昨日(6/9)星野学園小学校の河邉教頭先生が弊塾にいらっしゃいました。
河邉教頭先生とのお話の中で賛同・共感できることが多々ありました。その中の一つを紹介すると、
開校以来星野学園小学校の生徒達に対して「他のお客様のご迷惑になるので電車やバスの中で騒いではいけない。」と指導している。しかし、そう言うだけではなかなか全校生徒にまで徹底できないこともある。
そこで、「電車やバスの中で読書をしよう!」と呼びかけている。そして、読書カード?があり、毎月の読み終えた書名を冊数とともに申告する。それを学期毎に学校全体で冊数を多い生徒を表彰するとのこと。子供達は通学時間や空き時間にすすんで読書をしており、学期ごとの表彰を楽しみにしているとのこと。
「電車・バスの中で騒いではいけない。」と説教するより、電車・バスの中でやるべきこと(読書)を作ってあげ、同時にそれを励みにする仕組み(自己申告+表彰制度)を作る。そうすると子供達は説教しなくても騒がなくなり、電車・バスの中でも自ら進んで読書をするようになります。
小学生の自主性尊重というのはこの星野学園小学校のようなやり方が正しいと思います。子供達が進んで電車・バスの中で読書をするように大人達が仕向け、そのやる気を持続する仕組みを作っておく、子供達はその仕組みの中で大人達の予想以上に自主的に頑張る。子供達の自主性を最大限尊重しながらも決して放任しているわけではありません。
実はこれが子育てのコツなのです。「○○してはいけない。」「真面目に○○しなさい。」と叱ったり、説教するより、子供が喜んでやることを作ってあげるのです。それを夢中になってやっているので○○をしないし、真面目に○○するのです。このように子供がやる気を出し、子供の努力を支える仕組みを作るのです。そうすれば子供は親が驚くほどすすんで努力をするのです。
私井澤の持論ですが、「子育ては作戦でやるのです。」
是非、各ご家庭で試してみて下さいね。