俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

大問題

2007-10-31 00:23:48 | 社会問題
 今日、御茶ノ水橋を渡るときにBIGISSUEを買った。通ったときに販売員を見かけると必ず買うようにしている。ただ少し驚いたのが今号から300円になったこと。もともと200円だったので、販売員のおっちゃんに「いくらでしたっけ?」と聞いたら、「300円です」と言われ面食らった。

 まー100円値上がりしたから買わなくなるわけではないので、そんなの関係ないですがね。ただ冷静に考えるとこのページ数で300円は高いかもしれません。そのうちの160円が販売員に渡るので実質140円。うーん、なんとも言えない。

 まーそれはおいといて、今日は買ってみてから思ったんです。『なんで毎回買ってんだろ』って。買い始めたきっかけはテレビの特集をみて。最初はそういったいわゆるホームレスの社会復帰という目的に興味があったわけでなく、冊子の内容自体に興味があった。いまでもそうで、毎回のインタビュー記事と特集を楽しみに買い求めているわけだが。とりあえずまずそれが一つ買う理由だろう。

 ただどこかで販売員の境遇に同情してるんじゃないかって思う、悪い意味でね。昔からそうなんですよね、ボランティアみたいなものに対する後ろめたさ。同情というか哀れみというか、そういう感じの気持ち。言葉を知らない人間ですのでこう表現するのはよくないのかもしれませんが、弱者に対する慈しみと言うよりも哀れみの気持ちがあるような気がしてならないわけです。

 弱者という表現も気分の良いものではないです。なんだか自分が優位に立って、ボランティアしているのではなくやってあげてるみたいな感覚。それが嫌い。だからただでさえ普通の人になんかしてあげることにすら抵抗を感じるわけである。 まーというわけで人を見下して優位に立つと言うことに優越感を感じるために買っているのではないかと不安に思う。それ以上に免罪符を買ってる気分になる…あれです、日本の外交政策と一緒です。金出して社会に貢献した名誉を買ってる…。それがこの雑誌を買ってる理由になってやしないか不安になったのが今日でした。 ただ最終的には自分のために金をだして買ってるからいいや、とは思うんですけどね。そしてそのお金も俺が稼いだものでないし(何。今回はジョン・ボン・ジョビのインタビューが素敵だったので気にしないことにします。

 でもまだまだ私には誰かのために何かすることが恐れ多いことには代わりない気がしました。

夢のよう

2007-10-29 08:39:10 | ATOP
 最近は年を喰ったのか、単純にぼけたのかわからんが、その日1日を思い返してみると夢のように感じるときがある。ある種の遠い記憶のようで、ぼやけたように見える。

 ぼやけたというより、不思議な感じというか、本当にあったことなのか疑いたくなるような感じ。良いことも悪いこともすべてが遠く感じる。終わってしまうと案外そうなのかもしれない。ただ遠く感じる分、幸せだったと思える気がした。

連続性

2007-10-28 08:28:02 | ATOP
眠いけど寝れない。むしろ寝たくない。横になるのは好きだけど寝つくことは嫌いな方だ。 寝てしまったらリセットされてしまう。それはもったいない。私はそう思う。連続的に流れる時間が楽しく、それが途切れてしまいそうで寝れない。別に一度眠りについてしまったら、もう目覚めないということに恐怖を覚えているってわけじゃない。寝てしまうことよりも起きていてなにかしていることのほうが落ち着いて、逆に寝る瞬間に「寝てしまっていいのか?」 と聞かれているような気がして不安がある。あとは単純に寝て起きたときのめんどくさく、だるい感じが苦手なんだ。

日光

2007-10-28 01:22:39 | 国内旅行
 なんか台風来た後なのに寒くない?ご無沙汰しています、ATOPです。いや、最近は編集期間があったりして更新する暇がありませんでした…すみません、嘘つきました。編集期間でも役職上結構暇な方なのでいつでも更新しようと思えばできるのですが、してたらねぇ…。

