モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

スキルアップ講座

2020-02-29 23:05:37 | 大人 イベント

流行り病のことは心配ではあるものの、本日も授業にご出席頂き誠に有難うございます。

さて、毎年恒例となりましたが、今年もスキルアップ講座を実施します。
様々な描画材でモノを描く上でデッサンが基本となることは言うに及ばずですが、絵の具の面白さを経験すると中々デッサンに立ち返る回数は減ってきてしまいます。
それ故に、モノを捉える為の基本となる、「主観を排し客観的にモノを只々見つめ、捉えること」がおろそかになりがちです。

そこで今回は下述のような講座を開催致します。
どうぞご参加下さい。

◉今年の岩田主催(土曜クラス講師)のスキルアップ講座のテーマは『~デッサンの基本を一から~モノを立体として意識し描く』です。

皆さんが普段描いている作品を目にする中で、テクニカルな事以前に、果たして眼前のモノを立体的、空間的に把握して描いているのかという疑問がふつふつと浮かび上がってきました。 
今回の講座では基本の基本に立ち返り、実際に描くという行為を通して、モノを立体視することを今一度見つめ直していきましょう。

日 時  4月4日(土)16:00 ~ 17:20(入室は15:45以降)
持ち物  デッサン用筆記用具
費 用  2,000 円 (参加申し込み時に徴収します)
定 員  16名位(参加希望者多数の場合、増やさせて頂く事もあります)
※内部の生徒さん対象の講座です。申し訳ございませんが、外部の方はご参加できません。

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休講しませんが…

2020-02-28 18:21:23 | お知らせ

2月27日に、国から新型コロナウイルス感染予防のため学校の一斉休校の要請がありました。
これを受け、アトリエ・ミオスの対応を以下の通りとしましたのでお知らせいたします。

3月1日(日)より3月15日(土)までの全クラスの授業は、休校とはせず通常通り行います。
但しこの2週間を欠席された場合、月謝より割引させて頂きますので、ご心配な方は無理せず自粛くださいませ。

以下の金額を3月の月謝よりお引きします。(すでに3月分をお支払い頂いた生徒さんには、4月分の月謝で調整致します)
・大人クラス 1回欠席‐1,500円 / 2回欠席‐3,000円
・学生クラス 1回欠席‐1,300円 / 2回欠席‐2,600円
・小学生・幼児クラス 1回欠席‐1,100円 / 2回欠席‐2,200円
・小学校受験クラス 1回欠席‐3,000円 / 2回欠席‐6,000円
・キッズ受験クラス 1回欠席‐2,000円 / 2回欠席‐4,000円

尚、昨夜よりお問合せの電話とメールが非常に多く、対応に追われ授業に影響が出ております。
通常ですと欠席の際はご連絡を頂く規約がございますが、3月1日(日)より3月15日(土)までの欠席に関しては、ご連絡は不要です。
また、こちらで常に出欠の管理をしておりますので、割引に関しても申請は必要ありません。

3月7日(土)に予定しておりました【人物クロッキー会】は、中止にさせて頂きます。ご予約の皆様には深くお詫び申し上げます。

早い収束を心より願っております。


ここからいつものオバラです。この写真はドイツでバイオリン職人をしている元生徒から送られて来ました。「先生は忙しいんだから、ボランティアしてないで自分の仕事しなさい!(笑)」との事ですが、そっくり!メガネまで一緒!
そして問合せの嵐だった昨日の学生クラス授業中、「先生お願いだからアトリエ休みにしないでー!学校休みなのに外出も控えろなんて、コロナじゃなくて暇で死んじゃうよー!」と泣きつかれました。やるやる、やるけど、お母さんにダメって言われたら休むんだよ!

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春がきた!

