MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

FMS零戦 主脚改修

2017-03-26 21:15:00 | 軍需工廠

現時点で主力機であるFMS零戦。
お気に入りではありますが着陸時に主脚が歪みやすい。
私なりにうまく降りたな!と思っても歪んでしまい閉じてみるとひっかかり修繕しないと次に行けない。
私が下手なのはありますがそれにしてもスウィートスポットが狭い・・・。
わかりやすく言うとピレリF1タイヤの作動温度領域と同じくらいに狭い。
下手だからこそ回数こなして慣れたいと思ってもいちいち修理となるとモチベーションが削られます。
他の機体で数をこなしてもそれはまた別集計となってしまい、FMS零戦でこなさないと純然な成長ができません。
腕が足りない分、創意工夫で何とか少しは補えないだろうか?

歪み箇所

サーボレスリトラクトのむき出し3mmシャフトの箇所で毎回曲がります。
このむき出し部分を強化しようか?

取り外し

主脚はスペアパーツがあるのですが交換の際、どこから外してよいのか最初はわかりませんでした。
可動軸中心にロックネジがあり、六角レンチで緩ませて抜く事ができました。

3mmシャフト

ここが4mmや5mmなら歪む事はないのだろうか?

参考

以前、飛行場でみなとさんから大型零戦の主脚を見せてもらった事があり、それにはショックアブソーバーが付いておりました。
1/10サイズにも合う物があるのかなと思いネットで検索しラジコン脚屋さんで試しに購入しました。
長さ的にはあってますが全体的に太く使用する事はできませんでした。
着地のショックを多少でも逃がす事ができれば歪みはなくなるだろうか?
とりあえず参考の為バラして研究。真似て作ってみました。

主脚 シリンダー部切除

スペアとして購入してあった主脚の上部支柱部を切除しました。

材料

一本物の車輪のシャフトの中間を切除。
車輪側に4mmのアルミパイプ、機体側に短い4mmアルミパイプを長い5mmの中に入れて接着しシリンダー状にします。
スプリングは外径4mm、長さ11mm、最大荷重0.64Kgです。
さて、ストロークはどれくらい必要か?
スプリングの力はどれくらい必要か?
わからないので手探りです。

抜け止め 方向維持

見よう見真似で形にしたものの・・・失敗。
本来6mmほどストロークを得ようと思いましたがシリンダーの溝と縮んだバネの関係で3mmしか可動しません。
あとアルミパイプ同士のシリンダーだとこまかな傷等で食いついてしまい動作が固くなってしまう。
スプリングの力はもう少し弱くて良い感じ。

カバー上

失敗とは思いながらもとにかく作業を進めていく。
上下動するので主脚カバーが一体では都合が悪い。

カバー下

上下分割し合わさる箇所は若干ズラして取り付けました。

取り付け

機体に取り付けてみて主脚の開閉やカバーの面位置など各部整合性を確認。
根元付近の支柱がそのままの太さだとリトラクトユニットに干渉するため削りました。

作業完了・・・ほ、細い・・・。

作り始めの採寸を間違えたのか思い違いをしてたのかヒョロく弱々しい。
動きが悪く・・・見た目も悪い・・・。
良い事無し!気に入らないどうしよう?
元に戻すか?
このままやってみるか?
それとも手直しするか?

ここまでが3月24日(金)の状態でした。

さて諸般の事情で日曜はFLTに行けなくなったため手直しする事にしました。

シャフト径アップ

全体的にシリンダーの径を太くします。
車輪側に5mmと6mmパイプをかぶせて接着固定。

新主脚パーツ一式

上部は元は4mmと5mmを合わせたものでしたが更に6mmアルミパイプをかぶせシリンダー部は7mmステンレスパイプを使用。
スプリングは外径6mm、長さ23mm、最大荷重0.49Kgに変更しました。

組み立て

今回はストローク量6mm確保し上部シリンダーがステンレスとなったので動作も以前よりスムーズになりました。
よくを言えば車輪側の外側6mmパイプもステンレスにしたかったのですがピンを取り付けるための穴加工をできる工具を持っていないため断念しました。

