モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

描き切ったー!

2017-12-16 00:26:50 | 大人 デッサン

室谷 鉛筆デッサン

岩田です。本日は土曜クラス、今年最後の授業でした。(今年は土曜クラスのみ、クリスマスや忘年会とは無縁でした。他の曜日・クラスは全てイベントありとのこと。)

今回は土曜午後クラスの室谷さんの作品。モチーフはアルミ制のエスプレッソポットや紙風船、質感の違いをテーマとし構成しました。
室谷さんじっくりと時間をかけて完成までに至るタイプでこちらのデッサンも夏辺りから始め12月に完成しました!
今までに紙で作られたシワのあるモチーフを描いたことが無いとのことでしたがしっかり最後まで描き切りましたね。

紙風船は少し透けているような薄い紙で作られているのでシワも繊細、更に赤や黄や緑の色を白黒に変換するとどの位の明度になるかということも実に難しいところです。
しかも球体として描かなければならずどこから手を付けて良いのか・・・といった感じのモチーフですがこれが描ければ相当力が付きますよ。ほんとに。
室谷さんはどちらかというとデッサンにおいて、コントラストの幅が狭いほうですがこの紙風船は微妙な色の違いまで良く表現されています。
シワの追い方も実に丁寧。球体としても自然に見えます。そしてレンガの上のポットは紙風船とは対極にあるような質感のモチーフですがアルミの鈍い反射、硬質感も良く描かきました。
年末までに完成しましたね!

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マスコットがいるデッサン

2017-12-08 21:11:21 | 大人 デッサン

瀬戸 鉛筆デッサン

大竹です。今回ご紹介させて頂くのは瀬戸さんのデッサンです。ガラスと金属の描き分けと物の映り込みが課題となるようなモチーフ選択の為か、受験生のデッサンのような雰囲気がありますね。

紙がボロボロになり描けなくなってしまうほど何度も何度も描いては消してを繰り返し、粘り強く描写を追っていかれていたので、全体を見た時に迫力があります。ジョッキの後ろに隠れているのは、瀬戸さんが持参されたチョッパーの壊れた目覚まし時計。ジョッキ越しに見える姿の輪郭は、少しはみ出ている角や足先とはズレがあるので少々難しくなっておりますが、しっかりと描ききっていますね。帽子上部はガラス一枚越しですが、その下は二枚越しなのでそれぞれが異なる歪み方をしています。その描きわけもバッチリですね!ジョッキの方も白黒のメリハリを効かせつつ、フチや表面の溝、床に落ちているガラスからの光なども細かく追われているので、ガラスの重みや硬さ、冷たさが感じられます。
映り込みや全体の色味に苦戦された丸い金属のピッチャーも、隅々まで要素を見逃さないという意思が感じられます。蛍光灯の光の白が黒っぽい金属の色合いの中でメリハリが効いていて気持ちが良いですね。回り込みの描写も丁寧にされていて、平面のデッサンからでも実際に丸いピッチャーを手に取った時のイメージを浮かべることができます。よーく見てみると、ちゃんとチョッパーくんも映っています!しっかり描かれています!時間をかけてガッツリ描かれた真面目な部分もありつつ、このようなちょっとした可愛らしさも見え隠れしている魅力的なデッサンですね。

瀬戸さんが持参されたチョッパーくん、壊れているにも関わらずモチーフとして持参されたからには相当チョッパーがお好きなのかな?と思いましたが、意外にもキャラの名前もご存知なかったそうで壊れているのに可愛くて捨てがたく、なんとなく持っていらしたと言うご家族のものだそうです。是非チョッパーくんと一緒に、今回のデッサンも大切に取っておいて下さいね!また何枚か描いた後に見返すと面白いですよ!

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真摯なデッサン

2017-11-27 20:46:44 | 大人 デッサン

静物デッサン  杉浦 / 木村y

どうも幸介です!本日は大人クラスより、杉浦さんと木村さんの作品をご紹介いたします。いずれも若い女性の生徒さんの作品ですが、どちらもすごく誠実な印象ですね!しっかり細部まで描き込まれている事と、堂々とした構図の気持ちい作品です。

杉浦さんの作品ですが、金属・縄・果物という、異る質感の(しかも描きどころの多い)モチーフに挑戦したデッサン。モチーフそれぞれに丁寧に質感を追っていて、その視線の真摯さを感じます。縄や葡萄などの、あるパターンの集合である物体も、例えば葡萄だったら同じ円の繰り返しにならずに、それぞれの粒の場所に合わせて描き込まれています。縄も同じです。こういうものを作業的に塗るのではなく、しっかり追えていることは素晴らしいなと感じました。

