MASの搭乗員日誌

気がつけばフルスロットル!別館

Ki84 工場出荷

2024-08-16 23:23:02 | 軍需工廠

ハイペリオン Ki84

最終チェックを終え作業完了です。

 

中島 四式戦闘機 疾風

諸元

翼幅:1,140mm 全長:970mm 機体重量:1,932g 全備重量:2,208g

翼面積:21.8d㎡ 翼面荷重:101.28g/d㎡

モーター:KD 30-25XL 830KV アウターローターブラシレス ESC:Freewing 60A コントローラー

バッテリー:VANT50C Li-po 4S 14.8V 3300mAh 50C-100C 最大電流:62.10A 最大電力:920Wp

製作開始から8ヶ月もかかるとは思いませんでした。

大戦機にはFLTのためにディフォルメが入っておりますがこの機体の場合は主翼を2cmほど下げているようです。

ヘタに機首を伸ばさずに違和感なくまとまっており上手い処理だと思いました。

まぁ、零戦に比べて私のチェックが甘いので目の肥えた疾風警察の方なら他に何か気になるかも。

 

零戦に比べて操縦席がずっと後方にある事と、

垂直尾翼が水平尾翼から後方に離れているのも特徴的。何より主翼前縁が一直線な事が中島飛行機の伝統的なフォルムで良いですね。

 

4ブレードペラ

スピナーがアルミなので加工は厳しいかと思いましたがやれば何とかなるものですね。

このスピナーは大きさと形状がドンピシャだったので何としても使いたかった。

欲を言えば先端にあるエンジン始動のアレ(切り欠きのある突起みたいなもの)があったらな~と・・・病気だな。

 

ハ45

ダミーエンジンもこう納まってしまえばそれなりに雰囲気出してくれます。

 

推力式排気管

今回はカウルフラップの開閉をしようとは思いませんでした。

疾風はあまりカウルフラップを開いているイメージがないし展開自体は今まで何機かでやったのでいいかなぁって。

ガラス繊維の相手もイヤになった。

 

バッテリーハッチ

最初のリューターの刃を当てるまでは悩みに悩みました。一旦始まったら覚悟を決めて実行。

 

操縦者

風防のガラス面にやや黄色みがかかっているのは材質ですかね?

はじめは劣化しているのかと思いましたが一部が変色ってわけではないのでやはり仕様かな?

 

主脚

 

展開状態

 

収納状態

いつもの光景!取り付け角度と車輪収納部の間隔が実機と違います。ここは割り切り!

 

尾輪引き込み

 

展開状態

 

収納状態

なかなか構想がまとまらず試行錯誤しましたが何とか満足のできとなりました。

 

蝶型フラップ

 

収納状態

 

中間展開

 

全展開

 

リンケージ

やはり今回の作製で一番しんどかったです。

できあいの品物に組み込む事のまぁなんと難しい事!完全自作の方がよほど楽だと思いました。

もっと練り込めば動作のスムーズさと展開の安定を増す事ができると思いますが・・・できる人はできると思いますが私にはこれが限界です。

 

編隊灯 翼端

右主翼

 

左主翼

 

編隊灯 尾灯

中が空洞だったのでつい埋め込みたくなってしまった。

 

着陸灯

編隊灯を付けたなら着陸灯も点灯させないと不自然になるなぁと思い装着した次第です。

 

わすれもの

排気煙をエアブラシするのを忘れていました。これで本当に完成です。

 

工場出荷

試験FLTは涼しくなってからと思うので9月中旬くらいになるかな~。残暑がキツイと10月かも・・・。

早く決着をつけたい気もありますが現時点では燃え尽き症候群が来ています。

さて毎度の事、思うように楽しく作っていたら重めになってしまった。

まぁ、私の所有する機体が同一機の他ユーザー様のものより300gも400gも重いのはよくある事・・・。

ハイペリオン疾風は今までチラホラとヤフオクで見かけるときがあり心が動く時がありました。

ただ、今となってば貴重な品物であり、きちんと作って飛ばす人こそが所有するものと考え長年手を出す事を控えていました。

それが昨年ある中古屋で随分と年季の入った箱を見つけてそれがハイペリオン疾風だとわかった時に「これは私が買わねば!」と思い購入にいたった次第です。人知れず朽ちていくのなら拾っても良いだろう。零戦1,100mmとほぼ同スケールの25eだった事も購入の決め手でした。

ある意味、念願叶って手に入れたのだからやってみたかった事を思う存分試した!その結果の重量なので無駄は一切ない!

