人間ドックであった(〇dock ×dog)
まあ、毎年「痩せれ」と言われるためだけに数万払うのもどうかなあ、と言う思いは頭をよぎるのだが、かと言って一度ドックを受け始めると、やめるってのもそれはそれで勇気のいることになってくる。なので今年も申し込んだわけさ。
ぬたりが毎年お世話になっている病院は、当時付き合ってた彼女さんのオススメという、心底もうどうしようもない選定理由なんだが、世の中わからんもんで、ぬたりが家を建てた場所から最寄りの人間ドック実施病院がここになってしまいましてね。おかげで今年からえらい行きやすくなったわ。
で、今年に関しては昨年までと違う点が一つだけあった。胃カメラ検査の存在である。
これまで数年、ぬたりは内臓検査はバリウム検査を希望していた。これと言った理由があったわけではなく、胃の中にカメラを入れることに抵抗があっただけである。バリウムなら、液体の薬を飲む感覚で受けられる。
が、バリウム検査というのは発泡剤も同時に飲むので検査中はそれなりに苦しいし、バリウムを体から排出するためにそれなりの威力の下剤を飲むことにもなるので、後の影響というのが割と大きい。
んで、ぬたりが行ってる病院というのが、県内では有数の食事がおいしい病院だったりすんのよね。実際、過去数回の経験から言えば、ここの料理は美味しいと言える。しかしながら直前にバリウムと発泡剤と下剤飲んだ状態で食べる料理というのは、心底楽しめるものではない。胃がごろついてるし、どーせおいしく食べても下剤で出しちゃうんだし(おい)
で、胃カメラならそういうのないから食事もおいしく食べられるんじゃないか、と考えたわけ。あとは胃カメラも体験してみようかな、という好奇心もちょっとはあった。
検査当日。地の利を生かし受付時間7時半～に対し、7時20分には病院に着いたぬたりは、受付番号10番という早い番号をゲット。実際検査は順調すぎるくらいに順調。10時には全ての検査を終えてしまった。いつもはもう少し遅く着いて11時終了、って感じだから1時間は早く終わった。結論から言えば今年も「痩せれ」の一言で終わり。親から受け継いだ由緒正しき低血圧のおかげでメタボ診断こそ回避したが。
さて、胃カメラである。
胃カメラ経験者は読んでも何も面白くないと思うが、順を追って説明しよう。ぬたりは今回経鼻カメラなもので、まず鼻孔を広げる薬剤を鼻の中にスプレーされる。鼻すすろうとするとむせますからねー、はい、ぷしゅ。
気持ち悪。まんま鼻の奥に異物が入る感覚だからね。
続いて鼻に麻酔のゼリーを詰められる。鼻に薬詰めますからね。喉に流れた薬は飲み込んで大丈夫ですよ。はい、じゅるじゅる。
気持ち悪(本日2回目)。またその喉に流れてくる薬(ゼリー状)とやらの感覚が断続的にやってくる。うええ、口腔の奥の異物感がぁ・・・。
麻酔が効いたあたり(数分後)で、いよいよの固形物の挿入がある。鼻に長さ20センチくらいのチューブを突っ込まれる。いよいよ痛みを伴う可能性のある作業な訳だ。痛かったら言ってくださいね、という、じゃあ痛いって言ったらやめてくれるのかよ、というツッコミを誘発する常套句を聞きつつ、鼻にチューブが突っ込まれる。
あれ、痛くも痒くもないや。
いやあ、ビバ最新の麻酔薬。多少触れられてるくらいの感触でチューブの挿入が完了。おお、これ案外楽にいけんじゃね？ 今までも怖がらずにこっちにしときゃ良かったかもなあ、とちょっと思った。まあ、思えばこれが油断の第一歩でな。
別室に移動しいよいよカメラを入れられる。テレビやアニメで見たことある光景がそこにあった。やっぱり視線の先にモニターがあって自分でも見られるのな。
そんな気持ち悪いもんを見る趣味はないので目をつぶる。カメラが入ってくると、さすがに異物感はあるが大したことはない。飲み込もうとしないように指示はされるが、喉を通す時に1回だけ嚥下しなきゃいけない。でもこれも簡単にできた。おお、胃カメラ案外楽と思った直後にそれは来た。
「はい、胃を膨らませますからね」という言葉とともに腹部に訪れた違和感。お、お、
おげぇ、おげぉぁえぇぇぇぇ。
軽く「おげ」するとその「おげ」が次の「おげ」を呼ぶ。数回で「おげ」は収まるが、一度気付いてしまえばもう隠せない腹部の違和感。一気に「おげ」の回数が増える。そんなぬたりを見て注意が飛ぶ。
「飲み込もうとしないでくださいね」
しとらんわ！！ 反射だ反射。
「目は開けた方が力が入らないから良いですよ」
で、目の前のグロい映像見ろと？ 余計「おげ」になるわ！
そんなこんなで、ほんの数分で検査は終了。そこに残ったものは様々な体液(涙&鼻水&唾液)にまみれた顔で、力なくベッドに横たわるぬたりの姿でありましたとさ。来年はバリウムにするわ、という堅い決意と共にな。
で、だ。そこまでして楽しもうとした人間ドックの食事も、胃カメラだろうと腹部に異物を入れて胃をふくらませるわけで、どのみち腹部の違和感は消えず、昨年までと同じ程度にしか料理は楽しめないというのが本日のオチなんですがね。
