ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

超大型スクーター ≒ GW?

2009-05-22 21:01:20 | ZZR1400

超大型スクーターがあったとしたら、GW の様なもの?

GW は良いバイクです。5速6千回転で時速180キロ、そのまま旋回してもアウトバーン上で不安はありませんでした。ODで時速220キロ近くまで回ります。変な縦揺れも横揺れも振動も皆無。運動性能は、「スクーター」というカテゴリーの2輪車ではありません。ただ、ハンドルは現代的なスクーターに特有な後ろへ長く伸びるタイプで、この写真位置からだと、後で整理していて特に思いましたが、このアングルからは、「超大型スクーター」の新しいタイプのようにも見えます。

荷物の積載性は、トップケースが概観の割りに実容量が少なく、1000GTRの半分位しか入りません。パニヤケースは1000GTRの物と同等です。ただ、GW の後部座席の特殊な形状だと、1000GTRの様に何かをくくり付けられる感じではなく、荷物積載能力は並です。時速200km以上の高速巡航スピードへの配慮で意識的に小さなトップケースしか付けなかった1400GTRと同じ位の荷物を持っていけるバイクだと言えます。

ライポジは立っていて、いつもの腰ベルトの位置だと腰痛が出てきて、腰骨に当らない位置まで上げたらOKでした。その後に1000km以上は走りましたが腰は再び痛くなりませんでした。

スクーターって、ツッカケで乗れるような気軽さがあります。このGW もそんな気にさせるものがあって、使い勝手さの幅が非常に広いです。従来のスクーターはスポーツ性の範疇に頭を突っ込めても、手足はスクーターのままもがいていた印象でしたが、GW はその両方、つまりスクーター的な使い方も、スポーツバイク的な使い方も出来る、稀なバイク、というより他に例がないようなバイクだと言うのが、私のとりあえずの感想です。

 


大先輩の目

2009-05-22 15:36:16 | ZZR1400

出張中に知り合った GW の大先輩です。「あなたは GW の何を知っていると言うの?」という様な目の一瞥を出会いの時に喰らいましたが、別れ際のこの目も何かを雄弁に物語っているかのようでした。

GW って、単なるバイクの域を超えて、ある種の高尚な域に達している、敢えて言えば、文化的なものの一つのジャンルになっているかのような気がします。この大先輩もそんな文化村を守る防人の一人なのでしょう。

単に、「アメリカ人受けするバイク」という説明で終わらない魅力、ドイツでは年間コンスタントに300~400台売れている事実、3万ユーロを越える400万円超のGWの値段は、実売値段のZZR1400を新車で3台買えるものです。

単に「アメリカ的なものに憧れる」だったら、ハーレーにすれば良かったのだろうに、「なぜ GW なの?」の問いに、この方は、「なぜ、ハーレーと較べるの?自分は別にアメリカ文化に魅力なんか感じていないよ」と答えていました。

そんな GW の中でも、ポルシェの911シリーズの「空冷」対「水冷」のような断絶に近いものがあるとの印象があり、その辺を掘り下げていくとまた面白いものが見えてくるかも知れません。

いずれにしても、「人との出会い」は新しい事を教えて貰える良い機会です。これからも、そんなチャンスを逸しないようにしたいと思います。中坊時代に聞いた深夜放送に、「話しかけなければ過ぎ去ってしまう」のような事を繰り返し言っていたアナウンサーが居ましたが、まさにその通りなのでしょう、人と人との出会いとは。

 


GW の給油

2009-05-22 05:18:41 | ZZR1400

戻って来たばかりですので、まだ燃費の計算はしていませんが、GW の給油は、クルマの様に給油ホースの金具部分を穴に突っ込み固定するだけ。満タンで自動的に止まります。残量計の残り一目盛りで19L弱入ります。

昔のバイクのタンクの中は全体が空洞でしたが、最近の異形タンクの給油口下の空間は、給油ホースの金具部分をすっぽり飲み込むような深さが無く、昔のタンクの様には数が多くはありません。ですから、この 「スポッ」 は楽です。