俺もお前も人生の敗北者

とりあえず否定から入るネガティブ思考で常にB級嗜好なATOPのブログ

ベトナムにおける結婚写真の話

2016-10-01 17:32:12 | ベトナム
今週、私の中でにわかに興味がわいたことが1つありました。

それは「結婚写真」。



現在、ホーチミン市では結婚適齢期を迎えた若者が多く、また経済的にも豊かになる昨今のベトナムにおいて、「結婚写真」を撮るというのは若者のあこがれであるらしい。

たしかに、休日、大きな公園や有名な教会の近くへ行くと、タキシードを着た男性とドレスを身にまとった男女がカメラマンに取られている様子を見かけます。

日本ではまず見かけないと思うのですが、日本で見かけたら「なにかドラマや雑誌の撮影かな?」と思うのでは…

まさか名も知らぬいちカップルが公共の場で(おそらく無許可で)結婚写真を撮っているとは思わないでしょう。

もともとベトナム人はモデルや俳優・女優のような写真を撮ることに対して躊躇がなく、むしろ積極的です。

ベトナム人の友人を持っている方はおそらくご存じだと思いますが、ベトナム人は自撮りが好きで、自撮りするときにモデル立ちやポージングを決めるのに羞恥心なんぞみじんもありません。

そんな彼らが結婚写真となれば、張りきり方が尋常ではなくなります。

「自然体」なんかそっちのけで、「特別な」私たちを全身全霊で写真に収めます。

本当にCM広告のような構図の写真を撮り、その後フォトショップで加工を加えます。

私にはまるで自制心を失い「どう?私たち素敵でしょ?」と心酔しきった写真に見えるのですが、まぁきっと本人たちもそういうご心境なのだから仕方がないのだろう…。

それで、「予算はどのぐらいなんだ?」と会社の同僚(女性)に聞いてみたところ、

「ホーチミン市で安くて5万円ぐらいじゃないですか」

とのこと。

べつの同僚(女性)に「予算はどのぐらいまで出そうと思う?」と聞いたら、

「10万円ぐらい」

と言っていました。

ちなみに、ベトナムの平均月収は2万円ぐらいで、ホーチミン市だと5万円ないぐらいじゃないかと思います。

給料2か月分を写真にかけるんか!と驚愕しました。(もちろん、結婚式の費用は別途だいぶかかります。)

日本でもそれ相応にかかるのは存じておりますが、ベトナムおそるべし。

高島屋ホーチミン店

2016-09-02 16:54:35 | ベトナム
先月、オープンした高島屋ホーチミン店。

すこし時間が開いてしまったのですが、行ってまいりました。

もともと百貨店やデパートい興味が全くないのですが、暇つぶしがてらに。





さっさと感想からいってしまうと、別にそんな高島屋らしくない感じです。

女性服売り場に行かなかったので、デパートの質としてはどうかはよくわかりませんが、

30代デパートに興味ない人間目線で見ると、既存のベトナムにあるデパートと大して変わらない印象です。

いったいこのデパートの売りはなんなのか…よくわかりませんでした。

ただとりあえず、各々の階の天井が低いなぁって思ったぐらいでした(何。













唯一、目を引いたのは、アシックスの製品(シャツやシューズ・主にランニングシューズ)を扱っている店があったことぐらいですかね…。

また何か面白い店ができたうわさができるまで、様子見です。

大娘水餃・越娘水餃(Sủi Cảo Việt Nương)

