ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

VN 1700 Voyager

2009-05-31 02:07:23 | ZZR1400

これが、VN 1700 Voyager です。写真出典は欧州のカワサキサイトのフリーの壁紙です。日本には正規に逆輸入されてはいないようですが、世界は狭いので日本でもお持ちの方が居られるかもです。

このマシンはテクニカル的には現代のマシンとして十二分な物を持っています。私でさえ、「もっと古めかしいのでは?」と思っていました。「販売不振が続いていたカワサキのどこにそんな底力があるの?」は、ヨーロッパ人共通の謎(笑)です。普通のヨーロッパ人は、「カワサキ」を「バイクの会社」としてしか知らず、川重全体としては知らないのです。バイク部門は、「男子三日会わざれば剋目(かつもく)して見よ」を地で行っています。

①K-ACT (前後連動ABSブレーキ) ②ETV-System(可変バルブ+IJ) ③ECC (オートクルーズ、47~137km) ④M I+Audio (多機能コックピット+オーディオ) ⑤中馬力・高トルク型V2エンジン(SOHC8バルブ) ⑥大型スクリーン ⑦合計126L容量のケース(トップ x 1 ・ パニヤ x 2) ⑧背もたれ付の大型後部座席 ※オーディオシステムは、iPod 、XM -Tuner 、CB無線 に対応

GL1800 にあって、VN 1700 Voyager に無い目だった機能には、バック機能とグリップやシートのヒーターがあります。「バイク乗りにそんな軟弱なものは要らん」と、男カワサキの開発者の方々は考えているのかも知れません。

両車両の排気量はほぼ同じですが、VN 1700 Voyager のエンジンの圧縮比は低目で、馬力も抑え目、でも高トルクが低回転で発生するので、街中でも扱い易く、長持ちしそうです。

 


美しいバイクの一つ

2009-05-30 17:45:25 | ZZR1400

モーゼル川べりに停めてあった GPX600R です。22年前のカワサキのバイクです。お茶した所から100台近い駐車中のバイクが視界にありましたが、ひときわ目を引きました。

「美しいバイク」と聞くと、「イタリア車」を連想しそうですが、好みは個人的なモノ、私にはこのバイクが、「一番美しかった」ように思えました、当日は。

メーター読みで時速230キロは出たバイク、それも600ccの排気量。当時のままでの抜群な保存状態から、持ち主の強い「愛情」や「執着」が見て取れます。

「中古車は儲からない」と言う、メーカー関係者がたくさん居ます。「なんて不遜な態度だろう」と、聞く都度に私はあきれ果てます。本来は、中古市場で存在感のある車両のメーカーは新車でも強いもの。旧車のユーザーをメーカーはもっと大切に扱って欲しいと思います、ねえカワサキさん。

 


完璧に思える、しかし...

2009-05-30 15:40:16 | ZZR1400

昨夜、しばしガレージで GW のことを考えていました。このバイクは完璧に思えるバイクです。40年近い熟成期間を経たバイク、「ホップ・ステップ・ジャンプ」 した後の 華々しい 「ジャンプ」 の瞬間を目の当たりにしているような感じです。

では、改めて1400GTRの事を考えてみるとどうでしょう?1000GTRの時からですから、23年の月日を経て、時間的にも世代数から言っても、「ホップ・ステップ」 の 「ステップ」 の段階だと思います、完璧だとは思えません。ただ、このバイクはスピード領域が GW と違う、従来の GT の枠に収まらない、海魚に例えるなら、「棚違い」 なのです。生息している場所の深度が違います。

ですから、現在のカワサキのラインアップで GW と比較すべき対象は1400GTRではなく、VOYAGER (VULCAN) 1700 でしょう。でも、このバイクは、「乗った事がある人」 を探すのが大変で、2009年モデルはドイツに50台の割り当てしかありません。試乗車を置いてある正規代理店は、欧州では、 「皆無」 です。所謂、「幻のGT」 とでも言えばいいのでしょうか?

