教育の現場とは不思議なところ…そんな気がします。
絶対的な答えを用意しない、リベラルであることを尊重するので、教育者同士は極度に相互不干渉であるように思います。
つまり、他人のやっていることには良い悪いを言いません。
人間だから少なからず良い悪いを感じているはずですが、けっして言いません。
たいてい口にするのは「それもいいですね」。
こんな人間の醜悪さを蓋をしたようないびつな集まりは初めてかもしれません。
目指すべき目標や善悪の判断基準が明確でなく、ノウハウが共有されず、各自、理念の自由解釈で動く集団。
答えは用意されておりませんから、ご自由に節度を守ってご対応ください…みたいな感じで一体感はない。
にもかかわらず教育現場では常に静かな闘争が起きているように思います。
口には出さない分だけ、どう他人に理解してもらうかを常々表現の仕方が嫌味たらしい部分があります。
教師同士の教育理念が静かにぶつかり合っている…そんな気がします。
その理念がまたひとによってはとても政治的な思想に結びつけているひともいれば、私のようにまったくの無頓着である人間もいます。
いままで苦労知らずで生きてきた私にとって教育とは、娯楽の一つであり、人生を豊かにする手段の一つでしかないと思っていますが、
反対に苦労してきた教育者であればあるほど教育は生きる手段であり、教育の先にあるべき姿を厳格に求めるように思います。
この考え方の差は埋まることはないように思います…。
初めて飛び込んだ教育という世界は不思議な世界であります。
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