2016-08-28 11:07:30 | ベトナム
そういえば先日、中華料理屋に行きました。

ホーチミン市にも中国系、ものほんの中国人が多く住んでおります。

なかでも中華街的なポジションのホーチミン市5区。

そのなかに割と知られた餃子の店「大娘水餃・越娘水餃(Sủi Cảo Việt Nương)」へ行ってきました。

私の職場からはだいたいバイクで30分でした。

平日の夕方時、道は混んでおりましたが、店に6時ごろつくと案外空いていました。

店の外観を撮影し忘れたのですが、すごいこじんまりとしています。

内装も特別きれいではなく、日本の町内にある流行っていない中華料理屋みたいな感じでした。

さっそく注文。





水餃子と焼餃子と空芯菜の炒めものを注文しました。

餃子は一皿でも意外と量が多いです。

味はしっかりとニラの味が効いた餃子でした。

まいうー。

そして、すべてをうっかりしていたのですが、値段も控えるのを忘れました。

でも、たしかにおいしいのでまたうかがうことになると思います。

○○は黙ってサッポロビール

2016-08-27 18:12:06 | ベトナム
ベトナムで日本のビールと言えば、SAPPOROです。

そう、「男は黙ってサッポロビール」です。

…もう、誰も分からないのかな、このセリフ。

もちろん、時代を考慮すると「老若男女、黙ってサッポロビール」なんですけど。





さて、そのサッポロビールがベトナム限定で新種のビールを売り出しました。

おそらく先月のことだったと思います。

普段まったくお酒を飲まなくなった私ではありますが、新製品とあって試し飲みしたくなりました。

下の写真がベトナムで売られているサッポロビール。



左が新商品の「BLUECAP」という名前のサッポロビール。

右が一般的なベトナムで出回っているサッポロビール。

実際に飲んでみました。

…あー、なんていうんでしょうか、コクがない。そして、苦みがない。

よく言えば、すっきりしたビールです。

ここベトナムでのビールの飲み方はジョッキに氷を入れて、ぬるいビールを注ぐ飲み方なのですが、

その飲み方をすればきっとおいしいかもなぁって思うでき具合。

正直に言えば、缶のまま飲んでもそんなにおいしいとは思わなかった。

サッポロのブランドを飾っていますが、サッポロビールらしさ、日本のビールらしさはありません。

あ、もしかしたら、これが「老若男女、黙ってサッポロビール。」を具現化した商品なのかもしれない。

まぁ、私は今後飲むことはないと思います…。

カップヌードル meda in Vietnam

2016-08-13 15:26:41 | ベトナム
先月あたりから、ベトナムにおいて日清のカップラーメンが流通しています。

従来は日本を含めた他国で生産したものを輸入しており、関税や手間賃を含め1個80000ドン(約400円)した。

それが、このほど日清がベトナムに工場を作り、ベトナム国内の商品として2種類のカップラーメンの販売を開始した。

1つは日本でもおなじみのシーフード味。(青いパッケージ)

もうひとつはタイ・トムヤムクン風味。(赤いパッケージ)



お値段は1つ14000ドン(約70円)。

これまでの輸入品に比べると、鼻血が出るような驚きの値段です。

さっそくこの2つを食べてみました。

感想…

まず開けて思ったのが「どうして麺がこんなに砕けているんだ?」ということ。

開封するとべビスタ―ラーメンのように麺が砕けているんです。



当然、食べるとき、砕けた面は底にたまり、なんとももどかしい気持ちにさせられます…。



肝心の味。

シーフード味はフィリピン人も飛びつくような再現度。(フィリピンではシーフード味のカップヌードルが人気)

異国で疲れたときに食べれば、間違いなく日本を思い出させる味になっています。

そして、トムヤムクン風味。

辛い。うん、辛い。

きっとタイ人もベトナム人も「辛くない」というだろうけど、私にとっては辛い。

市販の辛口麻婆豆腐より全然辛いです。

そして、想像以上にエビの香りが漂っております。

これはそれ系のスープが苦手な方には、厳しい一品です。

私も正直に言うと、次にもう一度買うかと言えばきっと買わないと思います。

ただ、いずれにしてもここベトナムに(日本人にとって)コスパ最強のインスタントラーメンが爆誕したのは間違いありません。(断言)

