そうか!そうだったのか!
拳銃を水鉄砲と思わせて、自ら撃たせたのか!
拳銃を水鉄砲に改造して、しかも日本酒が入っていると思わせ、口に向けて発砲させたのか!
なるほど!奇想天外なトリックだあ!
このドラマの場合、素直に奇想天外なトリックに感心すればいいんだろうなあ!
よくある釣り糸などをつかったチマチマした物理的トリックよりは好きです。
テニスボールを使ってドアを閉めるトリックも現実的にはあり得なかったが、あれだけ有り得ないものだと面白い。80分かけたゆっくりとした動きで観客の目を欺き脱出したトリックも穴がたくさん開いたトリックではあるが、面白い。
映像化すると無理を感じるものがあったが、視聴者(読者)の裏を突く発想は面白いと思う。
今回は、密室を作るとか、密室から脱出とか、密室と思わせるというものではなくて、密室は本人に作らせ(鍵を掛けさせ)、本人自ら、自分を撃たせるというトリック。
芹沢(佐藤浩市)が思いついた催眠術だと、可能だったとしても面白くない。水鉄砲だと思わせたという発想が面白いのだ。その一点だけで充分なのだ。
拳銃を水鉄砲に改造できるのか?出来たとしても三日で出来るのか?酒は漏れないか?匂いはしないか……などなど、突っ込んではいけない。
今週の芹沢
・「このレイアウト、まさかなあ……」から始まるビビりの芹沢節。
・「お力になりたいなあ……気持ちは並々ならぬものがあるんですが…」とやんわり断る芹沢に対し社長の絶妙な脅し。はははは…と笑う芹沢の情けない顔。
・少女に泣かれて、何とも言えない同情の表情になるが、青砥に丸投げ。
・圧巻だったのは、
「それは脅しですか?だとすれば、われわれ弁護士にその手は通用しませんよ。
あなたは暴力だけが人間を服従させる唯一の武器だと思ってらっしゃるようですが、我々弁護士には法律という武器があります。そのことをよく覚えておいてください。
さあ!用が済んだんならお引き取り願えますか?」
かっこいい!…と思ったら、足膝、がくがく。頑張ったぞ、芹沢!
今週の榎本
強面の組い…社員さんたちよりも、ませた少女の方が苦手らしい。
個性的な社員たち
青砥の質問に突然沈黙する取締役・坂口(高杉亘)、次元大輔をやらしてみたい。
何と言っても社長・富樫(岩松了)が面白い。芹沢への脅し方も絶妙だったが、最後の
「この銃は、本物かニセモノか、お前には分かるか?」
「俺たちに証拠は要らねえんだよ」
「何だ?この姑息なやり方は。男のやるこっちゃねえ。この外道がぁ。
ミツオは、お前が拾ってきたカワイイ子分だろうが」
も迫力と説得力充分。
うん、確かに、犯人は外道過ぎる。
裏カジノの経営を副社長に知られ露見するのを防ぐためというのは動機としては弱いのではないだろうか。さらに、現場から去っていくのを目撃した子分までも手に掛けるのも酷い。動機が弱く、それでふたりも殺すとは、外道過ぎる。
【ストーリー】(番組サイトより)
榎本径(大野智)は、とある貿易会社の事務所で厳重な鍵と防犯カメラを設置していた。同社長室では、榎本の紹介で法律相談を依頼された青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)が、社長・富樫(岩松了)と対面中だった。しかし、貿易会社社長とは思えない富樫のいかつい風貌に、芹沢は不安を感じる。
作業を続ける榎本に、取締役・野々垣(哀川翔)が声をかけた。知り合いのように話すふたりに驚いた芹沢が聞くと、3日前にこの事務所で副社長が眉間を撃ち抜かれて死亡するという事件が起き、壊したドアの鍵を修理するため榎本が派遣されたのだという。
警察は、事件を自殺と他殺の両方から調べていたが、榎本は、自殺ならこめかみを撃ち抜くのが自然だと話す。他殺の場合の容疑者は、八田(鈴木亮平)という人物だった。八田は事件発生時、別の部屋にいたが、銃声を聞き副社長室に駆け込んだら副社長が死んでいたと証言した。
