1031ビジネス・コンサルティング

経営コンサルタントの目で、日々の出来事から、参考になるキーワードを取り上げて、解説したり、情報発信をします。

amazon を知る

2018-10-06 11:34:09 | 独り言
前回アマゾンの怖さについてお話したのですが、カナダから帰り元マイクロソフト社長の成毛真さんの「amazon」(ダイアモンド社)を買ってみました。
マイクロソフトの社長だった方が今のアマゾンをどのように見ているのか興味があったからです。
外部からの分析はさすがではあるものの、ホールフーズなどの生鮮品の取り扱いはしない方がよいと書かれていました。
彼でもamazonの怖さを知らないのです。
前回に書いたアマゾンの顧客総囲い込み作戦を理解していません。
儲けているのがAWSであるならそれを利用した顧客分析はアマゾンでしかできないのです。
しかも毎日購入するデータがすべてアマゾンに入ってきます。
アレクサ(アマゾンのAIスピーカー)をカナダのホールフーズのレジ横で販売しているのを見た時、そのさりげなさと戦略に本当の怖さを見た気がしましたが、ITの社会をリードした成毛さんでも外から見ているとわからないのかと愕然とした内容でした。
昨日ヤマトの配送センターを茨木まで見に行きました。
その横にはオープン予定のアマゾンのセンターもあり、興味津々で見に行ったわけです。
ヤマトのラインにアマゾンの商品が流れているのを見ながら、いつまでその関係が続くのかとふと疑問に思った次第です。
ヤマトはだれの商品でも受注できるのですが、自社の商品はありません。
したがって付加価値サービスとしてパソコンの修理や医療関係の器具の洗浄などを行って、自社の利益確保に努力しています。
現状での事業運営には必要かもしれません。
しかしアマゾンが欧米で物流まで自社で行おうとしているとき、近い将来日本でも自ら事業を行う可能性があります。
amazonの戦略が見えないと成毛さんは語っていますが、我々普通人はシンプルにその怖さを理解し、今後の変化に対応していく必要があるのではないでしょうか。
続編はまた後日。

コメント
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