ZZR1400GTR's Tagebuch(日記)

主に独逸・墺太利・瑞西・南チロルの欧州事情を発信。

ビールとバイク

2010-04-26 17:53:02 | ZZR1400

バイク乗りとビール、勝手な想像ですが、この組み合わせは、「大部分」 のライダーに当てはまることなのでは?

この写真は、「ビールを飲みに1003キロ走った」 時のものです。人つてに、「あそこの造り酒屋のビールは抜群」 と聞いて、そのためだけに行きました。大型の醸造釜が2基がけでレストランに鎮座していました。その大釜は隣の醸造所から長いパイプで接続されているようでした。

料理も、「グンバツ(古い表現?)」 で、値段は散々に飲み食いしてアルコールを抜くために宿泊した田舎の宿屋の素泊まりの価格と似たり寄ったりでした。

一番かかかったのは、ガソリン代とオイル代。1400GTRを時速180キロ~250キロの範囲でアウトバーンで急な加速・減速を数時間も繰り返すと、100キロで9L近くの燃費となり、オイルは全替え(オイル点検窓からオイルが消え、抜くと汚れ切っています)です。

ビールを飲みに行くのに、3万近くかかった勘定でしたが、行きと帰りでの走りの爽快感、地ビールの美味しさ、料理の旨さ、に比べると決して高くは無かったと思います。

女房に話したら、「女がそんなことをしてたら家計がもたない、女はそんな事は決してしない」 とおかんむりだった事も合わせてお知らせしておきます。

でも、本当に、「気持ちよかった~」 です。

 


危機一髪

2010-04-26 15:29:44 | ZZR1400

前回行った出張で、ドイツ側のアウトバーンで飛ばしに飛ばして、走りに夢中になっていたら、「リザーブ」 の警告点滅に気が付いたものの、40キロほど行ってもその区間にはガソリンスタンドが無く、あせりました。「もう数キロでオーストリア側」 と言うところでアウトバーンを降りて近在の町で見つけたスタンドでやっと給油できましたが、21.05L(センタースタンドを立てた状態)入りましたので、計算上の残りは 0.95L だったことになります。

ドイツ側でのガス欠なら日本のJAFに当る救援組織(ADAC)に持ってきてくれたガソリン代を払えば済みますが、オーストリア側ではどうなるのか分かりません。非常に高いものに付いた可能性があります。また、国境付近は長いトンネルが多く、その中でガス欠したら大変でした。0.95L の残量なんて、タンクからのインジェクションへの複数の管なんかを考慮すると、無いも等しい残量です。ちょっと肝を冷やしました。

リザーブと言っても、本当に物理的な別タンクが予備としてあるわけではないので、警告音なんかで知らせられない走行中のライダーには、ハンドグリップへの振動なんかで知らせてくれれば良いのにと思います。

 

 


初めての罰金(点数無し)

2010-04-21 20:11:46 | ZZR1400

欧州に来て24年目、バイクで初めての罰金(点数無し)の憂き目に遭いました。

先週末に、ドイツ→オーストリア→イタリア→オーストリア→ドイツと、24時間以内に1泊を含めてバイクで移動した際に、イタリアからオーストリア側に入る有料道路で峠を越えた終点(料金所)で捕まりました。

25ユーロの罰金(26キロオーバーだったとか、どこで計測されたのか気が付きませんでした)で、「外国の警察の取り締り」 なので私のドイツの免許には点数が及びません。今でも、バイクでは 「減点無し」 の記録は続いています。

この写真のおまわりさんは、「免許証」 の提示だけを私に求めて、「車検証」 には全く感心がありませんでした。私が、「すみません」  と言ったら、「別に謝る必要なんてありません。お金を貰うのは我々です」 と言いました。日本的に意訳すれば、「毎度(まいど)、おおきに」 てな感じでしょうか。

いずれにしても、「記念撮影」 にも快く応じてくれて、メットを被って再スタートする時には、そこに居たオーストリアのおまわりさんたちが手を振って送り出してくれたのです。ドイツ語圏のおまわりさんたちは、こんな感じの人たちが多いような気がします。今まで、「嫌なこと」 って、1度も経験していません。

 


リヤサス交換の仕方 (1400GTR) の場合

2010-04-11 15:22:01 | ZZR1400

1400GTR のリヤサスを交換するのは簡単です。

①センタースタンドでバイクを立てます。

②下側のボルトの左→右を弛めて抜きます。

③画面中央の奥まった所のボルトを弛めて抜きます。

④社外サスに ③ → ② の最初とは逆の手順で換装します。

小さなボルトは40Nm程、大きなボルトは54Nm程でトルクレンチを使って締め付けるのが理想です。

ものの、20分位で終了です。

 

 


新1400GTR

2010-04-10 15:36:47 | ZZR1400

「新1400GTR」 と言っても、2007年の旧モデルです。

「新1400GTR」 と題したのは、900キロほどの週末の出張に出る前に Fフォークのバネとリヤサスを換装したからです。

「全く別なバイク」 ではなく、「新1400GTR」 と言えるほど、「カイゼン」 されたのです。以前との違いは

①バネレート

以前: フロントもリヤも、バネレートが 「仮想人物 α 用」 の物

現在 フロントもリヤも、バネレートが 「私用」 の物

②減衰力(シム)

以前: どうなってんだか、誰も知らない 「秘密の仕様」 

現在: 個別の測定グラフが付いた 「私仕様」

③プリロード

以前: 仮想人物 α 用のバネを適当(?)に締めこんだ物

現在: 自分の体重に合ったバネを最適に締めこんだ物

前は、時速240キロを越えるあたりから横揺れが始まった2CTロード、その兆候がピタリと無くなったのは、どうやらタイヤではなく、サスが原因だったようです。

以前の1400GTRでは、時速220キロ前後での積極的なレーンチェンジなどはしたくは無かったのですが、今日はまるで ZR1400改 に乗っているかのように、自由自在にできました。

「前後に強い接地感」 を感じれると、「何でもできる」 気持ちとなって、積極的な走りができます。「気持ち良いー」 なんて言いながら疾走していました。