電脳筆写『 心超臨界 』

本は鏡のようなもの
愚か者がのぞきこんで天使が顔を出すわけがない
( ショーペンハウエル )

「専門バカ」と悪口を言われた大蔵省時代――高橋洋一さん

2018-06-03 | 04-歴史・文化・社会
理系出身で大蔵省に入った人は、理系色を消して仕事をしている人が多かったが、私は、理系色を消さなかった。そのためにまわりの人からは、「専門バカ」とか「バランスが取れていない」と言われることもあった。役所にも、そういうことを言う人間がいるのかと驚いたが、私は「単なるバカより専門バカのほうがいいと思っていた。大蔵官僚は、「財政については俺たちが専門家だ。素人が物を言うな」と思っていたようだが、私に言わせれば、大蔵官僚は会計、財政、経済の専門家でも何でもない。専門家にすらなれない人たちだった。 . . . 本文を読む