2020-02-27 21:48:23 | 親子

火曜親子クラスより、春らしい作品を3種類お届けします。
まず最初にご紹介する作品は、3歳児が粘土で作った雛人形です。そして隣の写真は、保護者が石に雛人形の絵を描いた作品です。雛人形を飾る時期は、立春から2月中旬にかけてがよいと言われているので、この作品は 節分で豆まきして厄を払った翌日に制作しました。
現在在籍しているお子様は、4月から入園する子がほとんどです。最近急にお姉さん言動が増えて、制作はお母さんの手を借りなくても、一人で何でもやりたい、やる気満々な様子。2歳のお誕生日を迎えた頃から通ってくれて、この1年半の成長をしみじみ感じてしまいます。やりたいけれど上手く出来ないもどかしさから、自信に満ちた笑顔が増え、お子様本人が一番達成感を味わっているでしょう。年明け頃からこの成長振りを感じていたので、この日は試しに、お母さん制作とお子様制作を離れた場所でやってもらうことにしました。

この企画は大成功で、3歳児達は最初から最後まで自分一人の力で雛人形を作ることが出来ました。制作途中には「ママに見せてくる!」と得意げな顔。お母さん達は、日常でこんなに集中できる時間はないでしょうね。石という小さな画面に繊細な線で雛人形を描き、制作に没頭していました。

そしてもう一つ。雛人形と合わせて飾っても良い、梅と桃の掛け軸です。まず紙に水で線を一本描きます。水の線に墨をポタリと垂らすと、墨は自然に水の線を辿っていくので、木の幹が表現できます。その墨をストローで勢いよく息を吹くと細くて多様な線が出来て、枝の表現となります。筆を使わない技法で、美しい枝振りの樹木が簡単にできるので、これは制作過程が楽しめます。お花は、半紙を小さく丸めたものに、絵の具を浸します。花のピンク色は、自分好みの濃淡で作ったので、完成作品は違う品種の梅や桃を楽しむことができて、とっても綺麗です。(Eri Ito)

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学生クラス・春のワークショップ

2020-02-25 22:00:13 | 学生ワークショップ


中高生向け(小学校高学年ー新5年生から参加可能)の春休みワークショップのお知らせです。
今回のカリキュラムは下記の2種類のデッサンから選択できます。(1日で1枚完成します)


動物の骨や剥製or石膏 のデッサン

1回の授業で完成する本格的な鉛筆デッサン、しかもなかなか普段の生活で見たり触れたりする機会の少ない動物の骨や剥製がモチーフ。(完成させる時間には個人差があります。未完成で持ち帰る場合もございます。)
広い面積に短時間でざっと鉛をのせなければ完成できません。修正も簡単に済ませられるように、やわらかく優しく大まかに描いていく方法を学びます。
最初は少々苦慮しますが、モチーフの輪郭(際)を決めるのではなく、中の形を探りながら立体感やボリューム感を増して、ダイナミックに制作していきましょう。

下記『受験/構成デッサン』ワークショップは、美大・美術高校の入試で出題される【与えられたモチーフを自由に構成しデッサンする】課題に取り組みます。
モチーフの組み方・構図の取り方・エスキースの決め方などの基礎的なレクチャーに加え、一人ひとりの実力に合わせて技術的アドバイスしていきます。
「美術系に進学したいけど、具体的にどのように勉強して良いかわからない。」「将来はイラストレーターやデザイナーになりたいけど、何から始めればいいの?」「自分が本当に美術に向いているか自信がない。」という不安を持った学生(新5年生~新高3)向けのお試し講座となります。

◆ 日  時 ◆  下記から選んでご受講ください
 ❶【剥製・石膏デッサン 】3月19日(木)19:00~21:00  ❷ 【受験/構成デッサン】3月24日(火)18:30~20:30 / 4月2日(木)19:00~21:00
◆ 対  象 ◆ 新5年生~新高校3年生(内部生との合同授業です)         
◆ 持 ち 物 ◆ 持っている鉛筆(あれば6B~4H位まで)・消しゴム(あれば練りゴム)
◆ 受 講 料 ◆ 2,500円(1回)
◆ 内  容 ◆ 鉛筆デッサン

<お申し込み方法>下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「学生ワークショップ申し込み」として、e-mailアドレス(mios@ace.ocn.ne.jp)へ、下記必要事項を記載し送付してください。お申し込みの確認とご受講料(2,500円×講座回数)のお支払い方法(銀行振込となります)を返信します。
☆必要事項 ①ご受講希望日と講座名 ②お子様の氏名 ③4月からの新学年 ④住所 ⑤電話番号