改めて機体との整合性チェック

開閉動作問題なく、主脚カバーの面の均一性も問題ないようです。

見た目的にはよくなった。

やはりこのくらい太さがないとどっしりと荷重を支える感じがしませんね。

ピカピカ

アルミに比べてステンレスは何となく高級感があっていいな~!
まぁ、見た目より平滑さと強度で採用したんだけど・・・。
でも・・・、こうやって見るとやはり下もステンレスにしたかったな~。
いやいや、見た目に走ってしまってはいかん。
まずは着陸時に歪まない事が大切なんだ!
シャフトのピカピカより腕を磨いてピカピカにする方が最重要課題なんだ!
ってなわけでコレがうまく機能するかもわかりませんが精進に励みます。



1FLT

2017-03-12 18:21:00 | 戦果報告

今日はメインは子守り・・・一縷の望みを託し飛行機も積んで行きました。

とりあえず今回はBf109Gのお披露目さえできれば良いかと・・・で、肝心の飛行場でのBf109Gがありません。撮影忘れました。

午前の部

昼に故あって別居している父に会うため11時には撤収しなければなりません。
すこぶるいい天気!本日も盛況!

お兄さんといっしょ♪

息子はKノさんに遊んでいただいて楽しそう♪
色々とお気づかい下さりお言葉に甘えてしまいました。
ありがとうございました。

息子の相手していただいている間にH田さんとひこうちゅうねんさんと日独機体の考証についてディープな会話。お二方ともBf109Gの尾翼に気がつくのがメチャクチャ速い!!
さすがです。

今日はBf109GのFLTをお見せする事はできませんでした。
楽しみにしてくれてた方ごめんなさい。

膨らむ膨らむ

シャボン玉・・・ココまで膨らみますが離れていかない・・・口を離すとしぼみます。
「強くフーっと吹くんや」とアドバイスしましたが・・・
「フ~」っと声が出るだけで一向に流量流速は増えませんでした。
11時を回ったので本日は撤収・・・結局FLTできるまでの余裕はなかったな~。

祖父と孫の語らい

昼は父と合流しココスで昼ごはん。
初詣以来、約2カ月と10日ぶりか・・・もう少しこまめに会える状態になるといいのですが・・・。

昼ごはんが終わって帰宅・・・いい天気でアリマス。
青空でアリマス。
なかなかこういうコンディションはないな~。
とてももったいない。

もう一回行こうかな~。

嫁に相談し少々難色を示されましたが・・・とりあえずお暇をいただけたので喜んで飛行場へ!

午後の部

「ソロモンよ!、私は帰って来た!!」と心中で思いつつ時間がないためいそいそ準備。

ジジさんから「壊しに帰ってきたんか?」と声かけしてもらいました。
案外その通りなので「えへへ」の愛想笑い。

垂直尾翼

昨日も思いましたが今まで数度前転しているので垂直尾翼が縮んできました。
とにかく前転は避けなければ・・・。

合間ができた隙にサクっと1FLT、この一回に全てを賭けているので細かい事考えずに飛び回ってきました。

んで、着陸・・・横風・・・ちょっと距離伸び・・・接地間際にやや浮き・・・それを堪えて何とか普通に着陸・・・したと思ったのですが・・・。

キビシーっ!

左主脚が若干歪んでいまいました。
うまく決まったと思ったのですが難しいですね。
さて、今日は修理して次といった時間がないので本日2度目の撤収。

来週は嫁の実家で用事があり福島県に向かうのでとにかく今日この日に1FLTだけでもできて良かった。
満足満足!

本日の戦果
三菱 零式艦上戦闘機 五二型 FMS:1FLT


違っていたようです

2017-03-11 23:08:00 | 軍需工廠

先日、再生作業が完了したBf109Gではありますが、主翼上の十字がやや太いのでは!とドイツ機に詳しい ひこうちゅうねんさん よりご指摘をいただきました。

before


手元の資料を見直すと確かに!

十字マークを描く際に元あったFSKのものをそのまま何も考えず採寸して作ってました。

サイズを合わせプリントアウトした物を比較

機体に描いてある十字の白の太さは約8mmですが実際はその半分の4mm程・・・。
さて、ここで難しいのが実機そのままサイズダウンしても模型の場合は違和感が出るように思います。

とりあえず白十字を6mmにしてみます。
更に細くする事になれば後からでもできます。

十字の残す部分を6mmのマスキングテープで隠しました。
迷彩に合わせてRLM75グレーバイオレットとRLM74グレーグリーンをエアブラシ。

マスキングを取り除く。

これで資料と見比べて同じようなバランスに感じるんだけどどうかな?

after


とりあえず

明日の出撃に備えて準備完了!

