電脳筆写『 心超臨界 』

明日死ぬものとして生きろ
永遠に生きるものとして学べ
( マハトマ・ガンジー )

◆愛国心を奪う教育 《 もしアメリカで自虐史観教育が行われたら 》

2024-06-08 | 05-真相・背景・経緯
東京裁判史観の虚妄を打ち砕き誇りある日本を取り戻そう!
そう願う心が臨界質量を超えるとき、思いは実現する


GHQ占領下で開催された東京裁判により、日本はアジアを侵略した極悪非道の犯罪国家であるという烙印を押されました。こうした自虐史観が東京裁判によってもたらされたことから「東京裁判史観」と名付けられたのです。しかし東京裁判史観の嘘は裁判当時から明らかでした。当時、戦争は犯罪ではありません。そこで「平和に対する罪」という事後法を持ち出してA級戦犯を捏造し処刑したのです。1951年4月、東京裁判を仕掛けた張本人であるマッカーサーは米国上院の軍事外交合同委員会において「日本の戦いは自衛戦争だった」と証言しています。しかし東京裁判史観を否定するこの明白な事実を日本の公の機関は無視し続けたままです。


教育は世の中を変えるために使える最も強力な武器である
( ネルソン・マンデラ )
Education is the most powerful weapon which you can use to change the world.
( Nelson Mandela )



もし日本がアメリカを占領して、アメリカが日本にやったのと同じような政策をとったとしましょう。その場合、つまりアメリカの歴史を恥じ、アメリカ人であるということに誇りを持てなくするような事実を選び出して歴史教育政策を押し付けるとしたら、どういったことが「アメリカの歴史」として教えられることになるでしょうか。


◆もしアメリカで自虐史観教育が行われたら

『学問こそが教養である』
( 渡部昇一(著)、江藤裕之(編集)、扶桑社 (2019/4/16)、p122 )

歴史教育とは、先に述べたような「読み・書き・ソロバン」とは本質的に異なります。

歴史が子供たちに教えられるようになったのは、つまり歴史教育が義務教育段階に入るようになったのは、19世紀後半の国民国家が完成した後のことです。ですから、そこでの歴史教育は、その国の「歴史的事実」を教えることを意味しません。そこの国の子供たちに、愛国心と国民としての誇り(プライド)を与えることができるような、そういった事実のみ教えるということなのです。

残念なことに、戦後の日本ではその逆で、日本人に日本国民であるプライドをなくすような誇りや武勇の伝統といったものを全部忘れさせるような歴史教育が押しつけられてまいりました。

もし日本がアメリカを占領して、アメリカが日本にやったのと同じような政策をとったとしましょう。その場合、つまりアメリカの歴史を恥じ、アメリカ人であるということに誇りを持てなくするような事実を選び出して歴史教育政策を押し付けるとしたら、どういったことが「アメリカの歴史」として教えられることになるでしょうか。それは、たとえば次のようなものになるかもしれません。

ヨーロッパの宗教問題や国内の政治紛争など、さまざまな問題が起こった結果、ヨーロッパにいた人々、はじめのうちは特にイギリスで住めなくなった人々、はっきり言えばイギリスで食い詰めた連中が新天地を求めアメリカに渡ってきた。

インディアンが住んでいた土地に勝手に入ってきて住んでいたが、移民の数の少ないうちはインディアンが怖く、仲良くやろうという態度で接していた。そのうち入植者の数がどんどん増えてくると、土地がほしくなった白人は、インディアンから土地を奪うことを考え、鉄砲で脅してみたり、ウィスキーで酔わせたりしてインディアンの土地を片っ端から奪っていった。反逆する部族があれば大虐殺を繰り返し、バッファローなどのインディアンの生活基盤となる動物をほとんど絶滅させ、インディアン自体を無力化した。

広大な土地を手に入れたものの、適当な労働者がいないので、アフリカより大量の黒人を拉致し、無理やりアメリカに連れてきて働かせた。その奴隷貿易に従事したのは、主としてボストンを中心とする地域にいたピルグリム・ファーザーズの子孫たちであり、奴隷を使って南部の人々は豊かになった。

都合のいいところはイギリスにまかせ、しかし税金は払いたくなかったので戦争となったが、イギリスと敵対関係にあったフランスをうまく仲間に引き入れ独立戦争に勝つことができた。「独立宣言」では「すべての人間は神によって平等に創られ……」などと高邁な理想を声高らかに宣言しているものの、そのすべての人間には女性や有色人種は含まれず、白人男性(特に、アングロ・サクソン系の男性)のみに有効であった。インディアンの土地は略奪しても泥棒と呼ばれなかったことからも分かるように、「独立宣言」は巨大な嘘と偽善の文章である。

その後、拡大傾向に拍車をかけ、テキサス問題が起きたのを幸いにメキシコと戦い、メキシコ・シティーを軍事占領して、その圧力のもとにテキサスを自国に編入し、アリゾナ、ニューメキシコ、カリフォルニアなどのメキシコ領を安く売らせて自国のものとした。

その後、太平洋の向こう側では、意外に近代化に早く成功した日本が脅威に感じられ、ハワイに進出するのではないかと心配し、そこでハワイを侵略し、王朝を潰し、それに飽きたらずフィリピンまでをも植民地とした。

日本が台頭してくると、日系市民を迫害し、土地所有を禁じ、更にホーリィ・スムート法までつくり、高率の関税障壁を張り巡らしてアウタルキー(自給自足経済圏)政策をすすめ、日本からの輸入を制限した。

それも効き目がないと分かると、次はものを売らないほうに転じて、日本の対抗努力を徹底的に潰そうとした。そしてついには石油などの禁輸によって日本の軍事力のみならず、経済までをも絞め殺そうとした。

こうして日本を開戦にまで追い詰め、戦争になると日本の大都市無差別爆撃や原爆による民族虐殺(ジェノサイド)ともいえるホロコーストを実行した。1日のうちに殺された市民の数はアウシュビッツ以上であり、ナチの残虐にも勝るものである。そして国際法にもいかなる法律にも基づかない東京裁判をやり、日本を共同謀議による侵略国家とした……。


このような内容のアメリカ史の教科書を作ってアメリカ中の子供に教えたらどういうことになるでしょうか。

今述べたようなことは、確かに歴史的事実としてアメリカ近代史に存在した「史実」であります。しかし、こんなことをアメリカが教えるはずはありません。アメリカが教えるのは、独立宣言の高邁なる思想であり、合衆国憲法の精神であり、そして国旗・国家の話、さらにはアメリカ建国の偉人の話でしょう。

しかし、史実だけを言うのであれば、アメリカの独立宣言を書いたジェファーソンも、初代大統領のワシントンも、家に帰ればそこには黒人奴隷がいたわけですし、他にもアメリカ史の暗い面はたくさんあったわけですが、そういったことは一切教えないのです。むしろ、私は、その方が健全なことではないかと思うのです。自国の恥となることは、たとえ事実であっても子供たちには見せたくはないでしょうから。
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