というわけで、福島県の大内宿に行ってきましたわ。昔ながらの田舎の宿場町がそのまま残る、として近年大人気の観光スポットですな。
しかしまあ、ネットの影響もあるのか最近はこういう「渋いところがやたら大人気」みたいな傾向がありますね。大内宿や竹田城なんか、数年前まで誰も見向きもしなかったのに今や大人気。行楽シーズンなんか行けたもんじゃないってほどだもんなあ。
大内宿に関しては、ネットやマスコミの影響はもちろんとして、東京方面からのアクセスの改善も大きいかな。なかなかトンネルが開通せずに、長年「登山道を国道指定していた(ホントよ)国道289号が全面開通して、かなり行きやすくなったのは大きいかと。
実際一気に観光客が押し寄せて、周辺道路大渋滞、なんて話も最近まではあったんだけれども、これは車がなきゃ行きづらいにもほどがあるのに駐車場のキャパシティがなさ過ぎたことが原因。今でもまあ、行楽シーズンや夏休みには渋滞することもあるかも知れないけども、駐車場に関してはかなりの台数分整備されて、連日大渋滞、というほどのことはもうないみたい。実際ぬたりが訪れた時も駐車場待ちなんかなかった。まあ今は冬でオフシーズンとも言えるけど。
で、大内宿の名物と言えば、とりもなおさずこれ。
高遠そばである。
箸のかわりにこの丸々一本そばに突っ込まれたネギでそばを食べるという、なんかよく分からないけれどなんかやってみたくなる食べ方。冷静に考えれば薬味ネギ切る手間をこっちに負わせてるだけじゃないの? という不思議なそばである。
箸と違ってつまめないから食べにくいんじゃないの? と皆さんお思いかと思います。ところがこれがですね、実際に食べてみますとやっぱり無茶苦茶食べづらくてですねこれが(おい)。
で、ネギの端にそばを引っかけてそばだけすする、と言う食べ方はネギの端を一度口に入れて出すと言うことを意味し、どうも抵抗がある。じゃあってんで、口の中に突っ込んでネギをかみちぎると同時にそばをすする、と言う食べ方をすると、食べやすさは増すのだが、ネギを食い過ぎてあとで胃がもたれる、と言う可能性も増す。まあ、ぬたりが食後どうなったかはあえて触れないがな。
でもそばは素直においしいし、変わった体験ができることは確かなので、オススメですよ。
観光地化されてる(近年藁葺きに再葺替えしたとこが多い)きらいはあるけれども、雰囲気は確かにすばらしいもんがあるねここ。一度見ておいて損はないな。
とある店先にいた看板猫も愛想が良かった。ちょっと触ったらじゃれてきた。割と本気でじゃれてくるので、手に穴が空くことに慣れてない方は触らない方がいいかと(おい)。ぬたりは実家に猫いたから、猫菌でちっとも傷が治らないのも含めて慣れてるが。
続いて訪れたのは会津若松市、飯盛山のさざえ堂である。堂内を全て一方通行でらせん状に巡ることができればさざえ堂と呼んでいいので、日本にはいくつかさざえ堂があるが、円形のぐねぐねらせんを描いているのは日本でもここだけ。それ故、一見の価値がある。まあ、ぬたりは2度目だが。
で、すぐ近くにえらいレトロなおみくじマシンを発見。巫女さんの人形が一旦奥に引っ込んでおみくじを運んでくるのだが、
それなりのスリルのあるマシンだったりします(ちなみにちゃんと引けた)
会津若松と言えば、というスポットの鶴ヶ城にも行った。まあ石垣は実際大したもんだが、天守閣は鉄筋コンクリートだからね。それほど心躍るものでもない。当日は霞かかってて、天守閣最上階からの眺望もイマイチだったな。
大内宿は観光地化がちょうどいい感じで心地よかったですね。またしばらくしたら行きたいかな。
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