電脳筆写『 心超臨界 』

才能ある者はだれも射ることのできない的を射抜く
天才はだれにも見えない的を射抜く
( A・ショーペンハウアー )

◆日本国民精神劣化大作戦 《 封印された日本の誇り 》

2024-06-04 | 05-真相・背景・経緯
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する


GHQ占領下で開催された東京裁判により、日本はアジアを侵略した極悪非道の犯罪国家であるという烙印を押されました。こうした自虐史観が東京裁判によってもたらされたことから「東京裁判史観」と名付けられたのです。しかし東京裁判史観の嘘は裁判当時から明らかでした。当時、戦争は犯罪ではありません。そこで「平和に対する罪」という事後法を持ち出してA級戦犯を捏造し処刑したのです。1951年4月、東京裁判を仕掛けた張本人であるマッカーサーは米国上院の軍事外交合同委員会において「日本の戦いは自衛戦争だった」と証言しています。しかし東京裁判史観を否定するこの明白な事実を日本の公の機関は無視し続けたままです。



愛国心を奪われた国は滅亡の一途をたどる
( カダフィー大佐 )
Nations whose nationalism is destroyed are subject to ruin.
( Colonel Muhammar Quaddafi )

教育は世の中を変えるために使える最も強力な武器である
( ネルソン・マンデラ )
Education is the most powerful weapon which you can use to change the world.
( Nelson Mandela )



教科書に、およそ日本人としての最低限知っておくべきことが書かれていないのは、連合国の占領政策が原因です。GHQは日本人を精神的に骨抜きにするため、徹底した教育改革に取り組みました。その柱が、教科書に厳しい検閲を課すことでした。


◆封印された日本の誇り

『日本人の「原点」がわかる「国体」の授業』
( 竹田恒泰、PHP研究所、2016年02月、p106 )

ここまでの講義を通じて、国体や日本の建国の精神を学び直すことの大切さに気づいた人も多いことでしょう。しかし残念ながら、今の教育では、そうした機会を得ることは困難であるのも事実です。

ではなぜ学校教育で建国の精神を学ぶことができないのでしょうか。その一つの鍵が教科書にあります。

たとえば幕末から明治に至る近代化の歴史について、明治天皇に触れない教科書は多くあります。明治天皇を語らずに、いったい明治時代の何を教えようとしているのでしょうか。あるいは古代についても日本の視点ではなく、中華帝国を軸に語られる傾向があります。

普及している中学の歴史教科書には、建国の精神はおろか、建国の経緯も書かれていません。それどころか、通読してみても、日本人の誇りを感じる記述がないのです。

教科書に、およそ日本人としての最低限知っておくべきことが書かれていないのは、連合国の占領政策が原因です。GHQは日本人を精神的に骨抜きにするため、徹底した教育改革に取り組みました。その柱が、教科書に厳しい検閲を課すことでした。

GHQの教科書検閲基準を見ると、背筋が凍るような思いをする人もいるはずです。GHQは次の5点を検閲対象として挙げ、教科書から徹底的に排除させました。

(1) 天皇に関する用語(現御神(あきつみかみ)、現人神(あらひとがみ)、
  上御一人(かみごいちにん)、天津日嗣(あまつひつぎ)、大君(おおきみ)など)
(2) 国家的拡張に関する用語(八紘一宇(はっこういちう)、皇国の道、
  肇国(ちょうこく)の精神、天業恢弘(てんぎょうかいこう)など)
(3) 愛国心につながる用語(国体、国家、国民的、わが国など)
(4) 日本国の神話の起源や、楠木正成のような英雄および道義的人物としての皇族
(5) 神道や祭祀、神社に関する言及、等々

(高橋四朗『検証・戦後教育』モラロジー研究所)

第3項を見てください。「国体」という言葉はこのとき教科書に使うことを禁止されたのです。それ以来、教科書だけでなく、日本社会で「国体」の言葉が使われなくなりました。「わが国」という言葉も同じく使用が禁止されています。

日本神話や神道について教えることも禁止されました。そして何より「道義的人物としての皇族」を教えることができなくなったことは、日本にとっては痛手でした。2千6百余年、歴代125代に及ぶ皇統の歴史で、天皇や皇族の美しい話はいくらでもありますが、今では一つも教科書には記載されていません。

本来なら、サンフランシスコ平和条約が発効して、日本が国際社会に復帰した時点で、教育のあり方を議論し直す必要がありました。ところが実際は、占領期の教育方針が、その後も維持されてしまったのです。一度できた空気はそう簡単に変えることはできないのです。

今でこそ「教科書検閲基準」はありませんが、それでも亡霊のように残り続け、いまだに教科書の内容を縛り続けています。現在でもこの基準に沿った教科書作りがなされているのです。このようにして、日本人の誇りは封印されて今に至るのです。
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ◆パール判事の日本無罪論 《 ... | トップ | ◆日本の左翼だけが“国賊”とな... »
最新の画像もっと見る

05-真相・背景・経緯」カテゴリの最新記事