 まったくもって前回編集期間に参加しなかったんですが、今回はびっくりするぐらい長く感じた編集期間でした。あまりにも長すぎてニッカンスポーツの別館の工事現場風景をじっくりながめてしまうぐらい(汗。まーそういうことばっかりしていたので、今回は反省することばかりです。手を抜くと良いものができませんね…当たり前ですが、そこが一番難しいところなわけです。

 まーそんな話はどうでも良いですね。金曜日、日光行ってきました。超大雨でしたが紅葉は素晴らしいです。とくに華厳の滝はやばい。小学生以来の日光でしたが、こんなに立派なものだとは思いませんでした。いやぁ、凄いわ。あと竜頭の滝はもう紅葉が終わっちゃってるんじゃないですかね…終わってるわけじゃないんですけど、中途半端に紅葉になりすぎている部分と全くなってないところがあってなんとも言えない感じでした。

 あと東照宮も行ったんですけど、めちゃくちゃ広すぎです。もだえます。そして何よりも眠り猫と狸じじぃのお墓を見るために入場料の1000円とは別に520円とるという破格のサービス…良い商売してるなぁ(何。家康のお墓にたどり着くために永遠と続く300段の石段…膝が笑い出します(汗。お金払ってこんなに苦労するのも珍しい話です。

 久しぶりの旅行でしたので、新鮮でした。日帰りでしたが『行って良かった』と思いました。薄汚い東京にいたら心まで汚くなっちまうぜ!…もうすでに汚いんですけどね。東武鉄道で行くと電車賃とバスのフリーパスで約4000円ですので安いです。どっかのフォトサービスとは大違いだわ(何。

記者会見

2007-10-19 05:19:32 | 社会問題
 ふと思うのだが、亀田はなんで記者会見開かないといけなかったんだ?内藤側に謝罪しに行けばそれだけで良かったんでは…と思うのは私だけ?

 そもそも迷惑をかけたのは相手側であって試合を見ていた人達ではないわけで、ましてやマスコミ様には全く迷惑をかけていない。わざわざ公の場に出てきて記者会見する必要性は疑問。いやそりゃ協会とかは記者会見開くかもしれないけど、わざわざ選手が開く必要ってあるのかしら。

 プロ野球で乱闘やって翌日記者会見しているのを見たことがないんで、今回の記者会見は斬新でした。記者会見自体が切腹に値するのでは…と思わせる。出るなら出るで一言くらいなにか言っていった方が良かったんではと思うのだが、それ以上に親父の方が日焼けしすぎているのが気になって仕方なかった。

私を神宮に連れてって

2007-10-18 03:09:58 | 社会問題
 週末、大学アメフトを見に行くと家族連れでにぎわっている。他スポーツと異なり、試合を楽しむだけではなく試合とともに開催されているイベントに参加したり、休日のレジャーとして来場している家族連れが多いのだ。

 イベントの一つである「キッズスタジアム」と呼ばれるちびっ子を対象とした催しものは、本物のアーマーやヘルメットを着られるだけではなく、実際に行われる試合のコイントスまで参加できるのだから子どもにはたまらない。

 また試合をただ見るだけではなくて、試合を楽しむために実況放送が毎試合放送され、さらにラジオを持参すると場内ラジオを聴くことができ解説まで楽しめるという、まさにいたれりつくせり。もちろん、アメフトにつきもののハーフタイムショーも地元のダンスクラブがダンスを披露するなど会場を盛り上げている。

 特に地元住民に対して無料観戦デーを設けたり、試合中に販売している食べ物や飲み物の販売を地元のお店が行ったりと、地域に密着した取り組みを連盟は率先して行っている。このように、競技人口の少ないアメフトの裾野を広げていこうとする努力が会場の至るところに見受けられる。

 現在、観客動員の減り続ける大学スポーツ。特に花形である野球は今も昔と変わらず行われており、観客動員は減る一方。変わらないことが伝統としてただ残るのが良いことか悪いことかは一概には言えないものの、観客が減るのはもう見ていられない。娯楽に困らなくなったこの時代に観客が楽しめる要素がそこにはあるのだろうか。スポンサーに愛される野球よりも観客に愛される野球を神宮に。メジャーでいう「私を野球に連れてって」、大学野球でいうなら「私を神宮に連れてって」の声が聞ける大会の運営を切実に願う。できないはずがない。なぜならアメフトも野球もアメリカ生まれなのだから。