いつの日にかカレー味も…でもきっとベトナム人は好きじゃないだろうなぁ。

外国人と話す痛快さ

2015-07-25 09:05:52 | ベトナム


ふだん、日本人よりもベトナム人と話すことが多い生活を送っておよそ1年。

日本人同士の会話では絶対口にしないようなことを、ベトナム人相手だと不思議と言えてしまうことがあります。

まぁおそらくではありますが、これはベトナム人相手に限らないと思います。



相手がネイティブの日本人ではないがゆえに、どうしても直接的な表現しか伝わらないのがまず1つ大きいと思います。

日本人の婉曲表現やたとえ表現はバックグラウンドの違う人々には伝わりづらく、説明が必要になります。

自ずと直接的な表現で話すことが多くなります。

例えば…

「手先が器用ですね」というより「すごいですね」とか言ってしまったりするほうが早いんです。

褒めることや叱責することも、ディテールにこだわるよりも、ラフな表現にしてしまった方が伝わります。



でも、それ以上に思うのはネイティブ日本人と外国人の間に「かけひき」が成立しにくいということです。

前述の言語的なラフさ、ストレートな表現がそうさせる部分もありますが、

相手の文化に「会話の中のかけひきを楽しむ」という考えが根本的にないので、

ストレートに言わないと理解できない上に、むしろストレスを感じるんではないかと思います。



このかけひきのない会話には非常に新鮮味があります。

遠慮や恥という意識が薄れ、会話の豪快さや単純さに感情が次々と引き出されていくように思います。

野球のかけひきを突き詰めたスモールベースボールから、

ただ思いっきり投げて思いっきり打つだけのバカ試合のが面白いときがあるように、

外国人のストレートさに魅せられることもあるのです。

ホーチミン市でモニターを買いに行った話

2015-07-04 17:41:20 | ベトナム
もう3か月前ですが、パソコンのモニターを買いました。

こちらへきて、excelの作業やイラレの作業が多くなり、

ノートパソコンの解像度では作業効率が低いので、買うことを決意。

でも、近所の電気屋さんへ行ってみても、モニターだけが売っていない。

パソコンだったらノートパソコンだけで、モニターはなくて、あるのはテレビだけ。

ぐぬぬ(^^;

困ったらググる。

そう。

日本だろうがベトナムだろうが困ったらまずはネットで検索。

現代人の必須スキル。

すると…

PC買うなら、ベトナムの電脳市場へ
http://tokuhain.arukikata.co.jp/ho_chi_minh/2011/06/pc.html




どうやらこの1区のTôn Thất Tùng通りが、電気街らしい。

そんな遠くもないから見に行ってみました。

そして早くも結論。

私はベトナム語ができないから結局買えなくね?