欧州で1番シェアのホンダに、万年ビリに近いカワサキ。天下のホンダの世界的名車の GW に対して、日本メーカー中で対抗馬を唯一保持しているのがカワサキだとは、面白いと思います。少なくとも、効率的では無い行為だと思います。でも、今年の初めに数百キロ試乗した人の話では、「意外に良かった」 と言う話、「何が?」、VOYAGER がです。

7月末に1週間程、VOYAGER を借り出して試乗するつもりです。1000~2000キロ位は走ってみて、きっちり GW と比較してみたいと思います。

 


女房の感想

2009-05-30 05:44:49 | ZZR1400

今日、夕方の5時から夜の10時にかけて、GW で女房と100キロほど離れた所にある馴染みのレストランにデートしに行ってきました。来週早々に GW を返却しなければならないので、今回は女房が、「どうしても後ろに乗りたい」と申し出てきたのです。

レストランでは、ご覧のようなバイクの団体が、すっかり、「できあがっていて」、その脇で久々に女房と2人きりの夕食を外で食べれました。彼女の感想は、「すごく良かった」。「何が」と聞いたら、「座り心地抜群」だそうで、夕方は少し冷えるのですが、後部座席のヒーターのダイヤルを自分で回したらしく、快適だったらしいです。

「毛布をかけて、寝ているうちに目的地に着くんだったら、長距離ツーリングも楽だろうな」なんて、割とあり得そうなことを言っておりました。

ただ今、10日余りで3千キロちょっとの走行距離です。

 


デジタルカメラの功罪

2009-05-28 20:56:14 | ZZR1400

これは、ある雑誌用の撮影現場でした。機器はデジタルカメラのみ。それも大判は無論、中判カメラも、ポラも無し。最近は、「安っぽい単体露出計を持っていても、高額な色温度計を持っていないプロが多い」は、私だけの感想では無い筈です。でも、カメラ内蔵の何を基準にしているのか分からない 「オート機能」 に頼り、露出補正用の標準グレー紙も持っていない、は普通になってしまいました。

バシャバシャ撮って、後で直す。事前のバイクの洗車もいい加減なら、水着の女の子のお毛毛処理も、寝不足の赤い目も、何でも後で修正すっから構わん、早く終わらせようぜ、てな感じです。フィルム撮影の時の様な、一期一絵的な真面目さや緊張感やプロのみが持つ的確な知識の欠如は、デジタルカメラの罪でしょう。画面上の切った貼っただけにたけたような、カメラマンならぬオペレーターのような職人が多くなって来ています。

ただ、デジタルカメラの 「功」 は、環境問題からカメラ人口増加まで、いろいろとあり、プラマイだと全体的には+だとは思っています。しかし、フィルムを買わなくなる分、大幅に経費削減になるような事が鼓舞されましたが、まだまだ進化途中のデジタルカメラの定期的な買い替えや、昔は無かった経費としてのPC関連投資で、逆にフィルムにこだわっていた方が得だった、少なくとも今年、来年位まではフィルムにすべきだったとも夢想します。

発展途上のものに付き合うと、期待と現実が少し乖離していても、「これだけ投資したから」とか「後もう少しのはずだから」で、途中下車できない事があります。それが吉と出るのか凶と出るのかは、すべてが終わってみないと知る事ができません。この撮影を見ながら、「タイヤの汚れくらいは落とせよ」とか、「跡が付かないように引き回せないのかな」なんて、考えていました。後で、チョロチョロっと、画面で消せるから良いのでしょう、きっと...

 


ゴールドウイング一筋33年

2009-05-26 20:38:54 | ZZR1400

この方は、昨日、夕食で立ち寄った馴染みの宿の野外レストランで知り合ったルイスさんで、私がGL1800で来た時に、私の方を見て、親指を上に立て満面の笑みを浮かべたので、「もしかして」と思ったのですが、なんと、ゴールドウイング一筋33年の大ベテランでした。

今年62歳、4気筒1000ccのカウル無しの頃に大枚をはたいて後付けのフルカウル仕様にして乗り回していたそうです。当時は、シートの座面より、両手のひらを縦に並べたものより高い位置にトップケースが鎮座する事が許されず、車検を通すために、トップケース内に手で回るナットを取り付けて、「道具なして手でとれる箱は単なる荷物である」との言い訳して、皆さん車検に合格していたそうです。70年代後半から80年代前半までは、そんな議論がそこここであったとか。