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小学生春休みワークショップ『工作編』

2020-02-21 23:42:04 | 小学生ワークショップ

小学生対象の春休み期間の特別ショートプログラム第二弾『立体工作編』です。
下記左の写真=学生達が集団制作したドラゴン(?)は、壊れるまで半年程アトリエの下に飾っておいたので、記憶に残っている方も多いのではないでしょうか?(市美術展で特別賞も頂きましたしね!)これはファックスやパソコンを極限まで分解し、グルーガンや半田、針金などで固定接着、全て分解した廃材から制作した究極のリサイクル作品です。(大人2人がかりでようやく持ち上がる巨大さと重量)
小学生も負けずに、壊れたり捨てる物を使って、自分だけの廃材工作を作ってみましょう!アトリエでも工具などの廃材をたくさん用意しますが、皆さんも金属に限らず、ビンの蓋やアイスのスプーンなど不要な廃材を持って来て下さい。テーマは八百万神(ヤオロズノカミ)!君はどんな生物や神様、クリーチャーを生み出しますか?

※八百万神は諸説ありますが、長く大事に使っているものに宿る、だったり、自然界のもの全てが神、だったり?
神々は完全無欠ではなく皆で力を合わせて自然界を守っているそうで、他と比較して違いを見つけ批判するのではなく、共通点を見つけたり、足りない所を補ったり、となんだかほのぼのな神様とのこと。認めて尊敬しあえるって、美術界と一緒ですね。

◆ 日  時 ◆  下記時間から選んでご受講ください
  ❶ 3月27日(金)10:30~12:00  ❷ 3月27日(金)13:00~14:30 
◆ 対  象 ◆ 新1年生~新中1         
◆ 持 ち 物 ◆ 筆記用具・不用品(ガラクタ)
◆ 受 講 料 ◆ 3,000円(1回)
◆ 内  容 ◆ 廃材とグルーガン(ホットボンド)を使った立体工作

ドラゴンの記事はこちらをご覧ください。

<お申し込み方法>下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「廃材工作申し込み」として、e-mailアドレス(mios@ace.ocn.ne.jp)へ、下記必要事項を記載し送付してください。お申し込みの確認とご受講料(3,000円)のお支払い方法(銀行振込となります)を返信します。
☆必要事項 ①ご受講希望日(3月26日)と講座名(廃材工作) ②お子様の氏名 ③4月からの新学年 ④住所 ⑤電話番号

 

明日より3日間、アトリエは連休します。それに伴いブログもお休みさせて頂きます。

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小学生春休みワークショップ『絵画編』

2020-02-20 23:01:21 | 小学生ワークショップ

Shougakuseishunki_3通常の小学生クラスに継続して通えない方や、アトリエでの制作を体験してみたい方などがご参加いただける、春休み期間の特別ショートプログラムです。
木炭紙という65cm×50cmもの大きさがあるフランス製のデリケートな紙に、ソフトなタッチで静かに柳の木の枝を焼いた炭を重ねていきます。手やガーゼでこすって影をつけたり、食パンのやわらかい部分で紙を傷めないよう優しく消したりと、あまり経験しないようなルネッサンス期の技法での制作です。
美大受験でも、彫刻科と油絵科以外は勉強しませんで、実践する機会はほとんどありません。構図・調子などについて理解を深め、「ものを観る力」「表現する力」を養うことができます。形体・明暗・質感などを濃淡で捉え表現するデッサンの訓練を通し、美術の基礎となる木炭デッサンで、どのような造形分野にも通ずる感性と表現力を磨きましょう。

※木炭紙・木炭・食パン・フィキサチーフ(定着スプレー)は、こちらでご用意します。

◆ 日  時 ◆  下記日程の中から1日もしくは2日選んでご受講ください
  ❶ 3月26日(木)13:00~14:30  ❷ 3月27日(金)15:30~17:00 
◆ 対  象 ◆ 新1年生~新中1         
◆ 持 ち 物 ◆ 汚れてもよい服装(またはスモックかエプロン着用)
◆ 受 講 料 ◆ 1日 2,500円(×日数分)
◆ 内  容 ◆ 木炭デッサン(モチーフは動物の骨・鳥の剥製など)

