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コスタリカの妖怪四天王の一角、トゥレビエハ(Tulevieja)

2021-01-30 11:02:54 | コスタリカ
 コスタリカの妖怪御三家ともいえる三大妖怪はすでに紹介したが、これにも1つ加えて妖怪四天王にしたい。その名はトゥレビエハ(Tulevieja)である。
Tule Vieja と2語に分けて書かれることもある。
 Vieja は基本語彙 viejo(ビエホ、英 old に相当)の女性形で、名詞としては「老婆」、「成人した女」の意味になる。
Tule は英語にも入っていて、「ホタルイ;螢藺;蛍藺」というイグサの仲間のようである。
 
 【tule】
 ただし、メキシコには tule という大木があるようだが、コスタリカではイグサの方である。 
 Tulevieja はいつも tule で作った帽子をかぶっているので、そう呼ばれるわけである。
 画像にはおどろおどろしいのもあるが、以下のものが本来の Tulevieja に近いのではなかろうか。
 
 
 
 スペイン語版ウィキペディア“Tulevieja”によると、鳥の姿をしているものもあるようである。
 
 
 筆者が読んだ Tulevieja の話では、鳥ではなく、普通の老婆(?)だったが。巨乳から母乳が滴り落ちているという描写もあるので、老婆というには若すぎるが。胸がはだけた襤褸をまとっているのが一般的な姿のようである。
 Tulevieja はパナマにも伝承があるようで、Tulivieja と呼ばれているらしい。パナマとの国境に近い、コスタリカの田舎町 Bribri には先住民のもあり、彼らの言語では Wikela とよばれているそうである。
 

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