どうも幸介です。夏休みワークショップの油絵の完成報告ですが、本日載せたもので最後になりますでしょうか。どのクラスもてんやわんやでの制作になりました。9月に入ってからも、引き続き制作し完成度を高めた生徒もいましたね!!とりあえず無事皆の作品が完成して良かったなぁと感じます。
夏休みでパワーの有り余った小学生達に、扱いの難しい油絵の具という、まるで鰻と西瓜、または蟹と柿のような食べ合わせ。体力を消耗したい盛りの彼らに、油絵でじっくりゆっくり丁寧に描けなんて無理難題ですよね。普通の絵具と違って乾くのも遅いし、混ぜてもなかなか綺麗にならないし、濃くて下描きもすぐ見えなくなっちゃうし、筆の手入れもめんどくさいし…。出来上がって見れば美しいし満足もしてもらえるのですが、油絵の制作過程は、なかなか小学生達には気に入ってもらえないのです。
お家に持って帰った彼らの作品、きっとご家族の方々にも気に入ってもらえたと思います。飾ってくださっているご家庭もあるかと思います。しかしそんな素敵な作品が出来上がったのは、ほんとうはパパっと描いて終わらせてジュース飲んで公園で遊びたいのに、ノリ先生もコウスケ先生も全然OK出さないから完成しないし、そもそもいつもよりこの絵の具使いづらいし、気付いたら服も体もすごい汚れてるし、とにかくはやく完成させたい、っていうかもう1ヶ月以上描いてるんですけど!!もう解放されたい!!油絵じゃなくて工作したい!!……という気持ちで、描ききったからこそです。
そう思って見ると、どうです?ちょっと感慨深いと思いませんか?全ての生徒がそんなド根性で描いたワケではありませんが、それぞれの作品に、一人一人違ったペースや想いで制作した過程があります。ご家族の皆様、時間がある時にちょっとゆっくり彼らの作品を見て、どんな感じで描いたのかぜひ想いを巡らせてみてくださいね!!