木村さんのデッサンは、これまた難しいモチーフですね!描き込むと重たく固くなってしまいますし、かといって描き込まないと実在感が出ない。人工物と自然物のどちらでもないような存在感を、バランス良く仕上げているなという印象です。ある程度しっかりとしたぬいぐるみでしたから、パーツの接合部や台との接地面は少し強めに描き込み、生地の部分は画用紙の白を活かしながら柔らかく描き込んでいますね。中間色のコントロールが上手いなと思いましたので、是非グレイデッサンなどにも挑戦していただきたいです!

お二人共モチーフを追う目をここまでお持ちなら、是非色彩を使った静物画(油彩・水彩)などにも幅を広げていっていただきたいなと思いました!

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大人の石膏デッサン

2017-11-18 00:35:41 | 大人 デッサン

左から  當山 木炭 / 佐藤 鉛筆 / 立野 木炭 / 松本 鉛筆

岩田です。
今回は石膏デッサン特集。美術の勉強で描く石膏は元はと言えばギリシャやイタリア、ヨーロッパで制作された彫像です。時代も様々でアトリエにあるマルス像やヘルメス像は4紀元前に作られた彫像(※マルス像はその頃に作られたもののコピー)。画像にも出ているメディチ像はルネッサンス期、ミケランジェロの作です。
時代によって像の特徴も違い、全身像をデッサンを描く為に胸像や首像にしたものもあります。

今回の石膏デッサン、皆さん本当に頑張っています。中央の2点メディチ像は首が長く、少し前に顔を突き出し左手に強くひねっています。首像ですが動きが複雑なのです。それ故明暗がとても美しいのです。
佐藤さんのデッサンは鉛筆。やや粗削りではありますが向かって右から見た像のダイナミックな動きを良く捉えています。更にプロポーションを徹底的に観察すると良いでしょう。
立野さんは木炭デッサンにチャレンジ。ディティールを描くのには難しい描画材でありながら、髪の毛の表情もしつこく追っていますね。首に対して顔が手前にグッと出せたら最高です。

右手は松本さんの大顔面を描いたもの。元の像は凄い髭もじゃの像ですが面取りしてしまうとその印象はだいぶ薄れます。面取り石膏って描いていくうちにそれぞれの面の大きさや形のつじつまが合わなくなったりして形取りが意外と大変なんですよね。
こちらのデッサン、かなり印象が自然で良いです。影側の反射光がとても綺麗です。顔の印象更に似ると良いですね。

當山さんも木炭デッサンですが良い色出していますね。まだ数は少ないのですが描画材の扱いが上手い。見上げのマルスの雰囲気をしっかり出しています。石膏の凹部分に黒が溜まり過ぎないよう注意しましょう。

石膏デッサン面白いですよ。皆さんも是非。

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大人クラス

2017-11-13 15:15:13 | 大人 デッサン

芸術の秋到来ですので、本日は大人クラスの宣伝をさせて頂きます。
私共の絵画教室は趣味で制作されていらっしゃる方が多いのですが、お仕事に活かしたりスキルアップを目指したい、と目標が明確な方も在籍しております。ほとんどの方がゲーム関係やwebデザインのお仕事ですが、造園・住宅設計の方もおいでになります。(お客様のイメージを伺いながら「このような感じですか?」とサラッと描いてお見せできるのが目標だそうです。)

スタートではまずデッサン力を鍛えて頂きたいと思っており、皆様にお薦めしておりますが、焦って小手先のテクニックを身に付けてもすぐに使い物にならなくなります。見たもの・頭に思い浮かべたものを正確に平面に描き起こせなければ、立派なコンセプトも説得力を持たないと思います。正確に描き写す技術を、じっくり養っていきましょう。お仕事で必要なら、複雑なモチーフ(建築物など)を見た時に、単純な基本の形へ分解・分析する力も身に付けたいものです。

大人クラスの場合、曜日・時間は固定となりますが、月謝制ですので1ヶ月毎でしたら、曜日・時間の変更が可能です。

フレキシブルな受講を希望される場合、チケット制をご利用下さい。(5枚綴り13,900円+年会費7,000円+税)ご予約をして頂ければ、週に何回おいでになっても、何ヶ月もいらっしゃらなくても、自由なシステムです。

このような受講でご納得頂ければ、どうぞ無料体験授業をご予約下さい。
体験は1回の授業2時間ですので、基本的な形の静物を「鉛筆デッサン」して頂きます。また体験の際の道具はこちらでご用意致しますので、お気軽にいらして下さい。入会は一度こちらの教室の雰囲気や指導法を見てからゆっくりお考え下されば結構です。
受講を希望される日時のご連絡は、お電話でもメールでも構いません。(メールの場合、3日前までにお願いします。)
体験授業のご参加、お待ちしております。

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新鮮な構図!

