モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

勉強会と花見宴会

2017-04-22 23:50:16 | 大人 デッサン

ご機嫌如何ですか、岩田です。

本日は通常授業の後、勉強会を致しました。内容はバランスの良い絵を描く上での構図の作り方、巨匠から現代の受験生までの作品を比較しながら絵の構造を分析しました。
私も如何に分かり易く内容をお伝えできるかを考えながらお話を展開しましたが皆さんとても熱心にお聞き下さり、充実した勉強会になりました。(私も結構真剣:写真左)
普段何気なく見ている絵でも、描いている作家の人となり、その絵で作家が何を伝えようとしているのか、そして今回の講義のようにその絵がどのような構造で成り立っているのかということを知ると、たかだか平面である絵画作品が立体的なものとして捉えられてくるのです。
今回勉強した絵画の構造は一つの例ですが一つを知り様々な作品を見ることで、多様な構造を発見することが出来ると思います。
是非今後の創作活動に活かして頂けたら嬉しいです。 

そのあとに行われた宴会@磯丸水産。普段お会いできない他曜日の生徒さんとも大いに話しました。勉強会で2時間話しっぱなしだったこともあり、日本酒を呑んですぐにグッタリ。(写真左)皆さんとの会話の中で、次の勉強会のネタをどうしようかと考える私でありました。

次の土曜日の通常授業は5月13日、お間違えなく。皆様ゴールデンウィーク楽しんでくださいませ。

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昭和の車をデッサンする

2017-04-15 16:43:52 | 大人 デッサン

白仁田 鉛筆デッサン

今日はすっかり春です。土曜日の男岩田です。

今回は白仁田さんのデッサンをご紹介いたします。こちらのデッサン、ロータスヨーロッパとホンダインテグラですが白仁田さんも私も所謂スーパーカー世代。小学生のころは一生懸命カウンタックやポルシェといった写真を集めたものです。
又、右側の初代インテグラは1980年代には沢山走っていましたねー。リトラクタブルヘッドライトも多かったなーこの頃は。って話が「昭和」してます。
余談ですがロータスヨーロッパなんて検索してみると中古車で300万円以上するのですね。

左側のロータス、元ネタは小さい写真ながら良く観察されています。車のフロントノーズと言われる部分、真っ赤な塗装面が光を反射して艶を帯びている質感を気持ち良いくらい自然に描いています。バンパーも美しく輝いて見えますね。
今回の白仁田さんのように、こうした普段まじまじと見ることの無い車の写真などをモチーフに選んで頂くと、あらためて旧車のデザインって美しいな思ってしまうのです。
ご本人と「ここはこうなっているんですねー」などと話しながら少し手を入れさせて貰っているとこちらまでついつい描くのが面白くなってきてしまうのでした。
こちらのデッサン、最終的に細かい所までかなり突っ込んで描いているので近くで見ても相当見ごたえのあるデッサンとなりました。格好良いです。
ちなみに、インテグラの方はお家でコツコツ描かれたものですがご自身曰く、ちょっと車高が高くなってしまったようです。とはいえ車への愛を感じるデッサン。こちらも車体の側面、反射のところなど良い感じです。

このシリーズ、数を重ねるととても面白いかもしれません。水彩でも是非描いて頂きたいですね。

今回は余談が多くてすみません・・。

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男のデッサン

2017-04-08 18:18:35 | 大人 デッサン

殿山 鉛筆デッサン 

岩田です。暖かい日が続いていて嬉しいです。
今回は先週に続いて靴のデッサン。土曜午前クラスの殿山さんの作品です。モチーフは私物のレッドウイングのアイリッシュセッター。かなり履き込んでいて味わい深いモチーフ、色は赤茶色なのですが経年変化でそれがところどころ飴色のような色に変化しています。

画面は縦位置、構図は手前の靴のつま先を前面に置きシワなどを徹底的に描き質感を出す。それに対して奥の靴はやや弱めに描き空間を演出するという意図があります。
実際に出来上がったデッサンを見てみてもその意図の通り、とても明快なデッサンとなりました。

先ず、つま先のシワ、反射光など強いコントラストでインパクトがある描き込みです。金属のハトメが革に食い込んでいるところ、ベロに刻まれた紐の跡、紐自体も徹底した描写が見ごたえありです。そして部分だけではなく、その佇まいも実に自然で良いのです。入会されてまだデッサン数枚目とは思えない実に見事な作品となりました。 力強く、男の描いたデッサンといった印象が魅力的です。