亀田「こんなもんじゃい!」

2007-10-13 04:13:29 | 社会問題
 亀田。まー切腹するかどうかは好きにしたらいいと思う…発言に対する責任があーいった一家にあるかなんて興味はないわけです。TBS?あーそれもどうでも良いです。色々と思うことはありますが、亀田と一緒で放送に対する責任があーいった放送局にあるかなんて興味ないです。興味持ちようがないです。

 正直、かっこ悪いですよね。いや、仕方ないと言えば仕方ない話なんですけど、弱肉強食の勝負の世界ですから。こういうことって割と世の中普通じゃないですか。誰しもいつも勝者にいることはありませんし、勝者にいるうちは大きく出るのは自然です。別に亀田が特別なわけではない。ましてやあの年齢…まーあの一家に年齢は関係ないのかもしれませんが、十代のうちは多々ある。それにスポーツマンが健全な精神であるとは限らないし、ボクサーが謙虚すぎても味気ないというものだ。

 で、かっこ悪い理由。大口たたいといて不利な立場に。そして立場が悪くなるとルールを破って逆ギレ。これにつきるわけです。なんかね、同情してしまうわ。最近の若者を見ているようです…私も例外でなく。もちろん大人も亀田ばかりを責められるような立場にいないと思いますけどね。

 でも勝った奴しか言えないことって確かにあるんです。勝ちもしないのに勝ったときのことを想像して言っても説得力がなく、ただの負け犬の遠吠えなわけです。それってあるんですね、特にスポーツの世界には。

写真×企画

2007-10-11 12:23:43 | 今日この頃
 阿部典子さんの写真展「思い出のノーサイド Follow」に行ってきました。ラグビーの写真を50点ほど展示してあり、どれも良い写真ばかりでした。正直な感想を言うと、カメラは設定云々じゃないだなって思いました。たしかに感度の設定が若干高いために荒っぽいものというか、ピクセルごとが分かって青緑色に浮くというか、大きく伸ばすとそういうものも見えてきてしまいますが、それ以上に大事なのはやはり人の表情なんだと思いました。

 最高の表情をした瞬間にシャッター切れるかどうかです。あとは些細な問題かなぁと…当然といえば当然かもしれませんが、暖かみのある表情撮りたいときはホワイトバランスを赤めにするようにして、りんとした写真を撮るときはホワイトバランスを白めにするといいのかもしれません。

 それから阿部さんとも名刺交換をしてお話をしてきました。阿部さん、ありがとうございました。展示してある写真のA3サイズはプリンターで印刷されていると聞いて、驚きました。プリンターでも、業者に出している写真と遜色なし。うーん、参考になります。でもやっぱり一番感動したのはEOS1Dsのシャッターの音かもしれません(笑。あー違うなぁって…現金な話ですみません。展示してある写真だと「追いかけて」「ちからの渦の外」が好きでした。


 さて話を変えます。昨日から編集期間に入り、全ての企画案に目を通したわけですが色々と思うことがありました。あまり下級生の頃から全ての企画案に目を通して優劣をつけてこなかったせいもあるのか、全部目を通すと取材の質の違いがはっきり分かります。それで私は優劣つけないといけないのだから、面倒な役回りではあるのですけれども(苦笑。

 ふと私の中で疑問に思うのです。今までうちの新聞と一般紙は違いといえば、発行回数というか発行間隔による、企画性の違いだったと思います。以前から続いている傾向ですが、成績の良いものがたいてい大きい要項になるのも客観性から言えば当然のことでもあるわけです。ただ私自身、それで良いのか?って思っていたのは一年生の時からですが、実際どの担当も出してくる企画が大して差がなく横一線であるから成績で判断してしまうという悪循環であるように思えます。