行ってから気づきました。

この場末の電気街。

たしかに驚くほどのモニターがずらっと並んだ店とかがありますが、

スペックは書いてないし、電源は入ってないし、値段も書いてないから、

いちいち交渉して確認しないといけないじゃん。

そして早くもあきらめ、量販店へ行くことにしました。

※買い物は現地の人と行くに越したことはありませんが、私はボッチですので。

向かったのはPHONG VU COMPUTER。







あとあと職場のベトナム人に聞いてみたら、コンピューター関係ならこの店が一番らしい。

行ったら、スペック、値段が書かれたモニターがこんなに。



うーん、どれにしようといろいろ考えて、ASUSのモニターにしました。

でも、どうやって買うんですか、セニョール\(^o^)/

気づくと私がベトナム人ではないことを察知した店員たちが全員逃亡していない…。

仕方ないから誰かが来るまでじっと待っていたらひとりおっさんが居たので捕まえ、

「これをください」と言ったら、

おっさんは伝票を書き始め、英語を話し出す(笑。

まず法人か個人かと訊かれて、名前と電話番号と尋ねられました。

それからどこに住んでいるのかと訊かれたので「タンビン」と言ったら、

「その発音は違う、タンビンだ、タンビン」と発音指導されました。

そんで、伝票をあずかり「レジに持っていけ」と言われたのでレジへ。

レジで伝票を渡すとお会計。

お会計が終わると、レシート渡されて、レジの横にある受け取りカウンターにレシートを出す。

5分くらい待たされる(途中在庫ねぇんじゃねぇの?とか思った)。

そしたらお兄さんが無言で段ボールを開け始める。

動作確認…まではいきませんが内容確認でした。



確認してもう一度テープで閉じてくれて「毎度あり」。

終わってみるとナントあっけない。

でもホーチミン市でモニター抱えながら歩いて、かつバスまで乗って帰るのは私くらいだろう。

こうして今、モニターは我が家で絶賛活躍中なのである。

レディ・ファウスト?いえ、レディファースト

2015-03-15 19:55:33 | ベトナム


なんか以前も書いた気がするんですが、先日たまたま会社で話題になったのではなしをしたいと思います。

ベトナムは女性優先です。フランス統治の影響でレディーファーストは当然のように振る舞われています。

半年もこっちにいると、不思議とだんだんレディーファーストができるようになってきます…たぶん。

私が思うにこれって、環境がそうさせるんだと思うんですね。

周りがそれ(レディーファースト的な振る舞い)をするから、私もしないといけない気がするし(日本人的発想)。

交通ルールみたいな感覚があって、日本では車は左側走行ですが、国によっては右側走行ですよね。

そう、郷に入っては郷に従え。ルールというか、マナーというか、処世術なんですよ、たぶん。

だから、レディファースト後進国・日本からやってきた私でもできるようになると、環境がそうさせると。



それを言ったら

「じゃ、ATOPさんは日本へいったらやらないんですか?」

と聞かれました。

私の答えは

「きっとしないですね(笑)」

と答えたら、同僚の日本人女性からブーイングをもらいました(笑。


なんていうかレディファーストはやっぱり文化的なものがあって、そのやり方やするタイミングは国によって違うと思います。

きっとこのレディファースト自体、それを当たり前だと思っている国でもそれそれぞれとらえ方が違うはずです。

正直、ベトナムのそれと、欧米諸国のそれとは多少考え方に差があるようにも思います。

つまり、私が思うのは日本は日本的な考え・文化に則した女性への振る舞いがあっていいと思いますし、

「日本は日本、ベトナムはベトナム」、それでいいと思うんですね。



ただこの道理は得てして女性には通じず「なんだ、国家的・文化的差別か!」とご指摘いただくわけです…。

こうして今日も日本人男性と女性はグローバル化の中でふわふわと揺れ動いて、

互いに己の主張をのらりくらりと戦わせている…難しい時代に生きているんだなと思いました。



ただまぁ、ベトナムに半年いる私が思うのは、日本人男性がレディファーストに慣れていないないのは確かにそうですが、

日本人女性がレディーファーストに慣れていないのもあるだろうなというのを思います。

女性のレディファースト待望論をネットや巷で見聞しますが、一方的な待望で、男性からするとげんなりする話が時折あります。

なにかしてもらったらそれ相応のリアクションをする、見返りまでは言わないですが、しっかり反応してあげることが足りていないことがあるような気がします。

親切にしたのに、反応薄ければおもしろくもないのは当然で、ちゃんと喜んであげるべきだと思うんですね。

いや、むしろ、女性にはもっと賢い観点に立っていただきたい。

馬鹿な男を育てるために、一芝居打って有頂天に喜んで、馬鹿な男が次も親切にしたくなるように仕向けるぐらいの気持ちを持っていただければ候。



「ATOPさん、ベトナムでそれ(レディファースト)ができるのは、ベトナムの女の人がリアクションいいからでしょ?」

と同僚の日本人女性から指摘されましたが、正直そうです。

ベトナムの女性はよくわかりませんが、些細なことでもすごい喜んでくれます。

たしかに互いに異文化で育ってきた人間同士ですから、粗相がないように礼節尽くすのもありますが、気分は悪くありません。

人間単純です。そんだけのことだっていえば、そうです…。

ベトナムの郵送事情

2015-03-13 21:16:40 | ベトナム


しばらくまえに、友人から小包が届きました。

私は手紙を送る旨を聞いていたので、特にベトナムの郵便事情を説明していませんでした。

日本からベトナムへ何か郵送する際、日本で郵便局で支払う郵送料金のほかにお金がかかります。

送る側は払いません。受け取る側が払います(汗。

そうです、税金がかかります\(^o^)/

下手に内容の金額を書かないでください。

時々それに準じた税金を吹っ掛けることがあるそうです。

(というのも、税金がどうやら一律ではなくて気分だとか)