初期型はフレームがエンジンに負けていて、高速になると車体がグニャグニャしてコントロールし難かったという話です。GL1500になってからは、それまでの欠点すべてが改善され、一昨年(61歳)迄乗っていたと言う事で、その写真は彼の財布の中にありました。1年前に「体力の衰え」を感じて、ハンブルグの人に eBay で売ってしまったそうです。「歳を取ると楽をしたくなるんだよ」と彼は少し淋しそうに笑っていました。二人乗りを楽しんできた奥さんもその場に居ましたが、同意見なようでした。

「何故、GLなの?ハーレーではないの?」の愚問に、「ハーレーもホンダのGLもそれそれ一文化を築いている、自分はツーリングの2回に1回の割でタクシーで帰りたくなかったからGLにしたんだ」との事で、ハーレーからGLに移った人は何人も知っているが、特にGL1500からハーレーに行く人はいないだろう、とも言っておられました。雰囲気も大切だが、品質も同じ位に大切な物と言うことらしいです。彼のGL1500は20万キロ近くをエンジンのオーバーホールも必要なく、タイヤとブレーキシューを頻繁に取り替えた他は、ほぼノントラブルだったとの事です。

1年前、こっそりとGL1500を手放した直後に、GL仲間から緊急の電話が入って、「おい、おまえのGLがハンブルグで走っていたぞ、盗まれていないか?」と言われたそうです。「誰のGLも独特で違う。どれが誰のGLか、結構、見た瞬間に分かるんだよ」と言うことらしいです。

GL文化、大変に奥深いものがあります。

 


GW のタンク容量

2009-05-26 16:16:16 | ZZR1400

GW のタンク容量は25Lらしいですが、最小目盛り半分の時に給油したら、あと3Lちょっと残っていた勘定です。その前に既にクルマと同じような 「警告ランプ」が点灯しておりました。多分、残り5L前後になると警告する仕組みなのでしょう。

燃費は分かりません(まだ、計算していない)が、最新のZZRやGTRの様には良くないと思います。5速6千回転あたりを多用しているからだと推測しています。いずれにしても、給油はクルマ並みに楽です、ホースを手で持っている必要が無い(前出の記事参考)ので。

 


昨夜の寝床

2009-05-26 15:50:34 | ZZR1400

昨夜の寝床は、まさに 「バイクの上」 でした。1日で約1000キロ移動し、家から150キロの所で、「ジ・エンド」、限界でした。途中アウトバーンを何度も降りて、宿を探すも皆無。村や町の宿屋には遅すぎた時間でした。

アウトバーン近くの大規模なガソリンスタンド、このようなガソリンスタンドにはスタンド自体の何倍もの、主にトラッカー用の駐車場が併設されています。レストランも、シャワー設備もあって居心地いいのですが、昨夜はここでも遅すぎる時間でした。深夜から早朝にかけての数時間の間、レストランは清掃のために閉まってしまうからです。

そこで、非常にりっぱな女王様の席(後部座席)で寝ることにしました。革ジャンを胸にかけて、スタンドの会計の女性から見える位置に停めたバイクの上で2時間ほど熟睡できたのです。午前1時から3時頃まででしたが、日中の残暑の残る生暖かい星降る夜でした。

自然に起きた後で、コーヒーを買いにスタンドに入ったら、人なつかしそうな会計のお姉さんが、「バイクの上で寝てる人を初めて見たわ、ちょっと信じられないことだった」のようなことをお金を受け取りながら言っていました。私は、「すみません、ここは勿論、寝る場所ではないけれども、どうにもこうにも眠気に襲われて...」、彼女は親切にも、「いいのよ、安全第一よ、一眠りして正解よ」と、言ってくれました。

GW の後部座席では、停まっている場合も(体験済)、走っている場合も(想像)、良く眠れます。

 

 


最短距離

2009-05-25 09:29:37 | ZZR1400

GW の内蔵ナビの設定を、「最短時間」 ではなく 「最短距離」に設定したら、アウトバーンを途中で降りて、このような田舎道を通るよう指示してきました。

行楽の渋滞も無い田園道をゆっくり走っている時に、ドイツのロックグループのラムシュタインの激しい曲が流れてきて、この曲がアウトバーン上で流れるとアグレッシブになるのですが、穏やかな風景には合いません。でも、走行中に胸ポケットの中の iPhone を選曲する事はできないので、不釣合いな組み合わせに頭の中がちぐはぐする場面もありました。