と、納得しております。

これで飛べば所有感の塊となり、飛ばねば教訓と思って頑張ります。

 

今回の主な資料

大日本絵画 エアロディティール 24 中島 四式戦闘機 疾風

潮書房光人社 決戦戦闘機 疾風 陸軍四式戦 キ84のすべて

光栄 ミリタリーコレクション6 日本陸軍戦闘機

文林堂 世界の傑作戦闘機No.19 陸軍4式戦闘機「疾風」

文林堂 世界の傑作戦闘機スペシャルエディションvol.8 写真史「飛行第四十七戦隊」

 

これにてハイペリオン Ki84 作製作業 完了でアリマス。

おしまい。

 

完成時記録撮影

 


Ki84 仕上げ作業

2024-08-15 21:28:23 | 軍需工廠

Ki84作製のつづきです。

 

これから仕上げ作業にはいります。

 

ジャイロ

 

できるだけ重心に近い位置で調整が可能な箇所を模索してここに設置しました。

 

気化器空気取り入れ口

奥まってあまり見えない箇所ですが実機が編み目になっていたので網戸補修パッチで施しました。

 

潤滑油冷却口

見たまんまの筒抜け状態、ここはESCの冷却もあるので塞ぐわけにもいかない。

 

網戸補修パッチ

三度登場!内側に貼り付けました。

筒抜けよりはいいだろう・・・せめてもの抵抗って感じ。

 

翼端灯

疾風は主翼下面にもライトがあるので接着しました。これはダミーなので点灯しません。

尾灯でのライト設置方法を先に思いついていればあるいは両方点灯できたのでは・・・でも、主翼は厚みがあるから無理かな

 

ピトー管

いつものように収縮チューブを熱で縮ませてその先に余分なリンケージパイプを刺したモノです。

 

アンテナ支柱

これも私の定番、支柱は0.5mmカーボンを中心に両面にバルサ板を貼り合わせて成形です。

アンテナ線は0.5mmワイヤーで尾翼のフックにスプリングを架けてあります。

 

プロペラハブ

以前、バルサで仮作りしてあったものをウレタンキャストで作ります。

ブレードが納まる切り欠きにマスキングテープを貼りウレタンキャストを流し込みました。

スピナーから取り外しました。何となく茹で卵みたい。

必要な中間部分だけにカットしプロペラ軸穴を加工、カーボンを接着し強度アップ。

最後に回転バランスを取ってできあがり。

 

とりあえずこの状態でフル回転!

とくに振動も無く回ってくれました。

スピナー装着、やはり全く違和感がないわけではありませんがあった方がいい。

 

マーキング

ハセガワ 1/32 中島 Ki84 四式戦闘機 疾風 に付属していたデカールをスキャン拡大し大きさを割り出しドローソフトでマーキングシールを作りました。

翼面上のノルナと黄色のメンテハッチ、フラップにあるノルナ、あとは胴体側面の軍事機密があります。

 

帝國陸軍 飛行第47戦隊 

キット付属は黄色に白のラインでしたが白い部分を赤に塗装しました。

また若干下地の色が透けるので黄色の部分も上塗りしました。

これで形の上では完成となります。

 

ここからが問題というか懸念事項。

ここまで好き放題にやってきて重量はいかほどか?・・・健康診断の結果を見るような気分。

重量測定の結果・・・この時点で1,857g、バッテリー込みでコレなら万歳三唱ですがまだ載せていない・・・。

 