そして、検閲がございます。

なかのものを徹底的に開けます。

新品が新品で届くことはございません。

ご注意のほどを。

牛丼一筋300年 早いの 旨いの 安いの~

2015-03-08 21:33:48 | ベトナム


ベトナム・ホーチミン市に吉野家ができたのは確か先月だったような気がします。

記憶は大変曖昧になるぐらい仕事がここんところ忙しくて、できて速攻いこうと思っていたのに、つい最近まで忘れてました。

というか、今日たまたまAEONモールにいったから、思い出した。

店舗に赴いたのは日曜日の昼過ぎも過ぎて夕方に差し掛かった15時。

さすがにお客さんはすくない。

日本人しかいいないかと思っていたけども、はんはんくらいだった。まぁそれでも広い店内に合わせて10人いないぐらい。

さて、内装は日本の店舗と異なりカウンター席はなく、すべてテーブル席で、ざっと見積もって60人は収用できるぐらいの広さ。

牛丼屋特有の木目調の肌色と茶色の中間色みたいな落ちつきのある色合いに、いつもの背もたれのないまーるい椅子ではなく、普通の椅子とボックスシート。

あまり吉野家のオレンジ色のイメージはない。まぁファーストフードというよりレストランです。

席に座ってみるとなんかへんだ。このときは違和感は感じたもののなにがへんかは気づかず、あとでなにが変か気づきました。



テーブルの上にメニュー表の薄っぺらい紙が4枚。溢れるチープ感。マックのスタッフ募集の紙みたいです。

しかも、毎回とりかえていないことがわかる。紙はシワがよっていて、前の客がこぼしたご飯粒がついている。

いきなりがっかりさせられたものの、まぁ吉野家だし、コンセプトは別として私のなかではファーストフードですから。

早速注文。Lサイズ、いわゆる大盛を注文してみました。あと半熟卵も。

しばらくすると店員さんがお盆に乗せてもってきてくれました。

うほ、マックとおなじく、お盆の上に紙をしいて、その上に商品をおくタイプ。どこか新鮮。

そんで、はしとレンゲ、それから紅しょうががついてきました。

早速、いただきます。

うーん、気のせいか味は薄い。汁っけは日本よりないし、あまじょっぱい感じがしない。非常にさっぱりしています。これはこれでおいしいです。

そして気づく違和感の原因。机が高いんだ。そのせいで茶碗をもってたべるときに、かならず腕肘が机につっかかってたべづらい。

あきらかに箸でかっこむのを妨げているかのようなテーブルの高さ。ベトナム人なんか背が低いからもっと食べづらいのではないかと心配になる微妙な高さです。

それはともかく、やっぱりちょっとパンチがたりない気がします。

丸亀製麺みたいに調理場が見えるわけでもないし、日本のような醤油臭さもない、これは印象に残らない。そんな気がします。

また来たいと思わせる味ではないような気がします。私なら丸亀製麺のめんつゆの味の濃さや、ペッパーランチのしおっからさのが時々食べたい気がする。

まぁでも、ファーストフードですから。がっかり残念に思うほどの店ではないです。こんなもんだと思いました。

たまには仕事の話でも

2015-02-15 06:45:03 | ベトナム
(先月書いたブログをアップせずにいました。めんどくさいのでそのままアップ)