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エンジニアブーツを描く

2017-04-01 19:51:32 | 大人 デッサン

立野 鉛筆
 土曜日です。岩田俊彦です。
今回は立野さんのデッサン。ミオスに代々伝わるモチーフ、エンジニアブーツです。それにしても良いデッサンだなー。ブーツの武骨な感じが良く出ています。 つま先の丸みを帯びた形に心惹かれます。履き古された革のしわ、艶など良く観察されていますね。平面の台の上にそっと置いてあるようなその佇まいも素敵です。
 
このブーツやコップといった円柱形のようなモチーフの場合、内側の空間というのは中々描きづらいものです。やもすると手前と奥の面がくっついてしまい平面的な印象になりがちですが淵にしっかりとハイライトを入れたり、内側を擦って色を沈ませるなど様々な工夫がなされています。
全体的にも擦って色を作ってるのですが擦りっぱなしてボヤボヤしているわけで無く、その上から新たに調子を載せたり描写が入ることで、このなめし革の質感がリアルに表現されているのですね。そして最後にソールに施されたステッチを描いたことによりぐっと絵が締まりました。
 
ミオスに通われて4、5枚目のデッサンですが短期間でバリバリとデッサン力を付けている立野さん。次はどんなモチーフを描きましょうか。楽しみです。
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美術系 資格認定試験

2017-03-24 00:08:04 | 大人 デッサン


小原です。こちらの作品は 愛知県立窯業高等技術専門学校 へ合格された社会人の方のデッサンです。
なんとこちらの学校、たった30分で1枚デッサンを仕上げなくてはならないばかりか、課題が文章で『任意の形・素材の花瓶に入った花を描け』『あついものを表現せよ(熱い・暑い・厚いは自由認識)』『水中にいる生き物を描け』など、難易度高い受験問題が出題されるのが特徴です。
(なんとなく、小学校受験で園児に『港を描きましょう』 などの難題が出題されたりするのを思い出してしまいました。)

チケット制で、限られた時間の中お仕事の合間に受講され、基本形をマスターする為に宿題も出させて頂きましたが、お忙しい中よく頑張って来られたと思います。
今まで絵を描いたことがなかった方が、モチーフも見ずに30分でここまで描けるようになるのは、やはり受験という明確な目標が目の前にあったからでしょう。形をとるデッサン力も、立体感も質感も、影の付け方も、よく10日間程アトリエに通われただけでここまで完成度が上がったものだと感心すると共に、ビフォーアフターで最初のデッサンの写真を撮っておけば良かったと後悔しております。w

そこで少々宣伝も…
小学校教員資格認定試験の二次試験に図工の実技試験がありますが、こちらの試験を受けられる方もよくチケット制でいらっしゃいます。
この試験制度は、一般社会人を学校教育へ呼び込むため、大学などの教職課程を履修しなくても教員になれる制度ですが、受験者の実力等が大学又は短期大学などの小学校教員養成のコースを卒業して小学校教諭の二種免許状を取得した者と同等の水準に達しているかどうかを判定されます。
短期間で効率的にデッサン力をアップさせたい方は、ぜひ合格実績の多いアトリエ・ミオスの無料体験を受講してみて下さい。

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台上への意識

2017-02-11 21:52:24 | 大人 デッサン

左 殿山 / 右 立野 ー 鉛筆デッサン

岩田です。まだまだ寒いですが皆さん元気にやってますか!?

本日は土曜日にいらっしゃっている男性お二人のデッサンをご紹介致します。お二人ともミオスに通ってデッサンを数枚しか描いていらっしゃらないのですが如何ですかこの描きっぷり。実に堂々としたデッサンを描いています。何といってもパっと見た時に明るい色から暗い色までの調子がとても綺麗。黒い瓶はかなりこってり色が載っています。そうすることで瓶の中に多彩な色のバリエーションを作り出すことに成功しているのです。

更に特筆すべきは、モチーフそれ自体の描きっぷりも去ることながら台上への意識です。モチーフが台に接している接地面と台上に落ちる影、静物を描く上でそこを如何に見て描くかがポイントだと言えます。ついつい静物を描くとモチーフの方ばかりに気を取られてしまうものですが台に落ちる「影」もモチーフの一つと考えて頂きたいのです。

お二人のデッサンを見てみるとまさに台上の影もモチーフの一つとして描いているのが分かります。ガラスや果物、それぞれのモチーフによって投影される影も様々です。そうした微妙な違いを意識することでそのデッサンから受けるリアリティーにも差がでてくるのですね。