前回の木炭デッサンの様子はこちらをご覧ください。

<お申し込み方法>下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「木炭デッサン申し込み」として、e-mailアドレス(mios@ace.ocn.ne.jp)へ、下記必要事項を記載し送付してください。お申し込みの確認とご受講料(2,500円×クラス数)のお支払い方法(銀行振込となります)を返信します。
☆必要事項 ①ご受講希望日と講座名 ②お子様の氏名 ③4月からの新学年 ④住所 ⑤電話番号

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園児対象のワークショップ

2020-02-18 23:31:41 | 幼児ワークショップ

本日は新年少・新年中・新年長・新小学校1年生対象の、幼児クラスの春休みワークショップをご紹介します!
現在小学校受験クラスはキャンセル待ちで、なかなか受講できない方が多くいらっしゃいますので、今年の幼児クラスのワークショップは、難関校の過去問や類似課題をカリキュラムとして組みました。受験を控える園児の皆様も、是非ご参加お待ちしております。

3月18日(水)『ファッションショー』

模造紙で1点物のオートクチュールのマントを作り、それに似合う帽子やティアラを作りましょう!自分のテーマにあわせたガジェットを持てば、気分はヒーローやプリンセス。
ランウェイを音楽に合わせイケメン(?)のお兄さんにエスコートしてもらいながら歩き、最後は決めのポージング☆
15:40からショーを始める予定ですので、保護者やごきょうだい、皆様でご覧ください。

4月1日(水)『スペースシャトル作り』

コックピットに自分が乗っているスペースシャトルや戦闘機を作ります。ジェットエンジンを搭載した航空機に乗ったパイロットが自分なんて、カッコいいよね☆
宇宙飛行士になった自画像も描いて、宇宙旅行へ行く気分になっちゃおう!

幼児クラス  水曜日 14:30~16:00 (内部生との合同授業です)
対 象 新年少・新年中・新年長・新小学校1年生
参加費 3,000円
持ち物 汚れてもよい服装・作品持ち帰り用の袋
※制作中は基本的に母子分離ですが、新年少さんや、一人での受講が難しいお子様は、無理せず保護者とペアでご参加ください。

<お申し込み方法>下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「幼児ワークショップ申し込み」として、e-mailアドレス(mios@ace.ocn.ne.jp)へ、下記必要事項を記載し送付してください。お申し込みの確認とご受講料(3,000円×クラス数)のお支払い方法(銀行振込となります)を返信します。
☆必要事項 ①ご受講希望日と講座名 ②お子様の氏名 ③年齢(新年少or新年中or新年長or新小学校1年生) ④住所 ⑤電話番号

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おやこのワークショップ

2020-02-17 23:27:51 | 親子

さぁ、今日から外部の方でもご参加可能な春休みワークショップを次々ご紹介していきます!
「ワークショップのチラシの画像の解像度が低くて見えません。」と言うご意見を沢山頂いてしまいました。元々、紙媒体用のデータですので、これからチラシより沢山の写真と長い説明文でアップしていきます!

まずは2歳から3歳児と保護者のペアで参加して頂くおやこクラスから↓

3月24日(火)『甘い香りのケーキ作り』

スポンジケーキは、どんな味が好きかな?甘い香りがする粘土を使って、ケーキを作ります。
盛りだくさんのフルーツの周りには、リアルなホイップクリームでデコレーション!

3月31日(火)『手形でペタペタ満開桜』

絵の具をグルグル混ぜて、桜色を作ります。春を感じる色を手に塗って、絵の具の感触をたっぷり感じる制作です。
どこにお花が咲くかな?と考えて、じっくりと絵の具で遊びましょう。

4月7日(火)『繋げて大きな絵を描こう』

お友達と一緒に紙を選んでくっつけて、大きな大きな紙を作ります。どこまでも続く長い線が描けるかな?
クレヨンと絵の具を使ったダイナミックなお絵描き制作です。

おやこクラス  火曜日 10:30~11:30
対 象 2歳から3歳児と保護者のペア
参加費 2,000円
持ち物 親子共に汚れてもよい服装・作品持ち帰り用の袋

<お申し込み方法>下記の必要事項を明記の上、メールの件名を「親子ワークショップ申し込み」として、e-mailアドレス(mios@ace.ocn.ne.jp)へ、下記必要事項を記載し送付してください。お申し込みの確認とご受講料(2,000円×クラス数)のお支払い方法(銀行振込となります)を返信します。
☆必要事項 ①ご受講希望日と講座名 ②お子様の氏名 ③年齢(○歳○ヶ月) ④住所 ⑤電話番号

