入試シーズンが終わると世間ではこんな話を耳にします。
「『これは嫌い、あれはイヤ!」といって出来ない分野の勉強をしたがりませんでした。志望校の入試でそこが出題されてしまい、やはりできなかったようで、不合格でした。うちの子が苦手な分野ばかり出題されるなんて・・・・運が悪かったです。○○○小学校とはご縁がなかったのですね。」
これって、本当に運が悪かったのですか?また、『ご縁がなかった』のでしょうか?
違いますね。「あれは嫌い、これは出来ない。」で入試の日まで放っておいた周囲の大人達が悪いのです
「嫌いな問題も大切だから勉強する。」とお子さまを納得させることができなかった大人達に責任があるのです。入試勉強とは山カケ勉強するものではなく、出題範囲全部を勉強するものです。「ここは子どもがやりたがらないからやらない。」-こんな子どものわがままに振り回されているようでは、落ちて当然です。私立小学校の入学試験を甘くみて欲しくないですね。
8月を迎え、埼玉県内入試まで2ヶ月をきりました。
年長さんなのに、「あれは嫌い、これは出来ない。」のままで良いのでしょうか?
良いワケがありません。
そこで、苦手分野の克服つまり「○○が苦手、□□は嫌い。」を減らしていくことが大切です。
実はお子様は出来るようになると自信もつき、その問題が好きになるものです。
「やらないからできない。できないからやりたがらない。やらせないからいつまでもできない。」
-これでは悪循環です。お盆休み前後の時間のあるときにこそ、この負の連鎖を断ち切ることが必要です。
家庭学習のいっそうの充実を強くおすすめします。