並べられたモチーフには否が応でも手が入っていくものです。蔑ろにしてしまいがちな「影」すらも愛を持って観察してみてくださいね。

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靴って面白い。

2016-11-26 20:03:42 | 大人 デッサン

大西  鉛筆デッサン

岩田です。本日は土曜午後クラスに在籍されている大西さんの作品です。大西さん一貫してデッサンを描いてらっしゃいますが、特に最近は靴を描くのにはまっていらっしゃいます。そこで今回は靴のデッサン3枚を並べてみました。

私も靴ってとても魅力のあるモチーフだと思います。使い込むほどに革にしわがよったり、擦れて色が褪せたり。デッサン好きの人にとってはそういった表情を描くのはこの上ない喜びでありましょう。

向かって右手、エンジニアブーツ。鉛筆の黒が画面にしっかり載っていることで、この黒革のヌラリとした表情を見事に表現しています。又つま先の金属カップが入っているツルっとした部分、その他のしわを帯びた部分の描き分けがとても良いですね。

左手は大西さんご持参のシューズ。履きこんでちょっと汚れたような表情も魅力的です。特に紐と紐通しのところ、とても拘って描きました。よく見ると一本の紐が編みこまれたところまでも実に克明に描いているんですね。

そういえば靴って靴底もとても描きがいがあるんです。履きこんでいると尚更、その下の層のゴムなんかが見えていたりする。片っぽは裏返しにして靴底と対比させて描いても面白いかもしれません。

大西さんのデッサンを見て、靴ってつくづく勉強になるモチーフだと気づかされたのでした!!

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丁寧に描かれた作品達

2016-09-24 18:32:41 | 大人 デッサン

當山  左上 ・ 鉛筆デッサン / 右 ・ ペン画 / 左下と中央 ・ 色鉛筆

岩田です。今回は土曜午後クラス、當山さんの作品をご紹介させて頂きます。本日は新作のデッサンに加え、ご自身で描いていらっしゃる作品もご紹介をさせて頂こうと思います。
では最初はデッサンから。前回は、ワイン瓶、洋ナシのデッサンをアップしました。今回は、銅製のヤカン、石といったモチーフ。いきなりハードルが上がった感じですが実にしっかり描かれています!ヤカンの形、質感など本当に良く観察しています。
デッサンを描く上で、比較的台上のモチーフについつい気を取られがちになります。でもこちらのデッサン、布も含め台が丁寧に描かれているんですね。その為に台自体の空間もしっかり捉えられています。更に主役のヤカンは見ごたえ十分です。
お仕事の合間をぬって描いているという作品もまず目を引くのは丁寧な仕事。画材も様々に使い分けながら創造した世界を展開させています。妖怪の作品はペンで描かれたもの。キャラクターのデザインやレイアウト、細かい所まで工夫され実に面白い作品。ク―ピーや色鉛筆を使った作品も良く見ると何か隠れたストーリーがありそうです。
10月4日から行われる展覧会で當山さんの作品がご覧になれます。是非お楽しみに!

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しっかり描いてるなあ。

2016-06-25 23:22:11 | 大人 デッサン

當山 鉛筆デッサン


岩田です。梅雨ですがもう夏が近い感じもしてきますねー。

今回ご紹介しますのは土曜午後クラスにいらっしゃっています當山さんの作品。
こちらのデッサン皆さんもご存じの通りホーローポットの次に描く2枚目のデッサンですね。今回は、特にものの形をしっかりとることに意識を集中し進めていきました。

當山さん、デッサンが好きでご自身でもある程度のデッサン力を身に付けていることは分かっていつつもどうしても描き急いでしまったり、筆圧が強く、どんなモチーフも黒くなってしまうなどの悩みを持っていらっしゃったようです。
確かにレンガと卵のデッサン、ホーローポットのデッサンでは抱えていた問題が画面に顔を出し、形の精度にも甘い部分が露呈していました。

ところが今回の作品ではそうした問題点をご自身が非常に客観的に捉え、克服していこうとする姿勢が如実に表れているのです。
形もさることながらモチーフそれぞれの質感までも実に良く捉えています。洋ナシ、ワイングラスもしっかり描写しているんですが特にどっしりとした重量感を感じさせるワイン瓶は思わず目を凝らして見たくなってしまう程です。

いやーこれからの當山さん本当に楽しみ。よりハードルの高いモチーフを描いてもらおうかな・・。




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描き切りました!

2016-06-18 15:49:41 | 大人 デッサン

大西  鉛筆デッサン

岩田です。本日は大西さんのデッサンをご紹介致します!