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面白い試みが布石となり

2020-02-15 17:16:41 | 大人 油絵・アクリル


林 油彩

本日は私、岩田が担当致します。
ご紹介するのは、土曜午前クラスに在籍されている林さんの油彩です。

こちらの作品。ご自身にとって初めての油彩ではありますが、描きっぷりがとても良いですね。
女性が撮影された画像を元にしつつ、色使いなどにアレンジを加え魅力的な一枚を描かれました。

経過を拝見している中でも、物おじせず絵の具を画面に置かれていて、ご自身が表現したい世界観が明瞭なビジョンとして思い描かれているのだと感じました。
又、人物油彩で特に顔を描く場合、最初はどのように描いていったら良いのかに迷われる方も多い中で、林さんの場合は逆に顔に使われる色の使い方や筆の走らせ方が極めて自然で、更に頬から首に至る陰の中にも光を感じられます。

その理由として、自主的にされている下記のような日々の試みが、描く上での大きな布石になったのでしょう。

こちらの画像、雑誌に掲載されたモデルの写真の上から林さんが直接アクリル絵具で色を塗り重ね描いたものです。まさしくビフォーアフター。
ご自身曰く「ちょっと色を使って遊びたいと思ったときに、下書きを描く時間が惜しくて手元にたまたまあった捨てる予定の雑誌に塗り始めたのがはじまりです。」とのことです。
顔を描く方法として、忙しい中ちょっとの空いた時間で、こうして気軽に且つ時間短縮にもなる練習方法があるんだなと私も関心しました。是非皆さんもやられてみては如何でしょう!

これからも描くことを楽しまれ、様々なチャレンジをされていって下さい。

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幼児のお花とお雛様

2020-02-14 02:25:32 | 幼児

大竹です。本日はバレンタインデーでしたが、2月14日は高校入試の日だったのでチョコレートというよりも受験のイメージがあります・・・。
さて、本日は今週と先週の幼児クラスの様子をまとめて紹介させて頂きます。

今週の授業では、小学生クラスの割りばしペンで花を色紙に描いていくカリキュラムを行っているので、幼児クラスでも花の観察をすることに。10分お絵描きでじっくり花を観察し、鉛筆で練習します。最初は花の難しさに、いつもテキパキお絵描きしていく年長さん達の方が根をあげていました。下の子達よりもモチーフをよく観れるようになっている分、その難しさを理解する事ができたのでしょう。そんな時は、実際に花を触ってみるよう促したり、お手本を1つだけ描いてあげたりしてサポートします。
下書きがしっかりと描けたら、本番の色紙に割りばしペンで描いていきます。スケッチブックに練習で描いているので、そのまま写していき透明水彩で色を塗っていきます。中には、あえて枯れた花を描く!と言って茶色で塗っている子もいました。渋いですねぇ…!



そして先週はひな祭りに向けてお雛様の絵と工作をしました。いつもは人の肌はペールオレンジで塗り、まん丸の目にオレンジで三角の鼻を描いていましたが、お雛様達は白粉を塗っているので肌は白く、目や鼻は細く描いていきます。十二単の説明もして、着物の裾に沢山の色を使い華やかに仕上げました。工作の方では丸めたガーゼを布で包み、てるてる坊主のように輪ゴムで止めます。頭が逆さまになるように置いたら爪楊枝を差し込み、別紙に描いたお雛様の顔を貼ります。尺や扇を作って貼り付けたら完成!可愛らしいミニサイズのお雛様、ぜひお家に飾ってくださいね。

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春休みチラシ

2020-02-13 22:19:50 | 小学生ワークショップ

オバラです。春休みワークショップのチラシがようやくできました!いつもは田中先生が作ってくれるのですが(ミオス唯一のグラフィックデザイン科=つまりプロなので技術だけでなくひきだしが豊富)授業の合間にサクッと、あっと言う間に完成させてくれます。今回は彼が忙しく私が作りました。
センス不足のアナログ人間には、この紙きれ一枚の制作にどれだけ時間が掛かるか…
いつも学生達に ①期限を決め必ず守る ②一つの事にとらわれ過ぎない ③ダラダラと仕事をしない とガミガミ言っているので、あまり情けないことも言えないのですが。

生徒さん達には月曜日から配りますので、是非お友達やご家族をお誘い下さいね!
またこちらブログ上にも、講座ごとに順次ご紹介していきます。お楽しみに!