 しかし、最近の傾向として各担当でいつもと違う見方をして、狙いを持った企画を出してくることが増えてきました。それはやはり企画案からして面白いわけで、よく取材もしてありスペースをあげたくなるものがあります。それに比べて取材もせずに展望の企画案を出してくる担当があるのはとても残念なことです…まぁそれは要項に反映されるのですけどね。

 まぁ、そういったことを考えていると成績で判断しなくて良くなった環境があるなら企画で判断しようと思いました。特に今回は。大した取材もしてこなかったのに大きい要項を希望してくる担当は間違いなく小さくなると思いますし、取材は足りないものの取材を重ねたら面白そうな企画は大きくすると思います。ある意味では本来の自由競争の姿が見えてきた気がします。徐々に出はありますが、担当間に企画力(もしくはもととなる取材力)の格差ができはじめていて、今後もいっそう開いていくんだろうと思います。

カメラ学

2007-10-08 05:01:59 | 勉強
 最近は変に写真にこだわりだしたATOPです。ただデジタルなのが…まぁいいんですけど。デジタルだと加工しやすいし、撮影設定だって変えられるし、フィルム代もかからないし、色々と便利ではある。しかしながら、フィルムの方がしっくり来る。そう思うの私だけでしょうか?そんなことないですね。今の時代、フィルムがフロッピーのように無くなっていくかと言えば無くなっていないです。まだまだフィルム撮りでしか取れないものが存在していて、デジタルでかばいきれない所なんでしょう。

 私の愛機は亡くなった祖父から譲り受けたもので、EOS30D。まー今でも10万は軽くする代物で、私程度の腕であれば十分すぎるほどの性能である。おきまりの性能比較ではあるが、30Dは約820万画素しかない。これがどういうことかというと、同じキャノンのデジタルコンパクトカメラIXYデジタルの最新モデルでは、なんと驚きの1210万画素です。ちなみに部で所有している10Dは630万画素、20Dが820万画素です。んで、部室に提供している私のKissデジタルは630万画素でほぼ10Dと同じです。一概に性能を画素数だけで測ることはできませんが、最近のコンパクトデジカメがいかに優れているかが分かります(レンズ取り替えられないのだから当たり前ですが)。

 あ、今さらですがおそらくここから永遠とキャノンの一眼レフデジカメの話になるのであしからず。

 最近は40Dが発売されたことを知っているうちの部員が多い…あれだけ宣伝やってれば当たり前なのだが。個人的にはkissの宣伝よりインパクトは薄いと思うのですがね(汗。まーそれで時々聞くわけです。「40Dを買ってください」とかいう声を…正直買いません。確かに高性能ですが、その価値を分かる人が少ないので買いません(何。

 40Dの凄さって何だ!って話ですが…面倒なので個人的に画期的な機能があると思うので、それを一つ。今までのEOS(kissを除く10D20D30Dのこと)には搭載されていなかった機能が今回搭載されています。それはEOS I.C.Sという機能で、センサー部分についたゴミを超振動でふるい落とす機能で、時ででも手動でも動かせるすぐれもの。これでいつもうちの部が抱えるゴミ問題も激減するんだろうなぁと私は個人的に思いました…でも買う予定はありません。

 それは置いといて、今回キャノンが発売した目玉商品は40Dじゃないです(何。むしろレンズだと、私は考えてます。まずはEF-S18-55mm F3.5-5.6 ISの標準レンズ。この前シリーズは部でも持っている奴です。それに手ぶれ補正機能がついたんですね。こいつがあるとうち部お決まりのぶれぶれ写真が減ります(笑。価格も定価がなんと3万3千円ですから、前作3万円を買った人が馬鹿を見る値段…。残念です…。
 ちなみに私が愛用しているレンズはEF-S17-85mm F4-5.6 IS USM。絞りは4までしか行きませんが、マクロ撮影も可能で85mmもあるのでちょっと離れたものも撮影できる便利な奴。EFレンズシリーズの中では中間機にあたります。定価8万7千円ですけど、この上になると14万3千円ですので手が出ません。

