ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

1泊出張のお供

2009-09-25 03:28:26 | ZZR1400

昨日から今日にかけての1泊出張、1000GTR で行って来ました。往復約1000キロでした。故障したドライブシャフトの交換は近々に記事にしましたが、フロントフォークのバネも 15% ほどバネレートの高いものにしてあります。

結果は新車以上の乗り心地になりました。トップギヤ9千(レッドは1万5百~)で時速200キロ、横揺れも振動も無し、1400GTR 的な走りが可能です。唯一、不安だったのが、ブレーキ。キャパが 1400GTR とは段違い(ABS無しも含めて)なので、慎重に走りざる得ません。十分に空いていると思い易い先行車との車間距離は十二分にとりました。

で、給油したスタンドでアイスを食べながら愛車を眺めてみると、「うーん、良い」、何が良いと思ったかと言うと、「姿形が良い」「性能が良い」「丈夫だ」 etc. ...所謂、大きな満足感がこみ上げたのです。

ずいぶんと前から時速160キロからの伸びが悪く、「ヤレ?」 のように考えた事もありましたが、実際にはドライブシャフトの偏心が原因だったのです。でも、そんなアイデアは浮かばなくて、たまたまのルーマニア行で状態が顕著に悪くなりオイルが漏れ出して、それを直すためにどこそこと分解した結果がもたらした偶然でした。

今は、「ギューン」 と下から回って、あっという間にレッドに飛び込みそうになるメーターを見ていると、ウキウキしてくる気持ちを堪え切れず、平均時速が20~30キロは上がったようでした。

 


憧れのマシン

2009-09-13 09:03:41 | ZZR1400

CB400F 、「フォーインワン」 と1970年代に言っていた様な ...その時はもっぱら 50cc の原付(スズキのハスラー)に乗っていたので、憧れのマシンの1台でした。50cc 以上のバイクは全部が全部良く見えたのです。

50cc から限定解除してナナハンに乗り換え、中型に乗らないままになってしまって、ちょっと残念な気持ちがありました。でも、昨夕に近所のペーターさんの所でバイカーの集まりがあり、夕食がてらに家族総出で歩いて行ったところ、会場となった駐車場に CB400F があって、跨ることが出来ました。持ち主に、「乗っても良いよ」 と言われたのですが、メットも持参していないし、何より既にお酒が入っていたので、試乗は辞退しました。

跨ってみると、「あれっ、こんなに小さかったけ、このマシン」 が第一印象。青春時代の真っ只中で傍から見ていただけの私には、とても大きなマシンに見えました、当時は。しかし、フォーインワンの曲線美は今見ても素敵です。

 


シャフト交換

2009-09-08 16:44:40 | ZZR1400

シャフトドライブ機構のシャフト全体をベアリング込みで交換しました。黒海に行った後、エンジン側のシャフト付け根からオイル漏れが始まり、しかしそのオイル自体は透明度が高いものでした。その付近のオイルシール破損などが原因では無い予感がありました。

数千キロもの悪路を GS 的に使用した報いだったのでしょう。分解してみるとシャフトのユニバーサルジョイントの片方向が 「抵抗感」 があるという正常な状態とはほど遠い 「ゴキゴキ」 でした。今回のオイル漏れは以下の様な経緯だったと推測します。

「高速走行でオイル圧力が高まる → 作動不良のユニバーサルジョイントがシャフト回転の偏心を生む → 後輪側のオイルシールにズレ → 噴き出したオイルがシャフト伝いにエンジン側へ → 走行中に格納されたセンタースタンド沿いに付着」、後にはタイヤの左サイドにもオイルが付着し始めたでしょう。

ルーマニア横断ではフルボトムに近い状態で激しく上下していたスイングアーム。同時に軸回転数の急上昇急降下も頻発し、ユニバーサルジョイントは破損しました。残念ながらアッシーでの交換になった次第です。

「抜けてしまったか」 と心配していたウイルバースのリヤサスは完調で、OH の必要はありませんでした。ドイツ製部品は GS のシャフト同様に丈夫ですね。でも1000GTR はオンロード用なのに今回は設計の想定外な使い方をしてしまいましたので、バイクのせいではありません。