2017-10-20 20:30:51 | 大人 デッサン

西井 鉛筆

一般大学に通われる西井さんですが、まるで美大受験生のようなデッサンを描かれました。手のデッサンをすることになり何枚かのエスキース(アイディアスケッチ・下描き)を重ねた中、小原先生に「この構図は面白い!凄く美大受験っぽいんだけど、普通の人がなかなか考えられる切り取り方じゃない!感覚が新鮮!」と大絶賛され、このような作品になりました。
アトリエでも学生に何かを持った手をよくデッサンのお題として出したりします。大抵はメインの手を画面一杯に大きく入れるので、私も西井さんのような構図は初めて見ました!

手の甲の筋や手首の凹凸など、よく観察されて描かれていますね。少し腕のあたりが濃く見えますが、膝に乗っている腕の重さが出ています。掴んでいるポーチの色の黒が中心にドンと入っているので、1番の見せ場の手に視線を誘導してくれています。形もなんだか面白いですね。ストライプのスカートはグレートーンの幅が広く、左右に抜けて行く色味がとても美しいです。様々な硬さの鉛筆を使い分けて描かれたのでしょう。膝の形もよく捉えられていますね!ガッツリ鉛が乗った手前の手に対し、靴の爪先が薄く描写されているので、その差で距離感が生まれ、紙の上でも上下に空間が広がっています。

改めてデッサン全体を眺めますと、不思議な魅力がありますね。これからもデッサンをされていくのでしょうか?今回のデッサン、是非大切に保管して下さいね!何枚か描いた後に、最初の方に描いたものを見返すと、とても面白いですよ。

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力強いデッサン

2017-09-26 20:40:44 | 大人 デッサン

左上 渡邉 / 右 有馬 / 下 野澤

どうも幸介です!!本日は大人クラスよりデッサンのご紹介。いずれも若い女性の生徒の皆さんの作品ですが、どれもしっかりと描写され、力強い印象ですね。モチーフ選びにもそれぞれの個性が出ていて面白いです!!

まず渡邉さんの作品ですが、ランプに縄にブーツにと、どれもディテールの細かいモチーフを並べています。ランプ周辺のしっかりとした陰影や、ソールの質感まで感じるブーツの描き込みなど、床まで含めて徹底的に描き切ったことにより存在感をしっかり感じられる気持ちのいいデッサンですね!

そして有馬さんの作品、コーヒーミルにぬいぐるみ(しかも学生クラスの生徒の作りかけ)という、なんとも言えないモチーフ。なかなか纏めるのが難しいモチーフかなと思いましたが、細かな段差や映り込みまでカリっと描いた金属のテクスチャー、ぬいぐるみの中の綿まで感じるような柔らかいタッチなど、その繊細な「鉛筆使い」のセンスを感じる作品です。

野澤さんはコーラにブロックに縄と言う、少しポップなモチーフ。縄の繊維の描き込みが素晴らしいですね!その細かい繊維まで、鬼のように描き込んであります。ここまで描くと悪目立ちして前後感がちくはぐになりがちですが、縄に負けないぐらいギュッと描かれたコーラの瓶で、しっかりと立体感が出せています!

…ということで、なかなかここまでデッサンと向き合っている社会人の生徒さんのいる教室も珍しいのではないか!?なんて思った今日この頃。皆様の次作にも期待しています!

