ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

美しいバイクの一つ

2009-05-30 17:45:25 | ZZR1400

モーゼル川べりに停めてあった GPX600R です。22年前のカワサキのバイクです。お茶した所から100台近い駐車中のバイクが視界にありましたが、ひときわ目を引きました。

「美しいバイク」と聞くと、「イタリア車」を連想しそうですが、好みは個人的なモノ、私にはこのバイクが、「一番美しかった」ように思えました、当日は。

メーター読みで時速230キロは出たバイク、それも600ccの排気量。当時のままでの抜群な保存状態から、持ち主の強い「愛情」や「執着」が見て取れます。

「中古車は儲からない」と言う、メーカー関係者がたくさん居ます。「なんて不遜な態度だろう」と、聞く都度に私はあきれ果てます。本来は、中古市場で存在感のある車両のメーカーは新車でも強いもの。旧車のユーザーをメーカーはもっと大切に扱って欲しいと思います、ねえカワサキさん。

 


完璧に思える、しかし...

2009-05-30 15:40:16 | ZZR1400

昨夜、しばしガレージで GW のことを考えていました。このバイクは完璧に思えるバイクです。40年近い熟成期間を経たバイク、「ホップ・ステップ・ジャンプ」 した後の 華々しい 「ジャンプ」 の瞬間を目の当たりにしているような感じです。

では、改めて1400GTRの事を考えてみるとどうでしょう?1000GTRの時からですから、23年の月日を経て、時間的にも世代数から言っても、「ホップ・ステップ」 の 「ステップ」 の段階だと思います、完璧だとは思えません。ただ、このバイクはスピード領域が GW と違う、従来の GT の枠に収まらない、海魚に例えるなら、「棚違い」 なのです。生息している場所の深度が違います。

ですから、現在のカワサキのラインアップで GW と比較すべき対象は1400GTRではなく、VOYAGER (VULCAN) 1700 でしょう。でも、このバイクは、「乗った事がある人」 を探すのが大変で、2009年モデルはドイツに50台の割り当てしかありません。試乗車を置いてある正規代理店は、欧州では、 「皆無」 です。所謂、「幻のGT」 とでも言えばいいのでしょうか?

欧州で1番シェアのホンダに、万年ビリに近いカワサキ。天下のホンダの世界的名車の GW に対して、日本メーカー中で対抗馬を唯一保持しているのがカワサキだとは、面白いと思います。少なくとも、効率的では無い行為だと思います。でも、今年の初めに数百キロ試乗した人の話では、「意外に良かった」 と言う話、「何が?」、VOYAGER がです。

7月末に1週間程、VOYAGER を借り出して試乗するつもりです。1000~2000キロ位は走ってみて、きっちり GW と比較してみたいと思います。

 


女房の感想

2009-05-30 05:44:49 | ZZR1400

今日、夕方の5時から夜の10時にかけて、GW で女房と100キロほど離れた所にある馴染みのレストランにデートしに行ってきました。来週早々に GW を返却しなければならないので、今回は女房が、「どうしても後ろに乗りたい」と申し出てきたのです。

レストランでは、ご覧のようなバイクの団体が、すっかり、「できあがっていて」、その脇で久々に女房と2人きりの夕食を外で食べれました。彼女の感想は、「すごく良かった」。「何が」と聞いたら、「座り心地抜群」だそうで、夕方は少し冷えるのですが、後部座席のヒーターのダイヤルを自分で回したらしく、快適だったらしいです。

「毛布をかけて、寝ているうちに目的地に着くんだったら、長距離ツーリングも楽だろうな」なんて、割とあり得そうなことを言っておりました。

ただ今、10日余りで3千キロちょっとの走行距離です。