 そしてレンズでもう一本注目したいのが今月発売予定のEF-S55-250mm F4-5.6 IS。私が持ってるEF55-200mm F4.5-5.6 II USMの後継機と言っても過言ではありません。おそらく趣味の範囲で望遠レンズを手にするならコレくらいがちょうど良いところです。価格も4万5千円とまーまー。私が持っているのが4万円ですから高い気もしないでもないですがね…。

 そんな新製品を話した上で、現在のうちの部で思うことをいくつか。正直、カメラ自体のことに詳しい人間が少ない。よって高性能のレンズやボディを購入しても使い切れないのがオチなので無駄になるのが目に見えています。今あるものですら使い切れているのか疑問に思うところではある…大丈夫かなぁ。
 まーだから、我が部には10~30Dの一眼レフカメラがちょうど良いのだろうと思うけど。この機種を使い切れないと、1Dsとか扱うのはとうてい無理。まー予算上の都合でまったく手に届かないのですがね(汗。5Dは予算的には可能なものの、5D買うくらいなら30Dを2台買った方がましである。だから30Dぐらいを使いこなしてもらいたいのだけれども、なぜだか向上してこない。

 原因はいくつがあるが、最も関係する原因としては部自体がどこか写真というかカメラを軽視している…企画をやってる私が言うべき台詞か分かりませんが。まー過去はどうあれ、現在の感想としては写真は写真として独立しているべきだったかもしれません。こう写真の扱いが部活内において紙面の中の写真となっているから軽視されるのかもしれませんが、正直新聞に載ってる写真なんかでは人を感動させることなんてできません(何。できなくはないと思いますけど、新聞では制限がかかるので面白味に欠けます。新聞においては良い写真かもしれませんけど、それはあくまでも新聞においての話で写真単体としたら良いと言えるか微妙なところです。
 まーそれはおいといて、要するに役職的な意味で紙面の中の写真だとレイアウト上においてでしか活きてこない気がするわけです。正直、新聞で使える写真を調達できればそれでいいわけで、それ以外に必要なものは特にないです。当然といえば当然かもしれませんが、企画と写真が一つとなった今、紙面上での意味合いが非常に強くなった気がします。まー私のせいでもあるわけですがね(汗。でも冷静に考えてみれば写真って技術職じゃん。広報みたいなもんですよ、もってる技術が高くないとできないんですね。企画はどうだって?それは知りません。すくなくとも技術職ではないと個人的に思います(汗。

 漠然とした疑問ですけど、うちの部入って「カメラに興味を持ちました」みたいな話をあまり聞かない。あまりというかない。そんで自前でカメラを調達して趣味にしている人間がいない…。ということは新聞部なのにもかかわらず写真を撮る人は素人で、しかもどちらかといえば写真を撮るのを苦手とする部類の素人で構成されているってことになるのでは…。

 そういう意味でもカメラに詳しい人間を育成しないといけないわけです。すくなくとも趣味にすらなっていない私を越えるような人を。または来年の新歓でそういう人間に入部してもらうこと(汗。後者は冗談としても前者はどうにかしたい。おそらく部のカメラの寿命はもうすぐそこだと思う。購入してから約3年ないくらい経っていることを考えれば、10Dと20Dの寿命はもう来てるはずだし、撮影回数も余裕で1~2万を超えていていつ壊れてもおかしくない。そうしたときにkissを2台買うということを繰り返さないためにも、なんとかカメラに詳しい人材が必要だと思う。まー私の代で壊れるんじゃないかなって思うんですけどね(何。今買うなら30DとkissデジタルXの2台買うのが、最良のように思います。

手で触れられる実感

2007-10-06 03:17:05 | ATOP
 この間、就活ガイダンス出てきました。意味なかったです…びっくりしました。一応大学のバックアップがあるんだろうなぁと思っていたんですが、私の希望業種には全く対応していないようです。この段階で希望会社名を3社書かせるのはある意味で真摯な対応なのだろうが、私にとっては希望会社がリストに全く掲載されていないという事態を呼び、無意味なマークシートを提出しました…。
 自分自身でも不思議なことに、業種も企業も割と決まっている。大学選ぶよりシビアであるからか。まーいいんですけど。それなりに頑張ります。