さて、Bf109Gでの考証を踏まえてみると・・・
FreewingのFw190の白十字も何とかしないといけないのではなかろうか!

でも・・・これ十字を塗り変えるにしても機体の色から色調が違うしな~。
全塗装突入となるかも?

さて零戦も気になる箇所が・・・

ノルナ オスナ サハルナ の注意書き
過去の記憶で何かを見てフラップ上面にノルナ、エルロン中央にオスナ、エレベータートリム上面にサハルナを描いていたのですがクラブでご一緒させていただいているH田さんから位置が違うとご指摘いただきまして・・・当時その参考にしていた物が書籍だったか動画だったか・・・探しても見つからず・・・。
零戦二一型ではフラップ上面にオスナ ノルナの資料を見つけましたが五二型だとノルナはありましたがオスナの表記位置の資料が手元にはありませんでした。
とりあえずエルロン上にオスナはなさそうなので今回から外しました。

ご両名様、ありがとうございます。


はい!教官!!

2017-03-11 17:01:00 | 戦果報告

久しぶりに完全にフリーダムな土曜日!
昨日から天気予報ではまずまずは感じだったので喜び勇んで飛行場へまいりました。

現地に到着すると思ったよりやや強い風・・・しかも冷たく寒い・・・。
まぁ何とか飛ばせそうだし練習練習!

いただきモス

初FLTではトリムや操舵のバランスがやや崩れていたので調整してきました。

今日の私は練習生~ 後ろに鎮座している教官にどやされながらFLTです。
教官:行くぞ練習生!
練習生:はい!教官!

と思いつつ発進したわけですが真正面からの風に迄Mされつつまだ三舵のバランスがまとまっていない。

教官:いいわけするな~!
練習生:はい!教官!

とにかくエルロンは良いとしてエレベーターとラダーが過敏過ぎる感じでちょこちょこ操舵。

教官:いいわけするなと言っているだろう!
練習生:はい!教官!

とりあえず私は奥から自分の方に回りこんでくる旋回が苦手。
オーバーして後ろに回ったり妙に小回りして機首を下げたり。

教官:何をやとるのか貴様は~っ!
練習生:はい!教官!

どやされながら何とか生還・・・。
地上にある内にエンドポイントを最適と思われる値に調整し2FLT目。

教官:行くぞ練習生!今度はいいわけは許さんぞっ!
練習生:はい!教官!

まだ若干・・・過敏な気はしましたが1FLT目よりは遥かに操舵しやすくなりました。
先程の旋回やひととおりロールやループはできます。

教官:やればできるではないか!
練習生:はい!教官!

教官:しかしこの程度はできて当然だぞ!
練習生:はい!教官!

冷や汗をかきながらも熱心に習熟飛行をしていたわけですが・・・。

練習生:教官!何かおかしいでアリマス!機体が右に振られるでアリマス!
教官:貴様の操舵がおかしいのだ、甘ったれるな~っ!

教官は怒っていますがあきらかに違和感が大きくなってきたので着陸し無事生還。

ラダーのヒンジ抜けかかってました。
サーボ交換の際に確認してましたがチェックが甘かったようです。

教官:貴様~っ!何故勝手に着陸したのか~。
練習生:え、え、え、いや、あの・・・その・・・方向舵に不具合があったでアリマス!

教官:貴様~っ!女王陛下に頂いた機体にケチをつけるのか~っ!
練習生:し、し、しかし教官殿・・・。

教官:機体の状態確認も搭乗員としての義務だ!いいわけするなと言っとるだろうが!
練習生:あぅあぅ・・・。

教官:貴様~ったるんどる!歯~っくいしばれ~~~っ!!

バキっ!

