コロナ禍で生き方を見直す機会が与えられた我々は、アフターコロナをどのように考えているのでしょうか。
2030年の分岐点、地球環境を地球レベルで真剣に考えているのは、スウェーデン人の環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさん(17)しかいないのでしょうか。
今年亡くなられた筑波大学で遺伝子研究などをされていた村上和雄教授の本「コロナの暗号」をある先輩教授から勧められ一気に読みました。
モア・アンド・モア(もっともっと)の意識が地球を滅ぼすほどの危機を招いているのに、2030年ならずとも2050年には「ジャック・アタリ」の予言では民主主義も政府も、国家も無くなるといわれているのに、我々の心はモア・アンド・モアをそれでも求めている。
地球環境の破壊、人の生き方は変わらず、警鐘を鳴らす知識人の言葉に耳を貸していないかのような動き、村上先生は各章の終わりにまとめで端的に語られた内容を要約されています。
その中で目についた言葉の一つに「人新世」があります。
これから先数十年もたたず、抜本的な対策を打たなければ地球環境は修復不可能なほどのダメージを受けるけれど、人類は力を結集して新しい世の中での生き方を模索できるのか、はたまた無力であるのかが問われているということ。
人類が地球を破壊する時代、英知を集めて困難を克服するのか、それとも破滅に導いていくのか、世界的なコロナの広がりの中で、人類は合わせて、環境破壊の道を歩んでいることに対しても地球的な解決策を考えているでしょうか。
確かに国連では討議されていても、グレタさんほどの危機感を世界レベルで有しているか疑問に思えます。
村上先生の遺伝子研究の中から、亡くなられる直前までこの本を書き著わされていたと思うと、先生の思いがひしひしと伝わってきます。
一人の人間の力は弱くても、一人一人の力の結集は大きな力になると思えば、コロナ終息後を見据えて、SDGs等できることへの挑戦を工夫しながら、将来にわたる持続可能性の追求を図る必要があります。
先生の本を読み進めていくうちに、震災でのいろいろなエピソードなどにも触れられていました。
海外からの旅行者に対する被災地住民の方たちの対応、日本人の心を再認識するうちに涙が出るほど感動する内容が書かれています。
マスコミで取り上げられたかわかりませんが、被災地の苦労や厳しさもさることながら、それでも立ち上がる強い心、助け合いの精神、お互い様の気持ち、ぜひ実際に先生の本を手に取って読むことで、これからの「人新世」に、人本来の力を集めて新しい生き方を求めていきたいもの。
自民党の総裁選挙が終わり、どのような組織で変化が起きるのか、変わらないのか、それでも我々は変わる必要がある時を迎えようとしています。
コロナを克服して、モア・アンド・モアを求めるのではなく、住みたい日本、住みたい社会の確立を目指していきたいもの。
コロナで苦しむ人たちの社会・経済的な支援も継続して行い、日本らしさでよりよい社会を作りたいものです。
2030年の分岐点、地球環境を地球レベルで真剣に考えているのは、スウェーデン人の環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさん(17)しかいないのでしょうか。
今年亡くなられた筑波大学で遺伝子研究などをされていた村上和雄教授の本「コロナの暗号」をある先輩教授から勧められ一気に読みました。
モア・アンド・モア(もっともっと)の意識が地球を滅ぼすほどの危機を招いているのに、2030年ならずとも2050年には「ジャック・アタリ」の予言では民主主義も政府も、国家も無くなるといわれているのに、我々の心はモア・アンド・モアをそれでも求めている。
地球環境の破壊、人の生き方は変わらず、警鐘を鳴らす知識人の言葉に耳を貸していないかのような動き、村上先生は各章の終わりにまとめで端的に語られた内容を要約されています。
その中で目についた言葉の一つに「人新世」があります。
これから先数十年もたたず、抜本的な対策を打たなければ地球環境は修復不可能なほどのダメージを受けるけれど、人類は力を結集して新しい世の中での生き方を模索できるのか、はたまた無力であるのかが問われているということ。
人類が地球を破壊する時代、英知を集めて困難を克服するのか、それとも破滅に導いていくのか、世界的なコロナの広がりの中で、人類は合わせて、環境破壊の道を歩んでいることに対しても地球的な解決策を考えているでしょうか。
確かに国連では討議されていても、グレタさんほどの危機感を世界レベルで有しているか疑問に思えます。
村上先生の遺伝子研究の中から、亡くなられる直前までこの本を書き著わされていたと思うと、先生の思いがひしひしと伝わってきます。
一人の人間の力は弱くても、一人一人の力の結集は大きな力になると思えば、コロナ終息後を見据えて、SDGs等できることへの挑戦を工夫しながら、将来にわたる持続可能性の追求を図る必要があります。
先生の本を読み進めていくうちに、震災でのいろいろなエピソードなどにも触れられていました。
海外からの旅行者に対する被災地住民の方たちの対応、日本人の心を再認識するうちに涙が出るほど感動する内容が書かれています。
マスコミで取り上げられたかわかりませんが、被災地の苦労や厳しさもさることながら、それでも立ち上がる強い心、助け合いの精神、お互い様の気持ち、ぜひ実際に先生の本を手に取って読むことで、これからの「人新世」に、人本来の力を集めて新しい生き方を求めていきたいもの。
自民党の総裁選挙が終わり、どのような組織で変化が起きるのか、変わらないのか、それでも我々は変わる必要がある時を迎えようとしています。
コロナを克服して、モア・アンド・モアを求めるのではなく、住みたい日本、住みたい社会の確立を目指していきたいもの。
コロナで苦しむ人たちの社会・経済的な支援も継続して行い、日本らしさでよりよい社会を作りたいものです。