数日後、その八田が、拳銃で自分の口を撃ち抜いて死亡した。外で銃声を聞いた野々垣、取締役・坂口(高杉亘)、犬山(佐藤祐基)が事務所に駆けつけたが、部屋には中から鍵がかかっていた。そこで、榎本が呼ばれ鍵を開けると、変わり果てた八田がいた。警察は、副社長の事件で追い込まれて自殺した、と断定。しかし榎本は、自殺なら銃を口にくわえるはずだが、八田は口から少し離れたところから撃っていたことから、自殺とは考えにくいと話した。
富樫は、榎本と純子に事件の真相を解明するよう依頼。榎本が検証した結果、部屋は完全な密室で鍵をかけたのは八田本人に間違いないこと、また、以前榎本が設置した防犯カメラが、死角ができるよう動かされていたことがわかった。
その後、榎本と純子は手がかりを求めて、八田の小学生の娘・美沙(畠山彩奈)から話を聞く。美沙の証言から、副社長が死亡した直後、八田がマンションの外で何を目撃したのか、と野々垣に聞かれていたことがわかった。さらに、美沙は八田が毎日夜10時頃に必ず電話をかけてきたこと、よく水鉄砲で遊んでくれたことを明かした。水鉄砲で遊ぶところを野々垣にも見られたことがあると聞いた榎本は、指を擦り集中する。そして、思考の鍵が開いた。
事務所に集まった関係者を前に榎本は、八田は本物の銃を偽物と間違えて引き金を引いたのだと言った。八田が美沙と遊んでいた水鉄砲からヒントを得た犯人は、本物の銃を改造した水鉄砲に八田が好きな日本酒を仕込み、八田の前で飲んで見せた。興味を示した八田にも飲ませ、事前に警戒心を解くことに成功。そして、水鉄砲と本物の銃の入れ替えておき、電話番でひとり残った八田に「飲んでもいい」と伝え事務所を出たのだ、と。それを聞いた野々垣は、証拠はあるのか、と声を荒げる。すると、芹沢が野々垣がダミー会社を使って裏カジノを経営していたことを指摘。そのことが副社長にバレたため口封じのために殺害したのだろう、と迫る。さらに榎本が、副社長殺害の現場から立ち去るところを八田に見られたため、八田も手にかけたのだ、と言った。
それでも犯行を認めない野々垣に、榎本は野々垣が水鉄砲を隠した場所を言い当てた。すると、野々垣は銃を取り出し榎本らに向かって構えた。そこへ、社長室のドアが開き富樫がやってきた。富樫は、野々垣に銃を突きつけると、野々垣を一喝。ついに、野々垣は落ちた。そんな野々垣を、榎本はじっと見つめていた…。
拳銃を水鉄砲と思わせて、自ら撃たせたのか!
拳銃を水鉄砲に改造して、しかも日本酒が入っていると思わせ、口に向けて発砲させたのか!
なるほど!奇想天外なトリックだあ!
このドラマの場合、素直に奇想天外なトリックに感心すればいいんだろうなあ!
よくある釣り糸などをつかったチマチマした物理的トリックよりは好きです。
テニスボールを使ってドアを閉めるトリックも現実的にはあり得なかったが、あれだけ有り得ないものだと面白い。80分かけたゆっくりとした動きで観客の目を欺き脱出したトリックも穴がたくさん開いたトリックではあるが、面白い。
映像化すると無理を感じるものがあったが、視聴者(読者)の裏を突く発想は面白いと思う。
今回は、密室を作るとか、密室から脱出とか、密室と思わせるというものではなくて、密室は本人に作らせ(鍵を掛けさせ)、本人自ら、自分を撃たせるというトリック。
芹沢(佐藤浩市)が思いついた催眠術だと、可能だったとしても面白くない。水鉄砲だと思わせたという発想が面白いのだ。その一点だけで充分なのだ。
拳銃を水鉄砲に改造できるのか?出来たとしても三日で出来るのか?酒は漏れないか?匂いはしないか……などなど、突っ込んではいけない。
今週の芹沢
・「このレイアウト、まさかなあ……」から始まるビビりの芹沢節。
・「お力になりたいなあ……気持ちは並々ならぬものがあるんですが…」とやんわり断る芹沢に対し社長の絶妙な脅し。はははは…と笑う芹沢の情けない顔。
・少女に泣かれて、何とも言えない同情の表情になるが、青砥に丸投げ。
・圧巻だったのは、
「それは脅しですか?だとすれば、われわれ弁護士にその手は通用しませんよ。
あなたは暴力だけが人間を服従させる唯一の武器だと思ってらっしゃるようですが、我々弁護士には法律という武器があります。そのことをよく覚えておいてください。
さあ!用が済んだんならお引き取り願えますか?」
かっこいい!…と思ったら、足膝、がくがく。頑張ったぞ、芹沢!
