<o:p> </o:p> 大人が観光旅行する場合、日程や交通手段を考え、予約したり、現地での観光する順番を大まかに考えていくのが普通です。それを子供の理科・社会の学習につながるようにもっていくのです。<o:p></o:p>
具体的には<o:p></o:p>
まず両親が日程・行き先を決め、交通手段、宿泊等の予約をしておきます。<o:p></o:p>
その後、土・日(休日)をつかってお子様と一緒に「現地で何を見て、何をして、どこで何を食べるのか?」をガイドブックを参考に相談します。親子でワイワイしながらいっしょに計画を立てるのです。<o:p></o:p>
そして、たとえば家族で日光に行くとしたら<o:p></o:p>
「日光市に到着したら、すぐに東照宮をじっくり拝観、その後輪王寺を拝観し、家光公の墓所等も見に行く。そして、昼食は日光名物のゆば、豆腐料理。その後温泉掛け流しの旅館にチェックイン。貸し切り家族風呂で温泉三昧。全員浴衣に着替えて、下駄で付近を散策。夕食はその旅館の名物懐石料理。寝る前には、天の川まで見える満天の星を見つつ、星座盤をつかって夏の大三角形などの星座を教えます。そして、楽しかった1日を振り返ってから、家族が川の字になって就寝。」<o:p></o:p>
大まかな計画を家族で立てたら、旅行前に行き先の下調べをお子様をいっしょにします。<o:p></o:p>
日光なら、<o:p></o:p>
「東照宮はいつごろ、なんのために建てられたか?神様として誰がまつられているのか?なんで建てる場所を日光にしたの?江戸時代日光街道は何のために整備されたのか?左甚五郎ってどういう人?代表作品は?ウグイスばりって?江戸時代ってどういう時代?陽明門ってなにがすごいの?東照宮のすぐそばにある輪王寺ってなぜ建てられたの?お寺と神社の違いって?昼食に食べるゆばと豆腐はどう作るの?原材料は何?なんで固まるの?ゆばと豆腐は栄養があるというけれどどういう栄養?畑の牛肉って?山のほうでは、お米(稲)ではなく、蕎麦の実をなぜ栽培していたの?中禅寺湖ってどうやってできたの?温泉ってどうやってできるの?温泉の効果って?湯治って?なんで温泉で病気がなおるの?星座はだれが決めたの?夏の大三角形って?天の川って何ででききているの?他の星座は時間と共に動いて見えるのに、なぜ北極星だけが動かないの?」<o:p></o:p>
学年によって深める程度は変えてもいいですが、大切なことは「ただ日光に行って来て、楽しかったね。」だけで終わらせないことです。<o:p></o:p>
下調べをしていくと、ますます楽しみになりますし、そこで実際に見たときの感動も大きくなり、印象深く、記憶に刻まれます。<o:p></o:p>
そして、旅行から帰ってきた翌週の土日をつかって、お子様に日光旅行の準備から実施その後の振り返りまでを記録に残します。例えば「○○ファミリー日光歴史探訪旅行」として、ノートやスケッチブックにお子様に絵や文章をかかせ、写真、拝観券の半券、おみくじ?なども貼り付けます。
そして、この旅行で何を学んだかをまとめさせます。(考察)
このまま学校に提出すれば、夏休みの自由研究のできあがり。<o:p></o:p>
学校に提出しなくても「家族の大切な思い出ノート」ができます。<o:p></o:p>
我が子が将来どういう分野に進むかはわかりませんが、その人としての基本として小中高の学習があります。ならば、どうせ勉強するなら、しぶしぶ歴史や地理を憶えるのではなく楽しんで学んで欲しいです。また、火山活動や高山植物も図鑑や教科書の挿絵だけで暗記するのではなく、実体験できるとお子様はとっても幸せです。<o:p></o:p>
無論、学校で世界の地理をやるからといって世界中を旅行できるはずもありません。各家庭で出来る範囲でいいですから、お子様の学力・人間力をつけるのに役立つように家族旅行を計画すればいいのです。ご家族のストレス解消、レジャーに加えてちょっと学習に役立つことを企画すればいいと思います。<o:p></o:p>
実際には上の例のようには出来ないかもしれません。それでもOKです。<o:p></o:p>
「どう育てれば頭がよくなるか?」「どう育てれば勉強が好きになって、自分からするようになるか?」「どう育てれば子供は世のため人のために働こうと思うようになるのか?」「どう育てれば、周囲の人々から親しまれ、好かれ、尊敬される人になるのか?」<o:p></o:p>
いつもこう考え、いろいろと親学を学び、努力されている御両親様のお子様は現在ただ今幸せですから。<o:p></o:p>