 あー外国行きたいわぁ。ニューヨーク、ロスアンジェルス、ワシントン、ロンドン、ウィーン、ベルリン、ローマ、アテネ、モスクワ、バンコク、プノンペン、、北京…もだえるわ。英語なんか全くできない私ですが、外国行きたいです。日本人相手するのに疲れたのかしら(何。そうよね、国技とされているスポーツ界でさえあの状態。人間不信になってもおかしくないわ(苦笑。

 正直、旅行行きたいよね…この3年間、旅行らしい旅行をした覚えがない。なんだかんだで取材の遠征であったり、合宿であったり、そんなことでお金と時間を浪費し、強引に旅行へ行った気分になったりしている…。まぁそんなことと言ってしまうのは悪いんですけど。要するに自分の知らない土地でハメを外したいわけです。無駄にお金を使ったりして。

 『星々の舟』を読んだせいかなんとなく感じるんですが、実際に触れてみないと実感できないんですよ。当たり前といえば当たり前ですが、意外に最近それを切実に感じます。もう不確かなことばかりでそこに自信というか確信が持てず、うざったくなったり、不安になったり、諦めたりとそんなことばかりです。だからこそ、手で確かめられる職に就きたいと考えるのも自然だし、旅行に行きたくなるのも自然な流れかもしれない。

 そのため手で触れられないものに対しての向上心というか、気遣いができなくなった。きっと新聞や人間関係に対してもそこまで真剣になれないのはそういうところが影響しているのかもしれない。やはりどちらかといえば、手で触れて確かめられない新聞よりも、手で触れられる写真の方が向上心があるのかもしれない。もちろん自覚はしているが、それはただの言い訳といわれても仕方のないことである。

 これは無責任な発言かもしれない。昔、言ったことがあるが社会が悪いというのは言い訳だと自分で言っておきながら、こう発言するのはいかがなものかと思うのだが、やはり貧乏くじ引くときは引くものだ。そうなったら社会が悪としか思えないときもある。ただそれ以上に最近は思うわけです。私だけじゃなくて皆が皆貧乏くじ引いているようだって。そう考えると、本当に皆苦しみながら世界で生きているんだなと思えて、救われない気持ちになる。自分自身に問うてるのかもしれないが敢えて言うのだ。「皆、それで本当に良いのか?」って。

 まー実際のところは良いも悪いも言ってる場合じゃないってところなんでしょうけど。100%の満足なんてないし、100%の絶望もないわけです。どこかでプラスに補填して、どこかでマイナスに削られていくだけの話。結果、プラスに転じていればそれはそれで結果オーライなんだろうなぁ。

 そんなことを考えながら過ごした久しぶりの休日でした。電気も付けずに窓を開け虫の音を聞きながら、映画を見てそんなこと考えていました。久しぶりに一人になれた気がします。携帯に来るメールも全部返信してないから、今から返信しようと思います。めんどくさがったと言えばそれまでかもしれませんが、別の見方からするとメールですんでしまう話なら返事するほど大事な話じゃないということでもあるのかもしれません。それとメール送られてきても、電話かかってきても、手紙が送られてきても、繋がっている気がしないときだってあります。なんて綱わたりの綱みたいに細いつながりなんだろうと馬鹿馬鹿しくも思え、不確かなつながりなんだろうかと思える。あとにおそってくるのは心細さだけ。

 今の私にとってはどうでも良いことの方が多い。諦めていると言われれば諦めていると思うし、めんどくさがっていると言われればめんどくさがってると思うし、いい加減と言われればいい加減だと思う。もはや私にとってプラスになろうとマイナスになろうとどちらでも一緒だと言えるし、それすらも越えて多くの状況を享受できるほど無頓着で寛大で寛容なのかもしれない。

 私は何も失っていないはず、同時に何も得ていないはず。でも反面、喪失感と満足感の両方を持っている気がする。実に不思議な状態。そんなことを感じるときがある。ただ日々忙殺されて忘れているだけで、いつも心のなかでは混沌としている。