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芸術の秋に人物画を

2017-09-25 23:25:49 | 大人 デッサン

前回のクロッキー会の様子

次回の人物クロッキー会のお知らせです。
いよいよ芸術の秋到来!気ままに人物画を描いてみませんか?静物を描くのとは違った緊張感が良い時間となりますよ!
10月のクロッキー会は女子高生にモデルをしてもらう予定です。
画材は各自でご持参下さい。(厚口画用紙は四切100円・八切50円で販売もしております。)鉛筆はB以上の柔らかめの鉛筆を数本、消しゴムは練りゴムを準備する事をお薦めします。スケッチブックはお好みのサイズ・紙の質で構いませんが、10~20分単位で、それなりの枚数を描く事を想定して選んで下さい。同一ポーズでじっくり描き込む内容ではありませんのでご注意ください。またあまり小さい紙ですとお人形さんのようになり、初心者にはかなり難易度が上がります。
原則として20分×5本をモデルさんの休憩を挟みながらクロッキーします。座りポーズ・寝ポーズ・捻りの効いた基本立ちポーズなどをとってもらう予定です。筋肉や骨格を観察しパーツで描写したり、全体のフォルムを描いてみましょう。人物画に慣れていらっしゃらない方は、あせらず、例えば手だけをじっくり観察しスケッチするだけでも勉強になるはずです。
指導・講評はいたしませんが、アドバイスをご希望の方は、お申し出頂ければモデル休憩時間に拝見させて頂きます。人物画が初めての方には、始めのポーズ中にデモンストレーションもさせて頂きますのでお申出下さい。
美術を勉強中の学生や、外部の方でもご参加頂けますので、どうぞ多くの皆様のご参加お待ちしております!
日時   10月7日(土) 16:00~18:00 (入室は15分前より可能です。)
参加費 1500円 (ミオス生徒 1000円)
持ち物  スケッチブック、画材etc (イーゼル、画板、イスなどはご用意してあります。)
お申し込みはお電話でお願いします。   044-411-1600

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3名のデッサンをご紹介

2017-09-16 23:32:27 | 大人 デッサン

左から 立野 / 瀬戸 / 山口

岩田です!
先週に引き続き今週もデッサン作品のご紹介です。3名それぞれ熱の入ったデッサンです。
真ん中は日曜日にいらっしゃっている瀬戸さんのデッサン、金属をメインに描かれています。金属と言ってもステンレスやアルミとその素材も様々です。背後に描かれたアイスペール、磨かれたステンレスなので周りのモチーフがくっきり映り込みますね。又、円筒形であるため映り込んだ像もその形状に応じてゆがみます。
瀬戸さんも手前のレンガや取っ手の映り込みを描かれていますが影も含めて自然に描かれているので円筒の形状がしっかり感じられます。エスプレッソメーカーを始めとし、工業製品の形が良く取れていますね。基本を重視した堅実なデッサンです。

左手は土曜午前クラスの立野さん、カモのはく製を描かれましたがこのモチーフとにかく羽根の模様が細かく、どう描いていこうか迷ってしまいますね。しかし立野さんの描いたカモを見ると部位によって様々な表情を見せる羽根を見事に描き切っているのです。これは本当に見事。そして細かいところに囚われ過ぎず、カモ自体の形体感もしっかり表現されています。「木を見て森を見ず」をならぬよう配慮されているところも流石です。

右手は土曜午前クラスの山口さん。田中先生が高校生の時描いたデッサンの模写です。両手を交差しているポーズを捉えており、手前の手首の関節が特に強調し描かれています。山口さんの模写も明度の高い色から低い色までの幅をしっかり使って描いており、手首周辺のコントラストがハッキリしていてとてもドラマチックに描かれています。又、複雑にからんでいる指も関節の位置を確認しながらしっかり描きましたね。次はご自身の手を実際に見てデッサンをします。

また来週!

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見事なデッサン4点

2017-09-09 19:27:05 | 大人 デッサン

左上から 白仁田 / 秦野  右下から 殿山 / 大西

今日も元気です。岩田です!
今回はデッサン特集です。4人の方々のデッサンを並べました。皆気合い入っていますよ。

左上はランチャというイタリアの車をモチーフにした白仁田さんの作品。こちらは砂埃をどうやって鉛筆で表現しようかということでお選びになった写真を模写しました。
根っからの車好きとうことで車体のロゴまでびっちり丁寧に再現しましたが何といってもこの砂埃。PC上の画像で客観的に見ると更に凄い。リアルだなー!地面も自然な空間が出ていてとても良いですね。

その右、アトリエにあるバリ島?の彫刻。描いた方は秦野さんです。秦野さんの透明水彩、とても微妙なトーンでいつ見ても美しいですがデッサンもやはり水彩同様、ハーフトーンの中の色数が豊富でとても美しい。 
このモチーフ、木の模様が結構目立って描きづらかったと思うのですがしっかり立体として表現されています。台に置かれた感じもとても自然であります。