※小学校受験の講座はすでにご紹介済みです。こちらをご覧下さい。

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華々しく花

2020-02-11 23:09:55 | 小学生 絵画

木曜小学生クラス担当のホノカです!
大竹先生、アサヒ先輩に続いて私も1月のカリキュラムをご紹介させていただきます!
先のお二人は海鮮の色紙でしたが、今回は花の色紙についてご報告です。

前の週で海鮮の生臭さにやられ「今週からは裁縫の制作ができる!」と意気揚々と教室に入ってくる皆んなの目の前にあるのはなんと花。
2月のカリキュラム『ぬいぐるみ作り』用の「布とかリボンとか材料いっぱい持ってきたよ!」と報告しに来た生徒を尻目に、なんと私は「今週はこの花を描くよ!」と無情にも宣告し、皆好きな鉢の前に座ってもらいました。

やはり人気があるのは花の多い鉢。華のある鉢は描いても見ても見応えがありますが、普段あまり描かない海鮮と違い、花は親しいモチーフ。「イラストをイメージして5つの花びらに花粉の黄色の丸。と言う固定観念でモチーフを描いてしまう事がある。」と事前にノリ先生にアドバイスを受け「モチーフちゃんと見てる?」と目を光らせます。

今週も工程は変わらず、花を観察して下書きをしっかりしてから割り箸ペンで色紙に描いていきます。
下書きの時点でに完璧に沢山ある花を全部描くべきなのか?、花同士の重なりでどちらが前にあるのか?、葉のねじれて裏表が見える時の描き方、さまざまな事を質問したり観察したりしながら進めていきました。
色紙に描くときは先週までの経験を生かして皆んな慣れた手つきで描いていきますが、ここでも花や葉脈をどの程度まで墨で描いていくのか、悩みながら各々の完成を目指して色塗りに入ります。

さて、先週までの海鮮とは違い、花びらの淡い色合いと茎のしっかりした暗さの対比があるのが難しいところですが、こちらも慣れた様子で顔彩や透明水彩を溶き着々と塗っていきます。筋の部分も濃淡を変えたり、墨が滲むのを活かしている子もいたり、慣れてから自分のものにするのが早く驚きです。

最初は嫌々進めていたものの、絵が出来上がるにつれやる気も上がり海鮮の絵に負けず劣らずの作品が出来たのではないでしょうか。判子を押したことで作品のまとまりもぐっと出ています。


また私観ですが顔彩を使って描いた絵は落ち着きがありながらも、しっかりと存在感があるので部屋に飾るのに適している絵だと思っています。(私も小学生の頃に描いた日本画を部屋に飾っていますが、見るたびになんとなく落ち着く感じがあります。)ご自宅に持ち帰られた絵は壁などに飾ってみてはいかがでしょうか、自分の絵が飾られている部屋は意外と楽しいものです。
以上今回は簡潔に書きたいと思ったものの結局文章が長くなってしまうのが性、ホノカでした!

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墨と岩が切り取る新鮮

2020-02-10 22:33:01 | 小学生 絵画

どうもアサヒです。
大竹先生に引き続き、小学生クラスの一月カリキュラムのご紹介です!
本当のイカ、真鯛、金目鯛、エビを描いた迫力満点の作品たちです。
教室に入ってまずモチーフを設置するのですが、なんとまあ鮮魚の生臭いこと。画材ばかりの教室の中に、明らかに異質な海の香りが広がります。生徒のみんなも入ってきてすぐに「くっさ!!」「生臭い」「先生臭い」(俺は関係ないでしょ!)と顔をしかめていました。窓は換気のためと、鮮魚の新鮮さのために全開にしていたので寒く、上着を着たまま描き、匂いで気分が悪くなったら外の空気を吸いにいってもいいよ、という不穏な形で始まった今回のカリキュラムでしたが……。

