モノ作り・自分作り

東横線 元住吉 にある 絵画教室 アトリエ・ミオス の授業をご紹介します。
美術スタッフが、徒然に日記を書いています。

言葉を交わしたくなるような魅力

2024-04-16 23:13:16 | 大人 油絵・アクリル


置田 油彩

サヤカです。暖かい日差しを感じ、お散歩したくなるような毎日ですね!今回は、大人クラスの置田さんの作品を紹介させていただきます。

前回の作品(こちら)をアップしたのが2月1日ですので、かなりの早描きと言えるでしょう。
前作の妖しいムードのカップルから一転、初夏のような爽やかさを感じる女性の絵です。広告写真を見ながら制作されていらっしゃいましたが、文字などで隠れていた部分は想像で描かなければなりませんでした。その為、どうしても肩や腕がぎこちなくなってしまっていたので、私がタンクトップ姿で寝ころび、モデルを勤めさせて頂きました。(笑)私が言うのも何ですが、その後は自然なポージングとなり、女性特有の腕の柔らかな曲線も再現されました。

私が特に心惹かれたのは、肌の質感です。この女性が人生で積み上げてきたことが読み取れるような目元の雰囲気がとても魅力的です。遠くをまっすぐ見つめる瞳や朗らかな表情からも生き生きとした活力を感じ、彼女と言葉を交わしたくなりました!なんだかタメになる人生のアドバイスをしてくれそう…また、暖色を中心に描かれた女性をより映えさせる背景の青色も素敵です。鮮やかで、空のような深みがある青と女性の瞳のカラーがマッチしていて統一感が出ています。

3枚目の油絵となりましたが、確実な技術の向上が伝わってきます。これからの置田さんの作品がますます楽しみです!

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藝大日本画合格!

2024-04-16 00:11:22 | 美大・美術高校受験生作品


聡 透明水彩・鉛筆デッサン

「さて私、高木聡はアトリエ・ミオスを長期でお休みさせていただきます。高校3年生になり、受験に本腰を入れるためです。私が受ける大学は東京藝大一本!落ちたらもう一年!そんな茨の道でパワーアップしてミオスに舞い戻ってきます!それまで僕のことを憶えていてください(笑)。」(2019年4月18日)
このブログを覚えている方はいらっしゃいますでしょうか?

報告が大変遅くなりましたが、藝大の日本画科を4浪で合格しました!4浪とは言っても、1浪までは油画科で浪人していたので、実質3浪で合格を勝ち取ったことになります。お見事。

モチーフと真摯に向き合う姿勢まで伝わる絵です。長い期間予備校で制作していると、テクニックに走り鼻に付くようになってしまった事もあったでしょう。沢山の課題を克服して辿り着いた心境だろうと察します。

藝大の日本画科は神の領域と言われています。藝大は、合格さえすれば通わなくてもいい(実際フェードアウトする学生も多く、卒業していなくても藝大ブランドの価値は生涯色褪せる事はありません)と言われている中、日本画科だけは透明水彩で試験を受け、日本画の画材『岩絵具・膠』は入学後に初めて教わるので、4年間しっかり制作しないといけない大変な学部です。「こんなに上手いのに、まだまだ教わることがあるなんて!」と思いますよね?
私は油絵科ですが、高校生の内にすでに技術は身に付いているので、教わるのではなく極めるだけ。(教授は課題を出すだけ。)

自分に厳しく、心が折れそうになりながらも踏ん張り耐えた精神力、尊敬します。本当におめでとう。
これからは時々スタッフとして来てくれますので、皆様楽しみにしていてください!過去の聡先生はこちら→I'll be back

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