でも、結果は 「大吉」。美しい景色が次から次へと目に飛び込んできて、天気の様に晴れ晴れとした気持ちになれたからです。

 

                                 ZZR1400と1400GTRの日記より


バイクの上でお昼寝

2009-05-25 09:18:36 | ZZR1400

初めて、バイクの上で寝てみました。ハーレー乗りの人たちがたまにしている妙技だと思っていましたが、GW でも可能です。コツは、左側に足を斜めに投げ出して、バイクの右側半分に体重をなるべくかけないことです。要は、右側にバイクが倒れない配慮が必要です。

サングラスをかけて、高速のパーキング上で半時間ほどうたた寝しましたが、「気分最高」 でした。まるで海岸で寝そべっているかのような感じで、でも甲羅干しをしようと寝返りを試みましたが、その格好が傍からは異常に見えると考え、止めました。どんな格好になるのかは、想像にお任せいたします。

 

                                 ZZR1400と1400GTRの日記より


ガレージという名のもの

2009-05-25 02:15:05 | ZZR1400

昨晩に泊まった宿屋は、元々は歯科技工士センターだった建物で、今はホテルになっています。そこのガレージは1晩5ユーロでしたので、預かり物のバイクのために借りました。まあ、自分のバイクでも借りたでしょう。

ただ、ガレージを開けたら、横並びの5ガレージが中でそのままつながっていて、個室状態にはなっていませんでした。おまけに、ホテルの内側から入れる戸まで付いていました。ガレージはガレージで、ホテル客以外には入れなくなっていますが、ちょっとビックリしました。

このガレージには、車道から歩道、歩道からホテル敷地、敷地からガレージへと、それぞれに段差があって、車道からガレージへは緩い上り坂になっていました。翌朝に早く発つつもりでしたので、あらかじめ前向きに入れておきましたが、自走でバックできなかったら、相当に苦労したと思います。

自重400kg以上にもなる超大型バイクが自走でバックできないと、「本当に困ってしまう」事態があることに、今更ながらに今回気が付きました。また、別の記事にまとめてみようと思います。

細かいことですが、ラジオ用のアンテナが、このガレージの出し入れの際に上に跳ね上がっていた金属製の扉にぶつかって擦れていました。

 

                               ZZR1400と1400GTRの日記より


新旧比較

2009-05-23 03:35:02 | ZZR1400

GW の新旧比較です。勿論、上が新、下が旧世代のものです。2001年から今の新タイプになっています。DNA的には一貫性があるように見えます。下のGL1500は、私が欧州に来た時分から出回り始めた既に6気筒になっていたタイプです。だから、私にとってのGW はやはり、6気筒でなければしっくりきません。

GL1500の動力性能は知りません。乗る機会をずっと逸していたからです。GL1800の動力性能は分かりました。体感的には、「GPZ900Rと同じ位」でしょうか。馬力はどっこい、トルクは倍近くでも重量も倍近く多い、最高速は20キロ違うか違わないか。ただ、水平対向6気筒の方がスムーズに回ります。スムーズ過ぎるのか、トルク感が数値ほど感じられません。これだとアルプス越えなどでは神経質になりそうです。まあ、そもそも、そういう使い方を想定していないのかも知れませんが...

アウトバーンでは、2Lクラスのクルマとはタメを張れますが、少し排気量の大きいクルマ(2.5L以上)とだと、追い越し車線で流れをリードできなくなります。3L以上のクルマは、追い越し車線200オーバーが当る前なので、大型バイクであるにも関わらず、車線を譲る羽目になります。ドイツの高速道路では少し役不足なバイクです。但し、他の欧州各国の高速道路上の制限速度はおしなべて時速130km前後ですので、このままでも通用するレベルでもあります。アメリカなら、この動力性能で楽勝なのでしょう。

GL1500以前のライダーと、GL1800からのライダーに重なる部分が多いのか、少ないのか、興味深いものがあり、これからリサーチしていくつもりです。高速道路のスタンドで知り合った御仁は、GL1500迄が本当のGW だ、のような意見の持ち主だったようです。

 

                                                                      ZZR1400と1400GTRの日記より


超大型スクーター ≒ GW?