描き始めて10分ほどで、みんな時々「くさーい」と冗談めかして言うものの、真剣に目の前の海鮮物を捉えていました。抜群の集中力で、思い思いのディテールを追求し、墨で輪郭を描き、透明水彩と顔彩で着彩します。真鯛の鱗を一枚一枚描いたり、金目鯛の目の中の光を追求したり、尾びれと背びれ、胸びれの少し透き通った感じや、鱗の反射で各部の色が異なっている感じを色で表現しようと試みたり、イカの吸盤の色、外套膜の構造など、挙げ出したらキリがないほど細やかな部分まで描き込まれています。
やはり本物のモチーフの影響は凄まじい。普段の生活の中で、こんなに生の魚やイカをじっくりと観察する機会はないものです。出てくるのはお刺身や開き、サクの状態になったものばかり。だからこそ、彼彼女らの好奇心をここまで引きつけ、完成度の高い作品たちに仕上がっているのでしょう。
これは私のエゴですが、食べることと同じように、絵を描くことで今回モチーフになった魚たちも、生徒と私たちのこれからの糧として、報われるような気がしてなりません。貴重な体験をありがとうございました。ごちそうさまでした。
また一番匂いでやられたのは私だったと思います。下階のココイチのカレーの匂いと相まって、なんとなく私は後日シーフードカレーをいただきました。重ねてお礼申し上げます。ごちそうさまでした。

 

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音を封じ込める

2020-02-08 19:35:57 | 大人 油絵・アクリル


綱島 油彩

春まだ遠くではありますが日の長さを感じるこの頃、本日は岩田が担当します。

今回ご紹介しますのは水曜午前クラスの綱島さんの作品です。
日射しを受け、水面には辺りの木々が仄かに映り込みながらも川の流れは滔々と続いていく。そんな様子をとても神秘的且つ美しく一枚の絵に落とし込んでいます。

山に分け入り沢の音に誘われ近づいてみれば、そこに思いもかけない光景が目に飛び込んできた感動が再現されているようです。
紅葉に彩られたもみじの色と相対して、深いブルーに染められた水面。
この絵を見た人は、光を受けぬ影に置かれたその深い青色の中に、イワナやヤマメがヒレをこまめに動かしながら、ひっそりと身を隠しているような光景を目にすることでしょう。

キャンバス上に絵の具で描かれた油彩でありながら、同時にその場の音があたかも聞こえてくるような感覚を作品に封じ込めている。此度の作品はそうした意味でもハイレベルの作品と言えるでしょう。

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色とりどりの海鮮たち

2020-02-07 13:18:23 | 小学生 絵画

大竹です。小学生クラスの1月のカリキュラムの作品が続々と仕上がってきましたのでご紹介させて頂きます。金ぴかの色紙に割りばしペンを使いイカやタイ、エビを描いていきます!海鮮達は全て本物を用意していたので、少々生臭さもありましたがじっくりと観察しながら描けていますね!本番の色紙に描く前に別紙に鉛筆でしっかりと練習もしてあったので、迷い線もなく堂々とした構図になっています。また割りばしペンによる独特な線と小学生達の素直な絵が絶妙にマッチしていて味わい深い仕上がりとなっていますね。

着彩には透明水彩と顔彩を使いました。タイなどもただ真っ赤に塗るのではなく、腹のところは黄色っぽかったり、光が当たっている背の部分は少し明るかったりと細かい色の変化も逃さないよう指導しました。普段使う画用紙と比べると色紙はデリケートなので、筆をこするように塗るのではなく軽くつつくように塗っていきます。また、絵の具も薄く少しずつ重ねていきます。イカなんかも、みんな同じものを見て描いているのに一人一人違った雰囲気になっていて面白いですね。

ハンコも消しゴムハンコ用の少し重たく硬い消しゴムを使用して作りました。印鑑が入ると画面も引き締まりまるでプロの作品のようです…。
海鮮の次は花を同じように割りばしペンで色紙に描いきますので、そちらもお楽しみに!

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