英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2018アジア大会雑感 その2「至極残念な中継 ②浅いインタビュー」

2018-09-05 16:15:05 | スポーツ
「どういった思いでプレーしましたか?」
「今回の経験をどうつなげていきますか?」
  ………今回だけでなく、五輪や世界陸上でよく耳にする質問
(もう1パターンあったような気がする)

 当たり障りなく、どの競技でも使用できる質問。
 意地悪く考えると、競技を観ていなくても、理解できていなくても、インタビューできる


・どういうプラン(戦略)で試合に臨んだのか?
・コンディションはどうだったのか?
・勝負を分けたポイントは?

    そういったことを訊いてほしいのだが…



イラッとするパターン その1
 “どういった思いでプレーしたのか?”という問いに、選手が思いや反省を述べ、今後の目標や決意を述べているのに
「今後(東京五輪)に向けての意気込みを聞かせてください」
≪えっ?今、語ったじゃん!≫

イラッとするパターン その2
 敗れて打ちひしがれている選手に対し
「今大会で得られたものは何ですか?」


今大会で一番ひどかったインタビュー
柔道 女子48kg級 ゴールデンスコア(延長)で腕ひしぎ十字固めを掛けたが決めきれず、その直後に背負い投げで技ありを取られ、敗退した近藤亜美選手に対して(確かNHKのアナウンサーだったと思う)
近藤選手「…頭が真っ白で、何も考えられない…」
インタビュアー「試合を(振り返って)まとめてください」
近藤選手…何とか答える

インタビュアー「腕ひしぎは決まっていなかったんですか?」(言い回しは違うかも)
近藤選手「…よくわかりません」

(その後、2,3突っ込んだ質問をした後だと思うが)
インタビュアー「今大会で得られたものをお聞かせください」
近藤選手…悔しさを抑え込みながら、何とか、今後への決意を述べていた

とにかく、傷口に塩をすり込むような質問を浴びせ続けていた
(NHKとTBSではインタビュアーが違っていたように思います。答えていた内容はほとんど同じだったようですが)


その1「至極残念な中継 ①温度差がありすぎる中継」
その2「至極残念な中継 ②浅いインタビュー」
その3「至極残念な中継 ③勝手に大会終了」
その4「男女混合種目の問題点」
その5「甘い“技あり”判定」
コメント
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