左から 立野 / 瀬戸 / 山口
岩田です!
先週に引き続き今週もデッサン作品のご紹介です。3名それぞれ熱の入ったデッサンです。
真ん中は日曜日にいらっしゃっている瀬戸さんのデッサン、金属をメインに描かれています。金属と言ってもステンレスやアルミとその素材も様々です。背後に描かれたアイスペール、磨かれたステンレスなので周りのモチーフがくっきり映り込みますね。又、円筒形であるため映り込んだ像もその形状に応じてゆがみます。
瀬戸さんも手前のレンガや取っ手の映り込みを描かれていますが影も含めて自然に描かれているので円筒の形状がしっかり感じられます。エスプレッソメーカーを始めとし、工業製品の形が良く取れていますね。基本を重視した堅実なデッサンです。
左手は土曜午前クラスの立野さん、カモのはく製を描かれましたがこのモチーフとにかく羽根の模様が細かく、どう描いていこうか迷ってしまいますね。しかし立野さんの描いたカモを見ると部位によって様々な表情を見せる羽根を見事に描き切っているのです。これは本当に見事。そして細かいところに囚われ過ぎず、カモ自体の形体感もしっかり表現されています。「木を見て森を見ず」をならぬよう配慮されているところも流石です。
右手は土曜午前クラスの山口さん。田中先生が高校生の時描いたデッサンの模写です。両手を交差しているポーズを捉えており、手前の手首の関節が特に強調し描かれています。山口さんの模写も明度の高い色から低い色までの幅をしっかり使って描いており、手首周辺のコントラストがハッキリしていてとてもドラマチックに描かれています。又、複雑にからんでいる指も関節の位置を確認しながらしっかり描きましたね。次はご自身の手を実際に見てデッサンをします。
また来週!