恩師の本

学生時代の「恩師」がこの世界的不況「金融危機」の構図を明らかにしようと本を書かれました。

勁草書房「世界的金融危機の構図」井村喜代子著2200円です。

恥ずかしながら小生も多くの損失を味わいましたが、また同じ轍を踏みそうな現在、先生の書物が警鐘を鳴らしてくださった感じがします。

実態経済の停滞、大量失業の長期化は今、日本だけでなく世界の経済を大きく変化させています。

このままでいいのか、という思いで思わず先生の本の購入に走りましたが、むしろ大きな世界の動きに目をやるだけではなく、しっかりと足元を見ながら、中小企業の少しでも役に立ち、ささやかながら雇用の増大にも貢献したいと感じています。

今中小企業の経営者にお願いしたいのは、創業の精神に戻り、社員全員が同じ意識を共有して、情報の共有化を図り、しっかりと経営を行うことです。

「経営」とは何か、個々の企業でやり方は違えど、他人任せにしないで、各々の役割を認識して、具体的に積極的に自分の仕事に取組んで欲しいと思います。

思いは伝えないと伝わりません。

ところで、この思いは伝わったでしょうか。