練習生:・・・・・・(泣)

さて気を取り直して零戦五二型

フラップ展開時の機首上げ傾向に悩んでいたのですが
空モノをやっていてとりあえず10年になったわけですが・・・プロモノはミキシング機能がある事を思い出しました。だいたい何%が適量かわかりませんが適用してみました。

1FLT目の着陸はとってもスムーズ!
お!効果あったか!と思いつつ2FLT目の着陸

自分では普通に着陸できたと思ったのですが左主脚が少し曲がってしまい現地で修理。
毎回、主脚を歪ませていると練習量が稼げません。今日は諦めない。

思い返すと1FLT目に比べて定点に止まったって感じだったのでもう少し滑らした方がいいのかな?

3FLT目

今度は滑らせるように接地したつもりがもんどり打って前転・・・垂直尾翼が縮んじゃう。
正直、どこら辺がベストなのかわからなくなってきたな~。

教官:甘ったれるな~っ!
練習生:はい!教官!

とりあえずこれも現地で修理しました。
本日持ってきた燃料は全て消費したので終了となりました。

教官:次はしっかりなっ!
練習生:はい!教官!

教官:貴様、返事だけはいいな・・・。

本日の戦果
三菱 零式艦上戦闘機 五二型 FMS:3FLT
デ・ハビランド DH82. タイガーモス HobbyKing:2FLT


Erich Hartmann

2017-03-07 20:39:00 | 軍需工廠

Bf109G再生作業 仕上げです。

ラインマスキング

転写シールを迷彩上に貼る場合、透過率や色調再現を考えた場合に白ベース・透明ベースともに難があるので今回の歩行可能ラインは塗装で再現します。
今回はじめてタミヤの曲面マスキングテープを使用しました。
画像の白いテープです。通常のマスキングテープよりしっかり表面に食いつきます。

赤ライン

白を塗装した後、赤を塗装。若干はみ出た白や赤をレタッチで消しました。

国籍マスキング

主翼上面の国籍表記もデザイン上、転写シールでは難しいので塗装します。

基本塗装完了

だいぶ雰囲気が出てきました。

A-ONE転写シール

毎度の作業です。ロゴマークや注意書き等、プリンターで出力し貼り付けるだけで再現できるなんて便利な時代になったとつくづく感じます。
25年程前にF-1のラジコンをやっていた頃にコレがあったらMarlboroやCAMELのステッカーを大量生産しただろうな~。

マーキング

主翼下面、胴体後方に国籍マーク。
尾翼には燦然と輝くハーケンクロイツ!
大戦機に行うこれらの作業は魂を入れる儀式、ビシっと身が引き締まります。

グルグルスピナー装着

フライングスタイロのこのスピナーは瞬間接着剤で固定するのですが中心軸をしっかり決めるのがいつも難しいんですよね~。子供が起きていたらとてもできません。

操縦席

コックピットパーツおよびパイロットを組み付けしました。

スミ入れ

機体のモールドに沿ってエナメル塗料のフラットブラックとフラットブラウンを溶剤で薄め筆塗りし、溶剤を含んだティッシュで拭きとりです。

エアブラシ

排気煙の再現のみにしました。このサイズだと下面に施した場合少し大げさかなと・・・ホントは腕前がついてこないからです。

Erich Hartmann

ブービ、ブロンドの騎士、そしてソ連軍からは黒い悪魔と呼ばれた352機を撃墜したエースパイロット!
私はいつもFLTさせる際は搭乗員(パイロット)に自分を投影しています。
まぁ、自分なりに搭乗員になった気分まで気持ちを高めて没入しようと思っています。
零戦ではとくにその傾向があり所属番号はとくに搭乗員が特定できない無名戦士仕様にしています。
ただ始めた頃から色々な資料や動画で当時の世界観や人物などを知る度に無名戦士は存在しないんだなっと思いました。それからはいくつかの有名パイロット仕様も手をだしたわけですがやはりプレッシャーは増しますね。
趣味の世界だから何も難しく考えず気楽に好きな仕様でいいじゃないかとも思うのですが、このこだわりは自分なりにあの時代に生きた人々への敬意だと思っております。
まぁ・・・かなりおこがましい気もするのですが・・・。
エーリヒ・ハルトマンになれるかな?
「スピナーが額、翼端が指先」そこまで投影できるよう、そうなりたいもんです。

作業完了!







今回の塗装はプラモデルを強く意識してみたのですがなかなか難しく疲れました。
いつもの日本機と比べてドイツ機の迷彩はかなり気を使いますね。
色味の知識からして足りてなかったのでかなり資料を読み漁りました。