秋です

2007-10-05 23:53:40 | レビュー
 ご無沙汰しています。久々の休日です(何。冷静に考えればいつも休日みたいなものですが、最近はやたら疲れることが多くパソコンも付けずに寝る日もしばしば。もうさすがにパソコンに飽きたのかな…なんてな。

 ここ最近は祖母と一緒に暮らすようになってから、割と祖母と話すことが多い…当たり前か(汗。御年85になる祖母は耳は悪くなってきているものの、その他については全く以て健康のようだ。ただ気になるのは私同様、口が悪いというところ。

 もちろん「んだ!オラァ」みたいなことは口にしないものの、あの人はどこどこが気にくわないなど平気で口にする。本人曰く、長生きすると口が悪くなるそうだ。そしてそれを聞いた私が「そんなの関係ねぇ」と言うわけだが…まぁそれは冗談としても、家族の中で祖母と一番話をしているのは私である。なんというか口の悪いもの同士、気が合うのかもしれない。本人も私が家にいるとしょっちゅう話をしてくるわけだから、まんざらでもないのだろう。

 ただ今日「歩いてないと足が悪くなる」というので、「明日一緒に買い物でも行こうか?」と言ったら「いや、面倒だからいいや」と返された。たとえ家族であっても、老人であっても、こちらが気を利かせて誘ったのに「No」と女性に言われると私も凹む…意気消沈。少し祖母のことが嫌いになった。もちろん冗談ですが。

 さて季節も秋となり、新聞も一回発行してしまうと手持ちぶさたになるのは毎度のことで、ついつい書店によると本を買ってしまうわけです。文庫だけではなく、漫画や雑誌、ついには映画を見たりなど、まさに芸術の秋…であればいいのだが。

 『NANA18巻』を読みました。毎回これ思うことですが、話すっ飛ばすのやめてください。最初読んだとき巻数とばして買っちゃったかと思ったわ。それに相変わらず本編話進まないし…タクミの話どっぷり描いている場合ではない!まー悪い話ではなかったけれども。

 『シュガー&スパイス 風味絶佳』見ました。そう今話題のエリカ様が出演している作品。原作は山田詠美。山田詠美らしいストーリー展開でしたが、正直なにも感じませんでした。見た人分かると思うんですが、主人公の性格がおかしい。こんな奴の気持ちの変化見せられたっておもろないわ!って感じです。要するに題名の通り恋はシュガー&スパイスだ、みたいなことが言いたいのかもしれませんが、コレ見ただけじゃそんなこと感じません。言うなれば「ビター&マイルド」。そんな程度です。

 『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』を見ました。あんまり面白くないんだろうなぁと思っていたら、私は予想外にウケました。mixiの評価だと悪いんですが、確かにとびっきり笑えるものではないもののクスリと笑う程度にはもってこいのような気がする。もともとそういうレベルを意識した作品なんじゃないのかね。なんといっても阿部寛。阿部寛の「効くねぇー」は個人的にツボ。バブル時代を少しでも知っている人なら、きっとクスリと笑える。そんな映画です。

 『合気道とラグビーを貫くもの 次世代の身体論』を読みました。ぶっちゃけ面白くない…でも読んだ人の評価は結構高いみたいですが。次世代の身体論というか、教育論です。別に合気道とラグビーがおもしろおかしく共通性があるという話ではなく、ただ合気道の師範とラグビーのもと日本代表が永遠と対談しているだけです。まーただ唯一興味が持てたのは、ミラーニューロン。それ以外、「ふーん、わからなくもないけど、それ結局わからないよ」みたいな感じでした。

 『カラフル』(森絵都)読みました。うーん、よくある話と言えばそうなのかもしれませんが、若いうちに読んでおくのが良い本かもしれません。私ぐらいの年の人がぎりぎりセーフといったところかな。だいたいのシナリオは以下の通り(Amazonのレビューより抜粋)。