下段左は殿山さん。どんなモチーフに対しても妥協せず、しっかり描き切る方ですが今回の牛骨もやはりデッサン力を感じさせてくれます。
全体的に白色に近いモチーフ故、描いているとどんどん黒くなってモチーフの色味をキープするのが難しいのですが最終的に出来上がった作品はモチーフの色をちゃんと感じさせてくれますね。又、何とも言えぬ骨の硬質感も見事に表現されているのです。

右手は大西さんのデッサン。今回は特に質感の違いをテーマにモチーフを構成しましたが手前に置かれた手のモデルは質感もさることながら、可動部分まで良く観察されています。特に立てかけてある羽根ぼうきは描く上で、ほぼ白に近い色の中で微妙なトーンを作っていかなければいけないモチーフですがその柔らかさまでも見事に表現されています。
羽ぼうきから後ろに置かれた金属のモチーフまで、台上の空間も綺麗ですね。

次回作も期待します!

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基本事項の確認。

2017-08-05 02:09:58 | 大人 デッサン

佐藤 鉛筆
 
土曜日は私、岩田俊彦です。今回は土曜午前クラスの佐藤さんのデッサン。ご本人は、一般大学の男子学生です。
とにかくデッサン大好きの佐藤さんですが今回トライしたものは比較的オーソドックスなモチーフと言えます。とはいえこういった一見地味なモチーフこそ正確に描くことが難しいのですよ・・ほんとに。
今回は復習のつもりでこのモチーフに挑んだのですが同じモチーフでも一回目に描いた時より断然描けるようになっていますね!
 
同じ円柱形体でも立ってるホーローポットと寝てる積み木2種類を配置した訳ですがこの両者のかたちを正確に取ること、これ結構至難の技です。ポットは高さおよそ20cm、蓋のツマミから底に至るまでポイントとなる楕円が大小一体幾つ隠れているのでしょうか。上部のから下部に行くに従って、楕円の長軸に対しての短軸の長さが長くなっていくのですよね。
 
そして寝ている円柱。佐藤さんが描いている時も気を付けて下さいねとお伝えし、ご本人もかなり注意を払って形を取りましたがこのような場合、円柱の中心軸と楕円の長軸は90°、つまり直角の関係になるのです。こちらのデッサンでもそこは捉えていますね。又、ストライプの布が平面に敷かれている状態も自然で、綺麗な空間が出ています。
 
基本を徹底して学んでいきたい、そんな気持ちが表れている今回のデッサン。アトリエ以外でも時間を見つけてはコツコツとデッサンを積み重ねている佐藤さんに脱帽です。皆さんももう一度基本事項の確認を!
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繊細さプラス色幅

2017-06-03 19:20:22 | 大人 デッサン

山口 鉛筆デッサン 

岩田ですよ。本日も宜しくお願いします。
今回ご紹介しますのは土曜午前クラス山口さんのデッサンです。とても丁寧に鉛筆を使って調子を作っていく山口さん、少し以前の作品から近作まで3点をピックアップさせて頂きました。

どのデッサンもB3の画面に対して全体的に構図の収まりが良く、モチーフも大きすぎず、小さすぎず丁度良い大きさで入っています。
右のデッサンは、ストライプの布が反射したアルミの容器の描写がとても綺麗です。
ホオズキとの質感の違いも良く観察されていますね。下に敷いてある布の見え方は一点透視ですが手前から奥までのストライプの幅も自然です。

左側のデッサンもそれぞれの素材の特徴を観察していますが特に真ん中のデッサンの完成度は高く、パプリカは色もしっかり載っていて実物の印象を良く捉えています。ここまで手前のモチーフがしっかり描けていると奥のぬいぐるみとの空間も自然と出てくるのですね。

繊細な印象を放つ山口さんのデッサン、色のコントラストを更に意識してあげましょう。そうすることで、より一層力強い作品へと昇華していくことでしょう。
新たに挑戦しているブーツのデッサン、画面にこってりとした黒をつけてあげてくださいね!