ベトナムへきて早いもので5カ月です。

つまり、いっぱしの日本語教師になって5カ月です。

いままでの人生、教わる側でしかなかった自分が教える側にまわってみるという大転換。

想像以上に大変…ということもないです。

そこそこ大変なぐらいです(笑。

でも勉強になります。

人を育てるのは難しく一筋縄ではいかないです。

だから人を亀甲縛りしても育ちません(亀甲縛りは一本の縄で行います)。

それは冗談としても、教育には二つの観点があります。

知識や学力を育てる教育と、情操教育。

どちらが勝ってもうまくはいかないし、どちらかが欠ければうまくいかないように思います。



ただ、知識なんか先生がいなくても自分で学ぶことができます。

できる人間はひとに教わらずとも学んでいくものです。

だから、できる人間にさせるのが教師というか教育者の仕事・役割なんだと思います。

そんでもって情操教育は答えがなさ過ぎて、理解させるのは難しい。

本当に正しい道徳や理念もなければ、真の理解などどこにもだれにもありえないですから。

ましてやこうして海外にいて日本語も通じない、日本人とも仕事もしたこともないひとたちに伝わるのか、自分でも懐疑的です。

一応、学習者が日本で働くことを前提に教えているので、処世術としてマナーや作法を教えればいいです。

ただ何事も実感ないまま教わっても、意味がないです。肝心なのはやはり必要性です。



そして、親の心、子知らずの状況はまとわりつきます。

「言ってもわかんねぇだろうなぁ」

なんて死ぬほど思います。



でも、そう簡単にあきらめなられない私がいます。

そこを諦められないでいられるから、教育者なんだろうなぁと思います。

「こいつになにいったって無駄」なんて一瞬思っても、次の瞬間にはその考えを打ち消して相手に挑みますから。

別に挑まなくてもいいんですよ、相手も子供じゃなくて大人ですから、因果応報。

がんばらなかった結果、何も手にすることができないのが分かっているわけですから。

でも、そこで諦めてしまったら自分が教師という仕事している意味がないです。

”より良いあなた”でいてほしい気持ちが私にはあるようです。



それから、ときどき私が思うのはスパイダーマンの主人公・ピーター=パーカーです。

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勉強以外は冴えないクイーンズ在住の高校生、ピーター・パーカーは、ある日社会見学中に被験体のクモに噛まれた事により、スーパーパワーを手に入れる。
彼は、赤と青のコスチュームを誂え、テレビ出演して金を稼いだ。一躍人気者となっていた彼は、ある日の番組収録後、一人の強盗が警備員から逃げるのを、「自分の仕事じゃない」と見逃した。しかししばらくして、彼の父親代わりだったベン・パーカーが、何者かによって殺害される。それを知ったピーターは殺人犯を追うが、それが自分が見逃してやった強盗だと気付く。後悔の念に苛まれたピーターは、ベンが残した「大いなる力には、大いなる責任が伴う (With great power comes great responsibility.)」という言葉[† 1]を胸に、人々の為に自分の超能力を使う事を決意するのだった。(ウィキペディアより)

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別に自分が大それた力を持っているなんて思いませんが、できることをしないで見逃すと痛い目にあうというということを思います。

