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ジーン・ウールの不思議な旅

ジーン・ウールは不思議な女性です。姿を変えて過去にも未来にも現れます。
もしかしたら貴方の友人や奥様かも知れません。

店主ご挨拶

ようこそお越し下さいました。 昨年(2010)、3ヶ月の雲水修行に行ってまいりました。 私は働き者で(自己申告)、精舎は朝は早く夜は遅く「朝瞑想」の時間は、気がつくといつも寝ておりましたが・・。 私の人生の1ページに、思いがけないご褒美を頂けたような日々を過ごさせて頂きました。・・ま、主婦でも決心ひとつで如何様な道も開けるんですね。 今も精舎に行くと「実家に帰った」ような気がします。 このブログ管理人は、最近物忘れ症候群中につき、おいで頂いた感謝を申し上げ、コメントを頂いても書いたり書かなかったり、付き合いが悪いことのご無礼をお許し下さいませ。

エンキドゥの死 1

2006-07-27 17:45:40 | ギルガメシュとエンキドゥ
1.
ギルガメシュとエンキドゥは、力を合わせイシュタルの天牛を打ち殺した。

通りで仕え女たちが褒めそやす。
「人々のなかで、誰が最も素晴らしいか。
男達のなかで、誰が最も立派であるか」
国の民らが唱和する。
「人々のなかで、ギルガメシュこそ最も素晴らしい。
男達のなかで、ギルガメシュこそ最も立派である」

ギルガメシュとエンキドゥ。
友となって初めて、二人は遠く離れて座った。二人はシャマシュの前にひれ伏した。荒野で生まれたエンキドゥは、兄弟として腰を下ろした。

二人は眠って、そして明るくなったとき、エンキドゥは語りはじめた。
 
「おおわが兄弟よ、わたしは昨夜なんという夢を見たのだろう。
アヌ、エンリル、エアそして天なるシャマシュが集まっていた。
エアがエンリルにこう言っていた。『彼らは天の牛を殺してしまった。
そしてまた、香柏の森の万人フンババを殺してしまった』
するとアヌが言った。『二人のうちの一方が死ななければならない』
エンリルがこう答えた。『エンキドゥが死なねばならぬ。ギルガメシュは死んではならぬ』
天の太陽神シャマシュがエンリルに話していた。
『彼らは天牛とフンババをお前の命令で殺したのではなかったのか。それなのに罪のないエンキドゥが死なねばならぬというのか』
エンリルは天の太陽神シャマシュに腹を立てた。
『お前が彼の仲間のように、毎日彼らと共に行くからだ』と」

エンキドゥは起きあがれず、横になったままだ。
「わが兄弟よ。お前は私にとってかけがえのない兄弟だ。彼らはわたしを、わが兄弟のために再び起きあがらせない。わたしは死霊のもとに座るだろう。わたしは死霊の敷居を越えるだろう。そしてかけがえのない兄弟を、この目でもう見ることはあるまい」

ギルガメシュは友の言葉を聞き、その目から涙があふれた。