今回はモチーフ棚からウサギのぬいぐるみ、ビリヤード球、青い蓋つきの瓶をチョイス。数は少なくとも形、色、質感などバリエーションに富んだモチーフです。
このぬいぐるみ、耳の内側や足の裏に色鮮やかな布が貼ってあり、そこを白黒で描き分けるだけでも結構頭を使います。工業製品とはいえ形も不定形で中々攻略するのも大変なモチーフです。

特に今回大西さんに描いて欲しかったのは瓶のラベルとビリヤード球のロゴ。描く上でとても気を使うところの一つです。皆さんご存じの通りアトリエには様々な瓶がありますがその中でも特に今回の瓶はロゴが複雑な方かもしれませんね。

ご本人も流石に今回の瓶にはちょっと苦労していたようです。がしかしそこは大西さん。とにかく粘り強いんです。瓶の丸みに合わせて文字を描く為に、先ずはラベルに楕円を描いていくなどのプロセスをしっかり踏んで、最後にはバッチリ描き切りました。瓶自体の楕円も何度も修正しましたもんね!

モチーフ全体をとても良く観察し、細かいところにも配慮がなされた素晴らしいデッサンです。大西さん日に日に力を付けていますね。又色々なモチーフにチャレンジしていきましょう。
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基本を押さえてる!

2015-09-26 00:37:43 | 大人 デッサン

左 中鉢 / 中央・右 江田   鉛筆デッサン

岩田です!やって来ました。今週は土曜クラスの中鉢さん、江田さんのデッサンをご紹介致します。
お二人ともアトリエにはほぼ同時に入られて、皆さんと同じくデッサンからということでスタートしたんですが何かもう描けるじゃん!て感じで。基本的なデッサンで押さえるべきところをしっかり押さえているんですね。
私と比べてみてもしょうがないですが思い出してみれば自分なんて瓶などの形がまともに取れるようになったのはデッサンを始めてから何十枚も描いてからだったよなあと・・・。

こうなると私としても性格上もっとハイレベルなモチーフを描いたのを見てみたいと思ってしまい、まだデッサン数枚ですが江田さんは大きい牛骨を描いていらっしゃいます。最初は画用紙も木炭紙大になったこともあって部分的になってはいましたが時間を追うごとに全体感が整ってきたのには流石というしかありません。

ここまで描くことが出来ればお二人には人物モチーフといった、更に複雑なモチーフにもチャレンジして頂きたいものです。又、油彩、水彩といった色を使った表現などその幅を広げていって欲しいですね。これからの展開が楽しみなお二人です!
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闇を描く

2015-09-07 19:24:54 | 大人 デッサン

上橋 『静物~深き海の見る、在りし日々のささいな夢たち~』 デッサン


どうも幸介です!本日ご紹介するのは大人クラスより上橋さんの作品。ここのところ油彩を続けて制作されていまして、油絵も手に馴染んで制作スピードもどんどん上がってきております上橋さん。油彩に慣れた今だからこそ、あえて一度デッサンに戻ろう、ということで今回の作品は制作を始められました。

こちらのデッサン、モチーフを描くというよりも「闇」の空間を描く、といった方がよろしいでしょうか。モチーフには厳かに光が当たり、暗さはしっかりと乗せる。フェルメールのような視点で描かれた作品ですね。鉛筆の鉛の黒だとヌメッとした暗さになってしまう可能性もありますので、こちらの作品は要所要所に木炭の黒を使っています。しっかりと黒く「闇」になっている部分と、鉛筆でカリカリと硬質的に描く部分のメリハリがありますので、単純な黒い画面にならず、黒にもバリエーションがある「暗い空間の絵」として成り立っているのだなぁと感じました!

とくに貝の周りの暗さ、貝自体の厚みや硬さ、見えるか見えないかの反射光、ここらへんがすごく澄んだ空間に見えて気持ちが良いですね!暗い中にある白いものを描くとき、黒く塗り過ぎて汚れて見えてしまったりしがちですが、上橋さんのモチーフはしっかりとバランスを保っています。

油彩や今までの水彩では、日中であったり明るいモチーフを選択されることが多いのですが、今までも水彩であったり稀に暗い絵を制作されています。けっこうこの「暗さを描く」ってのは、実は上橋さんにすごく合っているような気がしますので、油彩でも水彩でも、次回作は是非「暗さ」を取り入れた絵を描いていただきたいなぁと思います!!

田中幸介
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描かずに魅せる

2014-12-01 20:56:39 | 大人 デッサン

斉藤 グレーデッサン

どうも幸介です!本日ご紹介するのは、大人クラスより斉藤さんの作品。グレーデッサンであります。以前も何度かグレーデッサンを制作されている斉藤さんですが、今回の作品は今までで最もグレーデッサンの真髄に迫る作品になったのではないでしょうか!!

