字の大きめのフォントの言葉は、ssayさんに呼びかけたのではありませんが、赤字で大きな文字で「初心者の方」と呼びかければ、ssayさんを「あおった」とも受け取れますね。
実は、最近、常連さんになってくださった「玉さん」にどうかな?と思ったもので。
せっかく、初級者将棋講座を読んでいただいているのに、私がさぼっているもので、ちょっとズルして、「初級者講座」を兼ねてしまいました。

それはともかく、中田七段の詰将棋は爽快です。どの詰将棋もその作りが見事で「鮮やか」です。
それに、中田七段は3桂詰、4桂詰をよく創作し、それが見事ですね。
返信する
懸命に考えました(笑) (kapkap)
2011-07-21 18:54:09
英さん、こんばんは。
早い梅雨明けで猛暑が長いなと思ったら夏台風・・・、と荒れ模様ですね。
この問題、出題ログを見て真剣に考えました。
5分で初段でしたっけ?
30分は楽に考えましたね。もっとかな(笑)
なんとか正解にたどり着けたのでホッとしました。
返信する
おお、すばらしい! ()
2011-07-21 19:19:16
 kapkapさん、こんばんは。

>30分は楽に考えましたね。もっとかな(笑)

 それは楽しい30分でしたね。

>なんとか正解にたどり着けたのでホッとしました

 それはおめでとう?ございます。
 中田七段の詰将棋は、テトリスでスポ、スコッとクリアするような爽快さがあります。
返信する

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