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大人クラス

2017-05-10 00:01:29 | 大人 デッサン

新しい事を始めたくなる季節になり、大人クラスの無料体験授業を受講される方が増えております。現在、水曜午前クラス・水曜夜間クラス・土曜午前クラス・土曜午後クラス・日曜クラスが定員ギリギリとなっており、ご希望の日時に体験がままならないこともありご迷惑をお掛けしております。
5名のみ在籍(月曜)というクラスもございますので、お電話でお問合せ下さい。

私共の絵画教室では、趣味で制作されていらっしゃる方が多いのですが、お仕事に活かしたり、スキルアップを目指したり、と目標が明確な方も在籍しております。
ゲーム会社の方が多い中、住宅設計の営業をされている方や、造園業の方もおいでになります。その方達は、お客様のイメージした住居や庭のお話伺いながら「このような感じですか?」とサラッと描いてお見せできるのが目標だそうです。

どのような目標の方でも、まずはデッサン力を鍛えて頂きたいと思っており、最初にお薦めしております。
焦って小手先のテクニックを身に付けても、すぐに使い物にならなくなります。見たもの・頭に思い浮かべたものを、正確に平面に描き起こせなければ、立派なコンセプトもなかなか説得力を持ちません。
せっかくの春、正確に描き写す技術をじっくり養う鉛筆デッサンを始めませんか?また、今一度基礎デッサンに立ち返りませんか? どうぞお気軽にスタッフにお声掛け下さい。 

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勉強会と花見宴会

2017-04-22 23:50:16 | 大人 デッサン

ご機嫌如何ですか、岩田です。

本日は通常授業の後、勉強会を致しました。内容はバランスの良い絵を描く上での構図の作り方、巨匠から現代の受験生までの作品を比較しながら絵の構造を分析しました。
私も如何に分かり易く内容をお伝えできるかを考えながらお話を展開しましたが皆さんとても熱心にお聞き下さり、充実した勉強会になりました。(私も結構真剣:写真左)
普段何気なく見ている絵でも、描いている作家の人となり、その絵で作家が何を伝えようとしているのか、そして今回の講義のようにその絵がどのような構造で成り立っているのかということを知ると、たかだか平面である絵画作品が立体的なものとして捉えられてくるのです。
今回勉強した絵画の構造は一つの例ですが一つを知り様々な作品を見ることで、多様な構造を発見することが出来ると思います。
是非今後の創作活動に活かして頂けたら嬉しいです。 

そのあとに行われた宴会@磯丸水産。普段お会いできない他曜日の生徒さんとも大いに話しました。勉強会で2時間話しっぱなしだったこともあり、日本酒を呑んですぐにグッタリ。(写真左)皆さんとの会話の中で、次の勉強会のネタをどうしようかと考える私でありました。

次の土曜日の通常授業は5月13日、お間違えなく。皆様ゴールデンウィーク楽しんでくださいませ。

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昭和の車をデッサンする

2017-04-15 16:43:52 | 大人 デッサン

白仁田 鉛筆デッサン

今日はすっかり春です。土曜日の男岩田です。

今回は白仁田さんのデッサンをご紹介いたします。こちらのデッサン、ロータスヨーロッパとホンダインテグラですが白仁田さんも私も所謂スーパーカー世代。小学生のころは一生懸命カウンタックやポルシェといった写真を集めたものです。
又、右側の初代インテグラは1980年代には沢山走っていましたねー。リトラクタブルヘッドライトも多かったなーこの頃は。って話が「昭和」してます。
余談ですがロータスヨーロッパなんて検索してみると中古車で300万円以上するのですね。

左側のロータス、元ネタは小さい写真ながら良く観察されています。車のフロントノーズと言われる部分、真っ赤な塗装面が光を反射して艶を帯びている質感を気持ち良いくらい自然に描いています。バンパーも美しく輝いて見えますね。
今回の白仁田さんのように、こうした普段まじまじと見ることの無い車の写真などをモチーフに選んで頂くと、あらためて旧車のデザインって美しいな思ってしまうのです。
ご本人と「ここはこうなっているんですねー」などと話しながら少し手を入れさせて貰っているとこちらまでついつい描くのが面白くなってきてしまうのでした。
こちらのデッサン、最終的に細かい所までかなり突っ込んで描いているので近くで見ても相当見ごたえのあるデッサンとなりました。格好良いです。
ちなみに、インテグラの方はお家でコツコツ描かれたものですがご自身曰く、ちょっと車高が高くなってしまったようです。とはいえ車への愛を感じるデッサン。こちらも車体の側面、反射のところなど良い感じです。

このシリーズ、数を重ねるととても面白いかもしれません。水彩でも是非描いて頂きたいですね。

今回は余談が多くてすみません・・。

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