東武鉄道下今市駅から
日光街道(国道119号線)に出ます。
日光方面に向かって歩き、
旧今市中心商店街の中ほどに
日光山麓の造り酒屋
渡邊佐平商店があります。(駅から徒歩約8分)
築100年以上の建物。
創業は1842年、かっては
栃木県で一番大きな酒蔵だったそうです。
予約をすれば
酒蔵を見学できます。
実は私達は予約なし。
売店を覗いて帰るつもりが、
この暑い日中汗ダラダラの私達に
事務所にいらした男性が
「中を見学して行きますか?」
とありがたいお言葉。
あとで、あの御方は6代目蔵元
渡邊護さんと分かりました。
(やさしい方ですぅ~)
やはり、酒蔵は涼しかった~。
まぁ、それでも
体感マイナス2~3°だと思いますが
今の私達には
この束の間の涼で充分です。
蔵元が、日本酒の雑学を
面白おかしく説明してくれます。
そして「へ~そうだったの…」と
納得してしまうのです。
以下、お酒の雑学
*日本酒オンザロックは奈良時代にはもう飲まれていた。
*お燗の風習は平安時代からあった。
*昔の酒宴は大きい一つの盃を廻して飲んだ。
「一献」の語源 → 廻り盃を一巡させること。
「駆け付け三杯」の語源 → 廻り盃として
三つ組の盃を使いそれを一巡させること。
「献立」の語源 → 一献ごとに新しい酒の肴を出すこと。
その他色々酒にまつわる雑学を聞きました。
大変勉強になりました。
お酒の貯蔵タンク。
純米酒(米と米こうじだけで仕込んだ酒のこと)は
日本全体では15%しか
造られていませんが、
この酒蔵は80%の酒が純米酒です。
見学が終わり、
試飲の用意も蔵元にしていただき、
ほんのりぽわ~っと
いい気持ちになっちゃって、
お酒買ってしまいました。
(私用ではなくて家族用です)
お店を出たところに井戸があり、
その前には
名水で造られたサイダーが
美味しそうに冷えていました。
酒蔵に別れをつげ、
日光街道を北上して、
目的の日光杉並木に向かいます。
その間、街道沿いの数か所に、
いまいちの水が
自由に飲めるようになっています。
本当にここの水は美味しいです。
今市の人達は幸せですね。
水が美味しいってことは
その水を使って作る食べるもの
飲むもの
すべてが美味しいってことですから…
渡邊佐平商店はここから
http://www.watanabesahei.co.jp/