今週の榎本
強面の
個性的な社員たち
青砥の質問に突然沈黙する取締役・坂口(高杉亘)、次元大輔をやらしてみたい。
何と言っても社長・富樫(岩松了)が面白い。芹沢への脅し方も絶妙だったが、最後の
「この銃は、本物かニセモノか、お前には分かるか?」
「俺たちに証拠は要らねえんだよ」
「何だ?この姑息なやり方は。男のやるこっちゃねえ。この外道がぁ。
ミツオは、お前が拾ってきたカワイイ子分だろうが」
も迫力と説得力充分。
うん、確かに、犯人は外道過ぎる。
裏カジノの経営を副社長に知られ露見するのを防ぐためというのは動機としては弱いのではないだろうか。さらに、現場から去っていくのを目撃した子分までも手に掛けるのも酷い。動機が弱く、それでふたりも殺すとは、外道過ぎる。
【ストーリー】(番組サイトより)
榎本径(大野智)は、とある貿易会社の事務所で厳重な鍵と防犯カメラを設置していた。同社長室では、榎本の紹介で法律相談を依頼された青砥純子(戸田恵梨香)と芹沢豪(佐藤浩市)が、社長・富樫(岩松了)と対面中だった。しかし、貿易会社社長とは思えない富樫のいかつい風貌に、芹沢は不安を感じる。
作業を続ける榎本に、取締役・野々垣(哀川翔)が声をかけた。知り合いのように話すふたりに驚いた芹沢が聞くと、3日前にこの事務所で副社長が眉間を撃ち抜かれて死亡するという事件が起き、壊したドアの鍵を修理するため榎本が派遣されたのだという。
警察は、事件を自殺と他殺の両方から調べていたが、榎本は、自殺ならこめかみを撃ち抜くのが自然だと話す。他殺の場合の容疑者は、八田(鈴木亮平)という人物だった。八田は事件発生時、別の部屋にいたが、銃声を聞き副社長室に駆け込んだら副社長が死んでいたと証言した。
数日後、その八田が、拳銃で自分の口を撃ち抜いて死亡した。外で銃声を聞いた野々垣、取締役・坂口(高杉亘)、犬山(佐藤祐基)が事務所に駆けつけたが、部屋には中から鍵がかかっていた。そこで、榎本が呼ばれ鍵を開けると、変わり果てた八田がいた。警察は、副社長の事件で追い込まれて自殺した、と断定。しかし榎本は、自殺なら銃を口にくわえるはずだが、八田は口から少し離れたところから撃っていたことから、自殺とは考えにくいと話した。
富樫は、榎本と純子に事件の真相を解明するよう依頼。榎本が検証した結果、部屋は完全な密室で鍵をかけたのは八田本人に間違いないこと、また、以前榎本が設置した防犯カメラが、死角ができるよう動かされていたことがわかった。
その後、榎本と純子は手がかりを求めて、八田の小学生の娘・美沙(畠山彩奈)から話を聞く。美沙の証言から、副社長が死亡した直後、八田がマンションの外で何を目撃したのか、と野々垣に聞かれていたことがわかった。さらに、美沙は八田が毎日夜10時頃に必ず電話をかけてきたこと、よく水鉄砲で遊んでくれたことを明かした。水鉄砲で遊ぶところを野々垣にも見られたことがあると聞いた榎本は、指を擦り集中する。そして、思考の鍵が開いた。
事務所に集まった関係者を前に榎本は、八田は本物の銃を偽物と間違えて引き金を引いたのだと言った。八田が美沙と遊んでいた水鉄砲からヒントを得た犯人は、本物の銃を改造した水鉄砲に八田が好きな日本酒を仕込み、八田の前で飲んで見せた。興味を示した八田にも飲ませ、事前に警戒心を解くことに成功。そして、水鉄砲と本物の銃の入れ替えておき、電話番でひとり残った八田に「飲んでもいい」と伝え事務所を出たのだ、と。それを聞いた野々垣は、証拠はあるのか、と声を荒げる。すると、芹沢が野々垣がダミー会社を使って裏カジノを経営していたことを指摘。そのことが副社長にバレたため口封じのために殺害したのだろう、と迫る。さらに榎本が、副社長殺害の現場から立ち去るところを八田に見られたため、八田も手にかけたのだ、と言った。
それでも犯行を認めない野々垣に、榎本は野々垣が水鉄砲を隠した場所を言い当てた。すると、野々垣は銃を取り出し榎本らに向かって構えた。そこへ、社長室のドアが開き富樫がやってきた。富樫は、野々垣に銃を突きつけると、野々垣を一喝。ついに、野々垣は落ちた。そんな野々垣を、榎本はじっと見つめていた…。
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