以前にもこれに似た質問に答えたり、子育てセミナーでも語っていますが、しばらく話していなかったし、このところ合格体験談やセミナーについての話が続いたので、長くなりますが、順を追って以前より詳しく話したいと思います。<o:p></o:p>
まずは御父母様がお子様の30年後の将来像を具体的に描くことです。<o:p></o:p>
ただ「大きな夢を実現し、世のため人のために尽くせる人物・・・」と言っても、その人柄は?職業は?家族は?と30年後のお子様のあって欲しい姿を具体的に描いてみるのです。それをノートに書いて見ましょう。現在お子様はまだ幼稚園年少ということですから本人の希望を聞いても要領は得ないし、通常は意味がありません。ですからお子様に相談する必要はありません。息子の幸せ心から願う親の勝手な希望で良いのです。
さあ、お子様にはこれこれこうなって欲しいという具体的な長期目標が出来ました。では夢やお子様にあって欲しい姿を紙に書くだけで30年後本当に実現するのでしょうか?夢を語ったり、未来予想を言うのはその人の勝手です。しかし、言うまでもありませんが、それを本当に実現させるためにはその目標に見合った親の努力とお子様本人の努力が当然必要でしょう。30年後ですと今4歳の年少さんも34歳となり、立派な社会人です。
当たり前ですが、子供は急に4歳から34歳にはなりません。(^o^)<o:p></o:p>
そこで、長期目標を策定したら、次にその長期目標を達成するための中期目標と中期達成計画の策定をします。30年後これこれこうなって欲しいのなら、逆算して20年後(24歳)ではどうなっていて欲しいか、また、どうあるべきか。さらに、さかのぼって10年後(14歳)ではどうあって欲しいか、また、どうあるべきか。そして、5年後(9歳)は?、3年後(7歳)は?このようにお子様の人生の節目節目でどうあって欲しいか、また、どうあるべきか考え、中期目標とその達成のための中期達成計画と達成手段を策定しておきます。<o:p></o:p>
そして、来年5歳のお子様にはどうなって欲しいか、また、どうあるべきか、短期目標を短期達成計画を策定します。シンプルに言えば、「これからの1年間でどう育って欲しいか、また、どうすればそうなるか」、ということをはっきりさせるのです。<o:p></o:p>
ここまでお読み頂いて、既にお気づきとは思いますが、子育て長期計画ってまるでビジネスの経営計画のようでしょう?そうなんです。子育ては長期計画であり、計画的にするものなのです。いきあたりばったりするものでもなく、まだ4歳児のお子様のわがままに親が振り回されてするものでもなく、親戚や祖父母の意見に左右されてするものでもなく、ご両親様が「我が家はこう育てるのだ。」という信念を持って、親の人生をかけて、親の責任でするものです。
それだけ真剣に、それだけ周到に、計画し、準備し、計画的に子育てをしても、実際には、なかなか計画通りには進みません。それはそうです。人生万事そういうものです。<o:p></o:p>
どうせ計画通りにいかないに決まっているから計画を全面放棄するのですか。または、どうせ計画通りにいかないから計画すら作らないのですか。そうではないですね。
子育て計画が計画通りに行かないのは実は折り込み済みなのです。なぜなら、親が子供の幸せを真剣に願って描いた子育て計画も、それはあくまで親の気持ちであり、お子様の自由意志を反映してはいないからです。<o:p></o:p>
また、長期子育て計画、中期計画、短期計画は実行しながら日々修正をかけていくものです。これこれこう思って育てたが、実際こうなった。そこからまず短期計画を修正して、中長期計画達成にむけて実行していく。まさに子育て計画もPDCAサイクルでらせん階段状に実行していくのです。
*ご存知とは思いますがご参考までに
例えば、ご両親様が考えた30年後のお子様の姿が<o:p></o:p>
「日々人々の命を救い、病を治し、人々の心を光で満たす医師として活躍している。そして、良き伴侶と出会い、子供を授かり、家庭的にも恵まれている。そして、周囲の人々に対して、日々プラスの影響を与え続けている存在であり、充実した人生を送っている。」とします。
すると、
①職業面から学習面 :30年後医師として活躍しているのだから、当然約20年後には医学部医学科を卒業して医師国家試験に合格している。ということは、大学受験で医学部医学科に合格しているはず。そのためには医学部医学科に毎年多数合格している偏差値の高い中高一貫校(または高校)に入学したほうが合格しやすいだろう。そうであるならば、小学校時代はそういう中高一貫校に合格できる私立小学校に入学させるべきだろう。いくら良い私立小学校に入れても小学校の勉強だけでは、御三家中学合格は厳しいだろうから御三家中学に実績のある塾にも小3冬くらいから入れよう。御三家をはじめとした中学受験で実績の高い私立小学校はどこで?どうすればその小学校に確実に合格できるだろうか?そこに確実に合格できるようさっそくスタートしよう。
②人柄(人格)面 :医師という仕事は機械相手の仕事ではない。日々生身の人々と接して、人々の病を治し、人の命を救い、心に希望の灯りを灯すことが仕事だ。だとすれば、いくら学力的に優れていても、人の気持ちや人の痛みがまったく理解できないような鼻持ちならない人物では医師として向いていないだろう。
そうであるならば、幼児の時から、感受性豊かで人の気持ちや痛みがわかる優しい心の子供に育てよう。さらに、一生勉強が続く医師という仕事を全うするには、持って生まれた才能に奢らず、昂ぶらず、謙虚に、根気強く、コツコツ地道に努力できなければならない。だから、とりあえず「勉強大好き」な子供に育てよう。
③使命感(社会性):医師という仕事を全うするためには「社会全体を良くするために働くという公の使命感」も必要である。使命感を持っている人はあらゆる試練、あらゆる困難を乗り越え、人生を力強く切り開いていくからだ。だから、幼児期だからこそ、子供が自ら使命感を持つような話をしてあげよう。いろいろ試してみたが、偉人伝(伝記)を読ませると人生に対して真剣になり、使命感をもつようだ。<o:p></o:p>
以前偉人のお話のタネ本として購入した「13歳からの道徳教科書」だとかみ砕いて話しても幼児には少し難し過ぎる話もあったが、最近小学生5~6年生用?の本「はじめての道徳教科書」が出たので子供にかみ砕いて読んであげたら感動してくれた。
<o:p>はじめての道徳教科書 価格:¥ 1,260(税込) 発売日:2013-11-22 |
以上のような感じになります。<o:p></o:p>
是非ご家庭で子育て計画を策定・実行して、お子様が立派な社会人として活躍されるよう心から祈念しております。<o:p></o:p>
最後に、「実績ある私立小学校に確実に入れる・・・・」の続きを手前味噌ですが、
・・・そして、うちは私立小学校に合格さえすれば良いのではなく、入学してからが勝負だ。将来医師になるためにはずっと勉強が続く、だから、せっかく幼児教育をするなら、子供を「勉強大好き」にしてくれるような塾(受験教室)がベストだ。実績に嘘・大げさがなく、真剣に努力する大切さを子供に教えてくれて「勉強大好き」となることで定評のある塾(受験教室)にしよう。いろいろな受験教室に行って話を聞いてみたが、一番納得出来た「ウエルストリーム」の井澤先生にお願いしよう。
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―こんなふうに、私どもウエルストリームにお子様の私立小学校受験対策をお任せいただけると幸いでございます。<o:p></o:p>