死んだ「ぼく」の魂は、生前の罪により輪廻のサイクルから外されるはずだったが、再挑戦の機会を得た。下界で「真」という自殺した中学生の体を借りて修行をつみ(ホームステイと呼ぶ)、なくした生前の記憶を取り戻し、犯した罪を自覚すれば成功だという。ガイド役は天使。
 人のよさそうな「真」の家族に安心したのもつかの間、失望、絶望、降りかかる災難。しかしホームステイの気安さから、本当の「真」はつまずいたらしい学校生活にも何とか適応し、ともだちもでき、さらには家族の意外な面も見えてきて・・・「ぼく」は「真」がかけがえのないものをふいにしてしまったことに思い至る。


正直、20を過ぎた人間が読むと読んでる途中でオチがわかります。というか読む前からしてわかります。ただ文章は読みやすく、テンポ良くストーリーが進んでいく。うーん、読み終わったあとは清々しいかもしれないです。こういう年齢になったからこそ、こういう本を読んでみるのも良いかもしれません。ただレビューしている人には申し訳ないですが、著者の若者の気持ちを描写が上手いという感想がある中で私はそう思いません。どっちかと言えばその心理を読者に想像させるのが上手い書き方をしている気がします。それなりにお勧めしても良い本かもしれません。

 『星々の舟』(村山由佳)を読みました。あらすじは以下の通り(村山由佳公式HPより抜粋)。

目覚めて見る夢は、
眠りながら見る夢より百倍罪深い

禁断の恋に悩む兄妹、
他人の恋人ばかり好きになってしまう末妹、
居場所を探す団塊世代の長兄、
そして父は戦争の傷痕を抱えて―。

愛とは、家族とはなにか。
別々に瞬きながらも見えない線で繋がる星座のように、
家族は、「家」という舟に乗って無限の海を渡っていく。

心震える感動の短篇連作小説集、第129回直木賞受賞作。


という感じ。というか私、村山由佳が直木賞作家って知らなかったんですけど(汗。これまで『天使の卵』『BAD KIDS』『もう一度デジャ・ヴ』『野生の風』を読み、『天使の卵』の映画も見ていましたが、この本で直木賞を受賞していたのを初めて知りました。
 いや、この本テンション下がりますよ(汗。どっぷり来ますよ。うっかり部活の同期を飲みに誘ってしまうくらいテンション下がりますよ(何。これが感動の短編連作小説集というのだから驚き。一番テンション下げたのは、団塊世代の長男の話。これはきました、変に共感してしまって救いようがありませんでした。皆、誰しも生きづらい所で生き続けているのに気付かされて…うーん。取り敢えず次に文庫化される『天使の梯子』を待ちたいと思います。

 『幸せのちから』見ました。アメリカンドリームを手にした実在の人物を描いたウィル・スミス主演の映画。いや…悪くはないと思うよ。ただ働くって大変だなぁって思いました。むしろ生きるって言うのが大変だなって思いました。いやいやこのタイトル、日本語にすると意味ぷーですよね。英語だと『The Pursuit of Happyness』。これはウィキペディアより抜粋しますが、

間違えられやすいが、原題の「ハピネス」は正式な綴りのHappinessではなく、Happynessである。これは息子の託児所の落書きにあったスペルミスが元となっている。同時にアメリカ独立宣言における「幸福の追求(The pursuit of happiness)」のもじりとなっている。

というわけで、基本ジェファーソンの言葉が途中で何回か出てくる。ただ不思議と「幸福」がテーマな割にそれを考えなかった。最後まで「幸福」っていうことを考えさせられなかった…それは私だけなのか?まー悪くないです。ウィル・スミスが実の息子と出演して頑張っています。

 『ただ、君を愛してる』を見ました。「愛している」ではなく「愛してる」です。いやーべたべたの展開です(汗。もう至るところ想定内の内容がちりばめられていてえらいことになっています。まず主演の玉木宏が大学生に見えません。玉木宏が抱えるかゆみを伴う病気が意味不明です。宮崎あおいの都合の良い病気は何ですか。というかなんでこの題名なの?…そんな感じの映画です。まー悪くはないんですけどね。単純に宮崎あおいに魅了されてればいいんじゃないですかね、この映画は。私がタイトル付けるなら『君は嘘つきだ…』かな。