当初の目標は1,800g

作製前の計画でこのスペック表にある飛行重量 1.35Kg~1.52Kgを見て1,800gを想定したのですが実際には実現が難しいカタログスペック値だったようです。

実際に飛ばされている方の情報を見聞きするにおおよそ1.7Kg~1.8Kg、これにはバッテリーはもちろん重心補正のバラストを含んでだと思います。

ノーマルですらこの重量で私のはまだバッテリーもバラストも積んでいない・・・。

ただ、バッテリーを含め飛行に必要なモーター・ESC・主脚ユニット・各サーボ・フラップ用アクチュエーター等々が揃った時点で重量の合計はすでに1,800gを越えていたので当然の結果となります。さらにに主翼のバルサプランクにライト類追加に尾脚開閉、バラスト替りのダミーエンジンと欲の思うままに・・・それを考えれば1,857gは想定内とも思えます。ちょうどバッテリー1本分、250g超過ってとこですね。

 

 

バッテリー搭載

横から見た画像です。少しでもバラスト量を減らすべく最大限前方に搭載。

 

固定方法

差し込んだバッテリーはスペースの関係上、上下左右には逃げないので上部のコードを抑えていれば動きません。

 

再度、重量測定

バッテリー混みだと2,133gナリ! これで重心ピッタリだといいけどそううまくもいくまい。

この時点ではバラスト量は150~200gは必要と覚悟していました。

 

重心位置

説明書では主翼前縁から75mmの位置。

たまに説明書の表記が全くアテにならない場合がありますがこのモデルは合っているの?

 

悩んでも仕方がありません。

とりあえず指示通り75mmの位置をマーキング。

こんなに後ろなの?

零戦と違ってやや首の長い機体は重心位置が後方にあるように見えて仕方がない。所有しているBf109ではその感覚が抜けず前重心がキツくて苦労しました。

 

重心測定器

今まで曖昧にコレくらいって感じで合わせていましたが今回から文明の利器である測定器を使ってみます。

ホビーショップ青空 さんで購入しました。

 

メモリー合わせ

70の数字が隠れてしまってますがこれで75mmの位置を指しています。

 

載せてみました。

ちょっと後ろが下がる。

 

釣り合いの取れる位置で数値を確認。

意外に来てる? おおよそ78mmかな!もっとズレているものだと思っていました。

何か騙されていない? 間違っていない?

 

バラスト追加

15gの塊が5個で75gナリ! 一発で決めたわけではなく大きく加えて徐々に減らして落ち着きました。

 

水平状態

定規を逃がして天秤のようにブランブランさせても水平に戻ります。

 

数値は70mmです。

説明書では75mmでしたが70mmにしました。

おのれは文明の利器を信用せず曖昧な感覚を信じるのか!!!と思われそうですがもし重心が後方だった場合が怖い。

こんなに色々やった機体なので何か違うかもしれない。もし前重心だったとしても後ろ重心よりは遙かにマシ。

前重とわかったらバラスト下ろせばいいだけ。

 

あらためて飛行重量はと

2,208gとなりました。

これくらいの重量になると考えようによってはフラップがきちんと働きさえすれば単なるロマン装備ではなく効果を持った意味ある機能になるのでは!と前向きに考えるようにします。

 

つづく・・・。

 


Ki84 塗装

2024-08-13 08:10:38 | 軍需工廠

Ki84作製のつづきです。

 

塗装作業に入ります。

風防を不注意で落としてしまい経年劣化で脆くなっていた箇所が欠けてしまいました。

わずかな部分ですみましたがとりあえずポリエステル パテで修復しました。

後部の窓枠が一本足りないのでアルミテープで成形しました。

このあとにガラス面をマスキングし胴体に接着しました。

 

下面塗装

主翼のアルミテープ面にはミッチャクロンを吹き付け塗装の食いつきをよくしておき、ここは特に何の疑問も無くタミヤ エアモデルスプレー AS-18 明灰緑色(日本陸軍)を全面に吹きかけました。

 

さて下面はともかく上面の色が難しい。疾風の作例を見るとまず無塗装ジュラルミンと塗装アリで別れ、その塗装アリの場合に上面色が複数あります。

よく模型化されている第47戦隊 45号機ですがこの一機でも一般的な濃緑色や黄緑、黄土色、カーキ、オリーブドラブと様々・・・いったいどれが正解?