画用紙の色をできるだけ利用して、“描かずに”描くか、がグレーデッサンです。こちらの斉藤さんは金管楽器のホルンを描いたものですが、その金属のボディに映りこむ光だけを捉えて、輪郭を全部描ききることなく完成させています。しっかりと輪郭を描かなくても、ハイライトと中間色を巧みに利用していますので、モチーフの立体感や存在感も表現できているんですね。

普段のデッサンを描く工程とは逆に、明るい部分を描いていくというデッサン。あんまり描きこみすぎると「光り」というよりも「白さ」に見えてきてしまってカッコ悪いので、白を使う部分は必要最低限でなければなりません。その見極めが試されるグレーデッサン。今までのデッサン力が試される課題ですが、斉藤さんは見事に描かずに描ききることに成功しています。描くたびにグレーデッサンの画力が上がってるのが一目瞭然ですので、年に1回ペースでも良いのでぜひ続けていっていただきたいなと思います!!

田中幸介
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パンクスを描く

2014-09-13 01:52:00 | 大人 デッサン
Kurobatabako黒羽 鉛筆デッサン

お久ぶりです。岩田です。本日はチケット制でいらっしゃっている黒羽さんの作品をご紹介致します。

黒羽さんはミオスに通われて2年位になりますがその間ずっとデッサンに拘って作品を作り続けています。
基本的にご自身の目標としてデッサンがめちゃ上手くなりたいということがあるのでそういったスタンスで続けていらっしゃるんです。因みに黒羽さんは20代の見た目とてもカッコいいお兄さん風なんですが喋ると知識の引き出しが凄く多くてとても面白い方なんです。

話が作品から逸れてしまいましたがこの度描いたのは、ライダースジャケットを着た痩せたパンクスの青年が煙草を吹かしながら夜な夜な町を歩いているといった写真を元にしたデッサンなんですが何かとても雰囲気が良いんですよね。

鉛筆の芯をやすりでこすり粉にしたものを水で溶いて乳鉢で擦り、筆を使って表現した背景のモヤモヤした感じがそういった良い雰囲気を出すのに一役買っているんですがこの味のある人物の描写がとても格好良いんです。

実際の写真では見えている顔半分を黒のベタ面で潰してみるなどの光を強調した表現がこの人物の内面までも描き出しているかのようです。

今まで描かれたデッサンと比べて今回はがっつり黒をのっける仕事が多かったので黒くしたつもりでも意外と色って乗ってないことにも気付いて頂けた気がします。

当初と比べると表現力が格段に付いてきているなと感じさる今回のデッサンだったので、ものの構造や成り立ちといった見えない部分にも更に貪欲に興味を持ってデッサンを描き続けていって欲しいと感じております。

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愛情と魅力たっぷり!

2014-09-03 22:52:00 | 大人 デッサン
Sugawaratori_2菅原 鉛筆デッサン

依里花です!今回のブログは木曜大人クラスの作品について書かせていただきます。

4年前の展覧会に出品を最後に、一度退会されていた菅原さん。(その際出品されていた作品はこちら
今年の3月にカムバックされてからは、ずっと鉛筆デッサンを描かれています。
4月からミオスのスタッフになった私は、息子さんと同じ年だそうで....
嬉しさからか話が弾み絵のモチーフにされているインコのお話でよく盛り上がってしまいます。

今回のデッサンは菅原さんの飼っていらっしゃるインコの写真模写でした!
デッサンは籠の金属の質感とインコの柔らかな毛の質感との差が綺麗に描写されていて、とても見やすいですね。明るい毛色の部分も、繊細に描写されているので色が飛んでおらず密度がありますし、羽や尾の少し硬い羽の描写が美しく、主役であるインコが見ていて飽きません!


制作の最中にお話ししていて「この子はこの場所がお気に入りで・・・」「この子のここが可愛いんです」などなど愛鳥のエピソードや魅力をいっぱい挙げてくださるので、「ここがチャームポイントなので力を入れたいですね」と話しながら制作していった結果、沢山の魅力が詰まった作品になりました!かわいい!!

デッサンを学びたい、と春は静物を主に描かれていた菅原さんですが、その情熱と愛鳥への愛が合わさった作品のパワーは凄い。展覧会に向けて現在制作している作品は4年前の雰囲気と温かさをそのままに、よりチャーミングで美しい作品になること間違いなしです。展覧会までの制作も、魅力を追究しながら進めていきたいです!
安本依里花


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