授業が終わって、一日を振り返ってみると「注意すべきか」「言うべきか」とかいろいろと考えをめぐらせます。

「ま、いっか」で終わらすこともできます。

でもこれを思い出すんですよね。

すこしおせっかいに手を出してみようと、そうすれば世の中もっとましになるだろうと思って。



それから、言葉がいくら伝わらなくても、生きている世界・文化がどんなに違っても、伝わることが一つあります。

情熱です。

これはなぜだか伝わります。伝わると思います。

人間、他人の頑張りや必死さを理解し、同情なり発奮なりするものです。

どんなにつたない授業をしていたとしても、精一杯やろうと思います。

教えていることはルーチンワークそのものですが、学習者にとっては人生に一度きりなんですよね。




そんなことを思う、海外生活5カ月目なのです。

ベトナムのバレンタイン

2015-02-14 20:39:25 | ベトナム


今日は、バレンタイン。

ベトナムにきて、様々なイベント・行事を体験してきましたが、もちのろん、バレンタインもあります。

ただ、ところどころ日本のそれとは異なるので、今日はそれを簡単にご紹介。

ベースとなるチョコをプレゼントをするというのは変わりません。

違うのはまず1つ。

日本では女性から男性へプレゼントするのが一番ポピュラーですね。

ベトナムでは逆です。

男性から女性にプレゼントするのが一般的です。

そして、次に異なるのはガチです。

いや、ホモじゃないです。

真剣な想いで贈るものらしいです。

ですので、告白の機会としてのバレンタイン、恋人同士の愛を確かめ合うためのバレンタイン。

それが、ベトナムのバレンタインです。



…とまぁ昨日ベトナム人同僚(男性)に聞いた話がここまで。

それを聞いた私は「するってぇとなにかい、あんたもあげるのかい?」と訊いたら「そうですね」っていうじゃないかい。

そんなこといったら私も買わないわけいかないじゃない(何。完全に義理だけど。

でも考えてみれば、ガチであるイベントに日本独特の「義理」を持ち込むっていうんだから、彼らからすると異様らしい。

この話を住んでいる家の大家さんにしたらバカウケ。

「いやいや、そんなの買う必要ないよ、おまえさん」ってね。

でも、これをやるかやらないかで「職場内のヒエラルキーが決まるから、やぶさかではないのですよ」と私もある意味マジ。

同僚の日本人男性(50歳くらい)も「ATOPさん、それは意味があるんですかい?」というのを、「日本人の義理と人情を見せつけてやろうじゃありませんか」と説得をし、昨日のこのことスーパーへいって(ベトナムではスーパーが最強)チョコレートを物色。

今日が旧暦の仕事納めであるために、会社へ来ているひとがまばらであることが事前に分かっていたのでテキトーに詰め合わせを買ったわけですよ。

そんで本日、持って行った。するとどうだい。すごい反響があるじゃねぇかい。

しばらくして、ひとりの女性が私にこう言ったんです。

「はじめてバレンタインでチョコをもらいました。ありがとうございます」と。

もっといいのを買えば良かったと少し後悔。

ちなみに購入したのは12万ドンの詰め合わせのチョコ缶を2つ。日本円で600円×2=1200円。

ベトナムの平均月収が2万円ぐらいだと聞くから、平均月収22万の日本の感覚に戻すと13000円分買ったんだから問題はないはずだが…マレーシア産のチョコってどうなんでしょう(何。

こうして、ベトナム1年目のバレンタインを終えたのでした。

納期は守られないから早め早めに言っておけ(それでもだめだけど)

2015-01-11 08:46:05 | ベトナム


東南アジア人の象徴「順番や時間を守らない」。

これはベトナムでも別に珍しくなくて、当たり前に起きます。

よく言われることです(雑誌などで書かれている)が、ベトナム人は計画性はないです。

思いつきというか、思い出した時にどうにかするタイプの人間が多数派です。

困らないように何かするのではなく、困ってから何かするタイプです。

そんな人たちと仕事や生活をする日本人が考えることは一つ。

それを見越して困らないように「困ってから何かするタイプの人たち」に早めに伝えることです。

そして我々日本人は無意識に性善説に立ちますので「言ったからやってくれるだろう」という期待をします。

そして簡単に裏切られます(笑。

必ず、「この間、依頼した奴どうなった?」と確認する必要があります。

もちろん、それでも言い訳の連発(我々からすれば言い訳、向こうからすれば言い分)かまして、ごまかしてきます。

ごまかす気持ちもないのかなと思いますが、「そんなことで目くじらたてなさんな」と言いたげです。

これはこちらがある程度鈍感に、柔軟に対処していかないといけないことだと思います。

僕はそれでもだいぶマテル人間ですからいいですけど、日本人ビジネスマンにはつらいところかもしれません。

日本人からベトナム人を見れば怠け者。ベトナム人から日本人を見ればワーカーホリック。

この国では鈍感力が求められます。

そうそうに病気

2015-01-10 13:40:14 | ベトナム
先週は病を患いのたうちまわっておりました。

1月2日の朝、なんか熱っぽいなぁと思って熱を測ったら37度。

なんてことないかと思ってバファリン一発決めて外出して帰ってきた晩。

あー、くらくらするじゃないの(汗。

あらためて熱を測ってみると、38度!

