1031ビジネス・コンサルティング

経営コンサルタントの目で、日々の出来事から、参考になるキーワードを取り上げて、解説したり、情報発信をします。

謹賀新年

2022-01-01 00:09:22 | 独り言
あけましておめでとうございます。
今年の干支は「 壬寅(みずのえとら)」。
陽気をはらみながら春の草木が生じる意味があり、厳しい冬を越えて、いよいよ芽が吹き始め、新しい成長の礎となる年のイメージです。
コロナに打ち勝ち、いよいよ活動の場が広がりそうでワクワクしてまいります。
年末東京の小売市場の視察に参りました。
リベンジ消費の真っ最中というのでしょうか、百貨店もスーパーも閉店まで人だかりが途絶え内容でした。
大丸東京店ではあるスイーツが整理券を配っているので番号を見たら800番台。
並んでいる行列の最後はまだ600番台ということで、2時間半待ちの様子。
どこかで時間つぶしをする必要がある状況でした。
それでも並んで買う消費者心理。
日本橋高島屋も三越伊勢丹も、それぞれがそれぞれのフアン顧客を取り込んでいるようでした。
では横浜はどうかと、翌日港みらいから横浜高島屋などを視察。
遊園地も家族連れでいっぱいの人。
観覧車は30分待ち。
ディズニーランドはどうなっているのかとふと思った次第です。
横浜高島屋に行くと、食品売り場ではあの華正樓をはじめ、多くのテナントがここが最後尾というプラカードを持って列の整理をしていました。
年末食料品の売り場は全国同じ傾向ではないでしょうか。
ただファッションフロアなどに行くと、予想通りの状況で、ゆっくり商品選択ができる空間がぽっかりという感じでした。
銀座に戻って、1丁目から8丁目までじっくりと店舗を見て回りましたが、ラグジュアリーブランドもそれなりの混雑。
松屋、銀座三越、銀座エイト等それぞれの店舗が多くの集客を誇っているようでしたが、消費者の動きを見ながら感じたのは、個々の消費者の選択消費の目、本当に好きなもの、買いたいものを選んでいるようでより厳しい購買行動を見せつけられて気がします。
リベンジ消費とマスコミなどでは囃していますが、新年を迎えての消費はどうなるのでしょうか。
バーゲン待ち、気に入ったものしか買わない、そんな厳しい消費者を感じます。
そうした消費者の価値観に合わせるためどのように商品を開発し、販売していけばよいのか。
新たな年は新たな成長の基礎となる年の干支、「顧客価値」の見直しを図り、既存製品のブラッシュアップをどのように図り、市場に投入していくか、商品開発だけでなく、店頭のサービスに至るまで、カスタマージャーニーのどの接点ででも、共感を呼ぶ商品化、販売を目指す必要があります。
ますますマーケティング力、商品開発のプロセスでの技術力が問われる新年ではないでしょうか。
顧客との接点、タッチポイントを大切に、サービス面でも気の抜けない非常に競争の厳しい年になりそうです。
人材の活用、開発力、技術力、それらの総合力、そうした力を結集しても、情報発信面でもおろそかにできない販売力をいかに醸成していくか。
オウンドメディアとは、商品のシールからパッケージ、HP,FB,インスタ等すべて顧客の目に触れるものがメディアです。
どれかが顧客の価値観と会わなければ、違う、嫌い、合わないで目を向けてもらえません。
さて、新年は何から整備して商戦を乗り切っていかれるのでしょうか。
小生のキーワードはマーケットインではなく、「バリューイン・バリューアウト」です。
消費者の価値観、つまりターゲット顧客の感じている価値観に合わせた、企業としての商品価値・顧客価値を工夫し、商品展開を行い、情報発信する必要があります。
それが顧客の琴線に触れたら、購入につながりSNSなどで「○○バエ」として口コミで取り上げてもらえるかもしれません。
商品の展示方法や、商品そのものの見栄えさえ、気を遣う必要があります。
厳しい商戦がまた始まりました。
それは単にマーケティング力の勝負だけでは収まりそうにない競争です。
あなたの役割は?





コメント
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