18歳の娘が選挙権を得て、はじめて投票します。親として、いろいろ思うところがありますが、親の考えを押しつけるのは・・・・。だからと言って、「好きにすれば!」と突き放す言い方も・・・・。どう思われますか?
いよいよ参議院選挙ですね。
結論から言えば、
生きた社会勉強になるのでこの機会にいろいろアドバイスをするのが良いと思います。
お子さんにもよりますが、あまり親の考えを押しつけると逆の方向に行ってしまう場合もありますので、頭ごなしに「比例は○○党に!」とか「○○候補に投票しなさい。」と言うのは親として工夫が足りないです。
そこで、どの候補者、どの政党に投票するべきか自分の頭で考え、自らの意志で決めるように持っていきます。
お子さんが自分の頭で考えるように仕向けると言っても、知識・材料がないと考えられません。だから、いろいろな参考になる書籍を読ませます。
ここでの最大のポイントはお子様に薦める本です。
例えば、現政権を批判し、現政権を全否定する本ばかりを読ませれば、そのように感化をされがちですし、現政権の方向が正しく、今後もこの方向が良い、という本ばかり読ませればそう感化されます。18~19歳はしっかりしているようで、そういう感じの子も少なくないです。
だから、いろいろな立場からのいろいろな意見を聞き、その上で判断するというようにもっていってあげましょう。「一方聞いて沙汰するな」ということもあるのでお子さんが一方的な言い分のみ聞いてそれだけが正しいと教条主義的に信じてしまうのは避けましょう。
物事は一方から光をあてて見ただけでは誤解してしまう虞があります。だから、いろいろな方向から光をあて、その交差光線に照らされ浮かび上がったものを見てはじめて実像を正しく把握できると思います。
そこで、18~20歳の若者が現在の日本の政治状況を理解するのにお勧めの本があの「永遠の0」「海賊と呼ばれた男」の作者である百田尚樹氏の力作の
「カエルの楽園」です。
カエルの楽園 | |
百田尚樹 | |
新潮社 |
基本的に「カエルの国のお話」ですので読みやすいですし、いろいろ考えさせられます。
親としても、親学の一貫として、是非ご一読願います。