崔吉城との対話

日々考えていること、感じていることを書きます。

高級な帽子

2017年06月19日 04時56分12秒 | エッセイ

 出版記念会で意外だと思ったことがあった。まず私が称賛される言葉が多く、恐縮、嬉しく、また照れ臭かった。野村氏からはお洒落な人、田辺氏から高級な帽子をいただき被って見せた。いつも単着で靴も磨かづ、衣服には無頓着で粗末な生活であってもそれが美しく見えてよかったと感じた。お祝いの花が広大と啓明大の弟子たち、東亜大の院生たち、市役所の友人、画伯堀氏などからいただき、リビングだけで16個飾り、豪華な結婚式場のようである。本当に意外なことで心から感謝である。お言葉も多くいただいたが特に意外な言葉は反省会で、韓国の最初の弟子で私が結婚主礼を行った当事者の夫婦の話。その当時の新婦、ミス・コリアとの結婚に反対をしたことを韓ドラのように語って一同大笑いになった。私は自分が言ったこともすっかり忘れて初耳のようで驚いた。その夫婦も今は還暦で幸せに暮らしている。古稀記念の時に喜寿を祝ってくれると言っていた人たちからは音信がなかった。そのときはさらに7年も生きるとは思わなかったのかも知れない。


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