あー、きつかった。
まあ、毎年「痩せれ」と言われるためだけに数万払うのもどうかなあ、と言う思いは頭をよぎるのだが、かと言って一度ドックを受け始めると、やめるってのもそれはそれで勇気のいることになってくる。なので今年も申し込んだわけさ。
ぬたりが毎年お世話になっている病院は、当時付き合ってた彼女さんのオススメという、心底もうどうしようもない選定理由なんだが、世の中わからんもんで、ぬたりが家を建てた場所から最寄りの人間ドック実施病院がここになってしまいましてね。おかげで今年からえらい行きやすくなったわ。
で、今年に関しては昨年までと違う点が一つだけあった。胃カメラ検査の存在である。
これまで数年、ぬたりは内臓検査はバリウム検査を希望していた。これと言った理由があったわけではなく、胃の中にカメラを入れることに抵抗があっただけである。バリウムなら、液体の薬を飲む感覚で受けられる。
が、バリウム検査というのは発泡剤も同時に飲むので検査中はそれなりに苦しいし、バリウムを体から排出するためにそれなりの威力の下剤を飲むことにもなるので、後の影響というのが割と大きい。
んで、ぬたりが行ってる病院というのが、県内では有数の食事がおいしい病院だったりすんのよね。実際、過去数回の経験から言えば、ここの料理は美味しいと言える。しかしながら直前にバリウムと発泡剤と下剤飲んだ状態で食べる料理というのは、心底楽しめるものではない。胃がごろついてるし、どーせおいしく食べても下剤で出しちゃうんだし(おい)
で、胃カメラならそういうのないから食事もおいしく食べられるんじゃないか、と考えたわけ。あとは胃カメラも体験してみようかな、という好奇心もちょっとはあった。
検査当日。地の利を生かし受付時間7時半～に対し、7時20分には病院に着いたぬたりは、受付番号10番という早い番号をゲット。実際検査は順調すぎるくらいに順調。10時には全ての検査を終えてしまった。いつもはもう少し遅く着いて11時終了、って感じだから1時間は早く終わった。結論から言えば今年も「痩せれ」の一言で終わり。親から受け継いだ由緒正しき低血圧のおかげでメタボ診断こそ回避したが。
さて、胃カメラである。
胃カメラ経験者は読んでも何も面白くないと思うが、順を追って説明しよう。ぬたりは今回経鼻カメラなもので、まず鼻孔を広げる薬剤を鼻の中にスプレーされる。鼻すすろうとするとむせますからねー、はい、ぷしゅ。
気持ち悪。まんま鼻の奥に異物が入る感覚だからね。
続いて鼻に麻酔のゼリーを詰められる。鼻に薬詰めますからね。喉に流れた薬は飲み込んで大丈夫ですよ。はい、じゅるじゅる。
気持ち悪(本日2回目)。またその喉に流れてくる薬(ゼリー状)とやらの感覚が断続的にやってくる。うええ、口腔の奥の異物感がぁ・・・。
麻酔が効いたあたり(数分後)で、いよいよの固形物の挿入がある。鼻に長さ20センチくらいのチューブを突っ込まれる。いよいよ痛みを伴う可能性のある作業な訳だ。痛かったら言ってくださいね、という、じゃあ痛いって言ったらやめてくれるのかよ、というツッコミを誘発する常套句を聞きつつ、鼻にチューブが突っ込まれる。
あれ、痛くも痒くもないや。
いやあ、ビバ最新の麻酔薬。多少触れられてるくらいの感触でチューブの挿入が完了。おお、これ案外楽にいけんじゃね？ 今までも怖がらずにこっちにしときゃ良かったかもなあ、とちょっと思った。まあ、思えばこれが油断の第一歩でな。
別室に移動しいよいよカメラを入れられる。テレビやアニメで見たことある光景がそこにあった。やっぱり視線の先にモニターがあって自分でも見られるのな。
そんな気持ち悪いもんを見る趣味はないので目をつぶる。カメラが入ってくると、さすがに異物感はあるが大したことはない。飲み込もうとしないように指示はされるが、喉を通す時に1回だけ嚥下しなきゃいけない。でもこれも簡単にできた。おお、胃カメラ案外楽と思った直後にそれは来た。
「はい、胃を膨らませますからね」という言葉とともに腹部に訪れた違和感。お、お、
おげぇ、おげぉぁえぇぇぇぇ。
軽く「おげ」するとその「おげ」が次の「おげ」を呼ぶ。数回で「おげ」は収まるが、一度気付いてしまえばもう隠せない腹部の違和感。一気に「おげ」の回数が増える。そんなぬたりを見て注意が飛ぶ。
「飲み込もうとしないでくださいね」
しとらんわ！！ 反射だ反射。
「目は開けた方が力が入らないから良いですよ」
で、目の前のグロい映像見ろと？ 余計「おげ」になるわ！
そんなこんなで、ほんの数分で検査は終了。そこに残ったものは様々な体液(涙&鼻水&唾液)にまみれた顔で、力なくベッドに横たわるぬたりの姿でありましたとさ。来年はバリウムにするわ、という堅い決意と共にな。
で、だ。そこまでして楽しもうとした人間ドックの食事も、胃カメラだろうと腹部に異物を入れて胃をふくらませるわけで、どのみち腹部の違和感は消えず、昨年までと同じ程度にしか料理は楽しめないというのが本日のオチなんですがね。
あー、きつかった。
