先日いろいろなお受験教室の先生方と話す機会があって、いろいろな話を聞きました。
その中でこんな話を聞きました。
都内難関私立のG小学校に合格したお子様のお母様が他のお受験教室に週1~2回ほど先生をやりたいとのことで働きに行き、そこで1年ほど働いた後に、そこを辞めて、自宅でお受験教室(個別指導)を始めました。はじめの生徒は1年働いたお教室で担当していた生徒をひっぱっていきました。自宅には看板も上げず、まったく広告を出さずにやっていましたが、紹介もありしばらくは生徒もいました。しかし、ほどなく生徒もいなくなりました。
それはそうです。我が子をG小学校に合格させたからといって、塾教師のベテランというわけではないですからノウハウも情報もありません。塾経営者としても教師としても完全な素人ですから。子供をG小学校に合格させたからといってG小学校受験専門の受験教室を経営できるほど甘くありません。それが簡単にできるなら、我が子を開成中学や筑駒に合格させたら誰でも中学受験塾を経営出来るということになります。世の中そんなに甘くありません。ちなみに、この先生はお教室での所得を税務署に申告していないそうです。
その後、その先生はG小学校受験生がいる遠くの教室に先生として働きに行こうとしているそうです。目的はその塾で働きながら、担当クラスの御父母様の信頼を得て、生徒がいなくなった自分の塾にひっぱっていくことでしょう。
世の中いろいろな先生がいますね。こういうことを平気の平左でできるのですから・・・・・。ちょっと驚きました。
こんな不誠実で卑怯な先生に我が子を預けたくないですね。「卑怯な考え方」が我が子に伝染したら困りますから。幼児を教える先生だからこそ正々堂々とありたいものです。