とりあえず日本陸軍では昭和19年の8~9月頃から以降に生産された航空機の上面は黄緑七号色に塗装し引き渡す!となったそうです。

その黄緑七号色なるものの解釈が色々な資料や主観によって人それぞれ思うような色調になっているようです。

現存する実機の塗膜片にしろ当時の色見本にしろ経年変化があるだろうし当時実物に携わっていた方々の記憶も変化するだろうし現在では知るすべがない・・・正解は想像で補完するしかなく一人一人の心にあるものだと思います。

そんなわけで私なりに色々な資料を見たり調べておおまかなイメージでコレくらいではないか!と落ち着きました。

左がタミヤ AS-17 濃緑色(日本陸軍)です。以前アルファモデル 疾風はこれで塗装していました。

右がAS-17 濃緑色の上にAS-6 オリーブドラブを軽く吹いたものです。色々と試した中でこの組み合わせが一番私が持つイメージに近かったのでコレに決めました。

あと、どの資料だったか失念しその言及探してもを見つけられなかったのですが当時、中国大陸の米軍 P51と同じ色で塗装し敵に勘違いをさせろってのも発想もあったようで・・・本当なのかどうなのか! そうだとしたら面白いですが日本の陸海軍は共に情報伝達がずさんだったようなので連絡が行きわたらずに味方からの誤射が増えそう・・・。とにかく米軍の塗装を意識していたのならオリーブドラブっぽくもあったのかと・・・これも自分の決定への補完材料ですね。

 

上面塗装

決まったところでAS-17 濃緑色で上面を塗装してからAS-6 オリーブドラブを下色が生きるよう吹き付けました。

 

本土防空隊 白帯

疾風に本土防空隊の白帯の組み合わせって良いですね!

白帯はまずタミヤ TS-101 ベースホワイトを吹き、乾燥したところでTS-27 マットホワイトを吹きました。

通常アルミ地肌ホワイト等の明るい色を吹きかけてもなかなか下地色が消えないのですがコレは一発で効きました。

 

日の丸

キットに日の丸のステッカーが付属していたのですが配置してみたところ小さい。

また、胴体には日の丸が塗装されているのですが・・・これはサイズ感はほぼあっているのに残念ながら位置が高い。

 

消します。

せっかくある日の丸ですが位置が違えば意味がないので消去です。

 

主翼 日の丸

赤のカッティングシートを貼りました。

補助翼にまでかかるこのサイズ!白い四角の中央にある感じがスッキリします。

 

胴体 日の丸

塗装してあったものよりわずかに大きいサイズ、正面にして見ると下の方に位置します。

 

プロペラ

海外から予備を含めて2枚到着しました。盆休み前に到着するかやきもきしていましたが間に合いました。

アマゾンやヤフーストアに楽天ストアでやたら高額で販売していましたが卑しい者からは買いたくない!

転売ヤー根絶!って事で他にあったらいいものと合わせてFMSから直接購入しました。

全体はタミヤ AS-17 濃緑色で塗装し、黄色ラインを加えました。

 

塗装作業完了

あとは各部調整と仕上げ作業って事になります。

 

つづく・・・。


Ki84 操縦席と小物

2024-08-10 16:13:15 | 軍需工廠

Ki84作製のつづきです。

 

大日本帝国陸軍 操縦者を養成中

以前、搭乗員量産計画で作ってあった型にウレタンキャストを流し込み。

ハ45作製時に同時に行なっておりました。こちらはウレタンキャストの使用量が多いのでじっくり放置です。

 

養成開始から数日後

しっかり硬化しています。これのおかげで操縦者の養成は楽になりました。

 

バランス確認中

操縦席前部、計器盤が納まるであろう箇所にそれっぽい造形。

操縦者を置いてバランスを見ています。

 

三式射爆照準器

バルサの端材でそれっぽく・・・小さいので細かい部分の粗は大目に見る事に!

