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歴史と哲学の欠如を痛感し現実の社会問題に行動する

2017-09-24 16:45:58 | 日記
もともと父の影響を受けて歴史が好きで伝記や歴史書の本は読みますが、学校時代の歴史の成績は良くありませんでした。しかし歴史の授業は単に歴史的出来事の年号を暗記するだけのもので、歴史的出来事の背景にある流れや人物の生き方を学ぶものではなく、私は尊敬する人物の伝記を読み始めたのが歴史好きになったようなものです。
来年は、明治維新から150年と言うことで、政府も記念事業を政策に準備を進めています。巷では書店にいけば明治維新に関する本がかなり並んでいます。明治維新は過去のものなのでしょうか。いや現実に政治や社会で、明治からの考え方が多く反映されています。また明治から始まる様々な社会問題は風化され忘れ去られようとしています。そこには現代の歴史や哲学の欠如があると思います。私自身も薬害やがんのことに関わる中で歴史や哲学が欠如していることを痛感しています。
薬害問題に関しても私が出会った薬害エイズ事件は先の大戦の731部隊に大きく関わっており、薬害という公害問題の構図は明治の足尾鉱毒事件の政官民癒着の関係を引きずっています。社会問題を解決するはずの政治は明治以来の派閥の構図を引きずり権力闘争は何ら変わっていません。
歴史の出来事の背景、人物の生き方を見失ってしまった現代の日本にも、少なくても歴史や哲学の重要性を感じて行動している人たちはいます。現実の目の前の社会問題と関わりながら歴史と哲学を学び実践していきたいと痛感しているところです。
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