2009-05-22 21:01:20 | ZZR1400

超大型スクーターがあったとしたら、GW の様なもの?

GW は良いバイクです。5速6千回転で時速180キロ、そのまま旋回してもアウトバーン上で不安はありませんでした。ODで時速220キロ近くまで回ります。変な縦揺れも横揺れも振動も皆無。運動性能は、「スクーター」というカテゴリーの2輪車ではありません。ただ、ハンドルは現代的なスクーターに特有な後ろへ長く伸びるタイプで、この写真位置からだと、後で整理していて特に思いましたが、このアングルからは、「超大型スクーター」の新しいタイプのようにも見えます。

荷物の積載性は、トップケースが概観の割りに実容量が少なく、1000GTRの半分位しか入りません。パニヤケースは1000GTRの物と同等です。ただ、GW の後部座席の特殊な形状だと、1000GTRの様に何かをくくり付けられる感じではなく、荷物積載能力は並です。時速200km以上の高速巡航スピードへの配慮で意識的に小さなトップケースしか付けなかった1400GTRと同じ位の荷物を持っていけるバイクだと言えます。

ライポジは立っていて、いつもの腰ベルトの位置だと腰痛が出てきて、腰骨に当らない位置まで上げたらOKでした。その後に1000km以上は走りましたが腰は再び痛くなりませんでした。

スクーターって、ツッカケで乗れるような気軽さがあります。このGW もそんな気にさせるものがあって、使い勝手さの幅が非常に広いです。従来のスクーターはスポーツ性の範疇に頭を突っ込めても、手足はスクーターのままもがいていた印象でしたが、GW はその両方、つまりスクーター的な使い方も、スポーツバイク的な使い方も出来る、稀なバイク、というより他に例がないようなバイクだと言うのが、私のとりあえずの感想です。

 


大先輩の目

2009-05-22 15:36:16 | ZZR1400

出張中に知り合った GW の大先輩です。「あなたは GW の何を知っていると言うの?」という様な目の一瞥を出会いの時に喰らいましたが、別れ際のこの目も何かを雄弁に物語っているかのようでした。

GW って、単なるバイクの域を超えて、ある種の高尚な域に達している、敢えて言えば、文化的なものの一つのジャンルになっているかのような気がします。この大先輩もそんな文化村を守る防人の一人なのでしょう。

単に、「アメリカ人受けするバイク」という説明で終わらない魅力、ドイツでは年間コンスタントに300~400台売れている事実、3万ユーロを越える400万円超のGWの値段は、実売値段のZZR1400を新車で3台買えるものです。

単に「アメリカ的なものに憧れる」だったら、ハーレーにすれば良かったのだろうに、「なぜ GW なの?」の問いに、この方は、「なぜ、ハーレーと較べるの?自分は別にアメリカ文化に魅力なんか感じていないよ」と答えていました。

そんな GW の中でも、ポルシェの911シリーズの「空冷」対「水冷」のような断絶に近いものがあるとの印象があり、その辺を掘り下げていくとまた面白いものが見えてくるかも知れません。

いずれにしても、「人との出会い」は新しい事を教えて貰える良い機会です。これからも、そんなチャンスを逸しないようにしたいと思います。中坊時代に聞いた深夜放送に、「話しかけなければ過ぎ去ってしまう」のような事を繰り返し言っていたアナウンサーが居ましたが、まさにその通りなのでしょう、人と人との出会いとは。

 


GW の給油

2009-05-22 05:18:41 | ZZR1400

戻って来たばかりですので、まだ燃費の計算はしていませんが、GW の給油は、クルマの様に給油ホースの金具部分を穴に突っ込み固定するだけ。満タンで自動的に止まります。残量計の残り一目盛りで19L弱入ります。

昔のバイクのタンクの中は全体が空洞でしたが、最近の異形タンクの給油口下の空間は、給油ホースの金具部分をすっぽり飲み込むような深さが無く、昔のタンクの様には数が多くはありません。ですから、この 「スポッ」 は楽です。