おっとやっちまったなと、ここで風邪薬を飲む。

そして寝ましたが…熱くて起きる。ピークは39度。



『あー死ぬー』と思っていましたが、とかく打つ手はなし。

『明日医者いくかぁ』

『インフルエンザだったら、仕事できないから困ったなぁ』

『でもベトナムでインフルエンザって…これデング熱じゃね』

『デング熱だとアスピリン系の薬飲めないじゃん…』

とか考えながら、なんとか朝になり、診察券などを用意していて、大事なものがないことに気付く。

海外保険のカード…会社に置きっぱなしジャン(涙。

一応保険会社に電話して、カードがない場合の保険の使用方法などを問い合わせたり、

期待の薄い中、会社が開いているか会社へ行ってみたり…

そんなこといていたら気が萎えたのか体温が36度に急降下。

やった、病院なんか行ってたまるか!と甘く見たのが運のつき。

土曜日・日曜日・月曜日と熱は37度台をキープ。

結局月曜日、会社を休んで病院へ行きました(汗。



原因はただの風邪でした…。

点滴とか初めて打ったし、インフルエンザ検査のための綿棒を鼻に初めて突っ込まれました。

いろいろ体験で来て、貴重な経験となりました。

海外で病気になると面倒ですねぇ…これが保険に入ってなかったら病院行ってないもんなぁ。

保険のおかげで全て無料でございます。

コンビニとスーパーについて

2014-12-27 15:08:34 | ベトナム
本日のテーマはベトナムのコンビニとスーパーについて(主に食べもの)です。

ベトナムも経済発展著しく、昨今スーパーやコンビニの出店が目立ちます。

日本企業も例外ではなく、サークルKやファミリーマート、そしてAEONの存在は大きいです。

そして日本企業が本格的にベトナムへ進出してきているのをひしひしと感じます。

ハノイには牛角がありますし、おそらく今後も日本企業の進出は続くと思います。



さて、そのベトナムのスーパーとコンビニについて。

どちらも基本的にベトナムの中間層以上が利用します。

はっきりいって高いです。

その利便性を享受するにはある程度お金が必要になります。

 

それから日本では”できたてのもの”を食べるのがわりと難しくて、コンビニのおかげで既製品のおにぎりやパンはいつでもどこでも食べることができます。

そして、それがまたおいしいわけです。

ベトナムはそんなことはまずありません。

できたてのもの(炊き立てのご飯等)を提供してくれる食堂は多いですが、既製品はほとんどありません。

そもそもまだベトナムでは既製品の食べ物の方が圧倒的に高い現実があります。

そこら辺の食堂でご飯を食べた方が安いし、おいしいと普通のベトナム人は思っているはずです。

私ですらそう思いますから(汗。

 

それから既製品は、絶望的な食感と異様な味がします(何。

私も試しにと思い、おにぎりやパンを買ってみましたが、また買いたいと思うものはありません。

これはおいしくないと思って食べているからなのかもしれませんが、どうもおしくない…。



そしてスーパーにある果物も危険な食べ物と巷で噂になっております(何。

私はスーパーで果物を買わない(移動して売り歩いている人が多く、そのひとたちから買う)のであれですが、

滞在の長い日本人の方に話を聞くと「○○スーパーの野菜と果物は古いものが多くて、ちょっと」という意見がわりとあります。

そう、ここでは新鮮な野菜や果物、肉を手にするにはある程度の努力や経験が必要とされます。

買う側の目利きする力が試されています(汗。

スーパーを信頼してはいけないし、農家のひとを信頼してはいけない。

痛んでいるものも多分にあり、信じられるのは自分の目と舌しかありません。

何にしても不揃いな果物や野菜を見て、ポケモンのサトシよろしく『君に決めた』と思って買わなければなりません。

ちなみにスーパーではだいたいベトナムは量り売りです。

平成を生きてきた私にはそれもおっくうなところです。



※余談ですが先輩が言うには買うときに注意し、食べるときにも注意する必要があります。

五感を駆使し、第六感が『これを食べたらマズイ気がする』というアラームが少しでもちらついたら捨てろと。

基本、日本人の【出されたものは全部食え】みたいなことすると痛い目にあいます。

そんなことを聞いてばっかいると、生ものに手を出せなくなっちゃうんですけどね(笑。