塗装して操縦席に搭載。ここら辺は本塗装前に風防を接着する予定なのであらかじめ塗装しておきます。

操縦者も塗装し背面に座席の上部っぽいものを設置、さらに後方にヘッドレストを追加しました。

これで風防を被せてしまえば細かい粗はわからんじゃろうて。

 

付属の計器盤ステッカー

試しに置いてみましたが違和感しか感じないので使用しません。

操縦席内部を作り込めればよかったのですが今回は蝶型フラップと尾輪引き込みで重量を使ってしまった。

 

肉厚3.5mmプラパイプ

陸軍のホ5 二式二十粍固定機関砲は零戦の二十粍機銃のような単純なラッパ型ではないので形を見ながら削っていきました。

主翼に二十粍固定機関砲を接着しました。零戦五二型に比べると銃身の飛び出し量は少ないですね。

 

蝶型フラップレール保護カバー

バルサの端材でそれっぽく成形、後方の尖った部分は木製だったらしい。

フラップレール部上面に接着しました。

 

主翼下面にあるもの。

何度も横行してますがバルサ端材でそれっぽく。

 

空気取り入れ口

取り入れ口は蜂の巣状になっているのですがあいにく適当なものがなく網戸補修パッチでそれっぽく。

 

燃料冷却器

前部を0.3mmアルミで巻きました。主翼への取付架をバルサで成形しました。

右主翼下面に接着。

ピトー管とアンテナ支柱の画像は取り忘れていたようです。

とりあえず作製的な作業は終了です。

 

つづく・・・。


Ki84 機器搭載とエンジンカウル

2024-08-08 09:05:24 | 軍需工廠

ハイペリオン Ki84 作製のつづきです。

 

今まで作製しながらもずっと不明な事がありました。

気にはなりつつも目の前の作業に集中しその件は後回しにしてきましたが・・・ついに向き合う時が来ました。

この機体・・・どこからどのようにバッテリーを積むのだろう?

上面に開口部はない!

主翼を外せば中にアクセスできますがいちいちそんな面倒な事すんの?

色々と疑問に思いながら先達の知恵はないものかとネットの海に漕ぎ出したわけですがハイペリオン疾風を色々なワードで検索しても現在過去のオークション履歴がほとんどで作製記事みたいなものはなかなか見つからない。

数件あるにはありましたがそれらには上部ハッチと斜めのバッテリートレイがありました。

サイズ的には25eだと思うのですがもしかして40サイズなの?

私のとは内部の構造が違うような・・・同じ製品でも前期後期で作りが違ったりするのかな?

 

とりあえず違うものはしょうがない!

わかったからといって所有しているものを何とかするしかありません。

風防を仮にのせてどこを開口するか考え中~・・・。

風防は経年劣化の影響で一部で材質の柔軟性がなくなっておりカットのハサミを進めるとあらぬ方向に亀裂が入ったため細部はリューターで削っていきました。

操縦席は取扱い説明書ではネジ止めとなっていますがここを開口してのバッテリー搭載はさすがに無理です。

 

ネットで見たハッチ付きを参考に操縦席前をパネルラインに沿って開口するのが一番自然でラインを崩さない。

リューターでカットしていくので目印と余計なところを切らないのを兼ねてマスキングテープを貼りました。

少しずつ切り込んでいきます。途中ベニヤの胴枠がありますので隙間から板ノコを差し込み、余計なところを切らないよう慎重に進めました。

無事に切り取る事ができました。

 

裏側から昇降舵・方向舵のサーボ

主翼接合面からアクセスしネジ止めしました。基本的な機器類はここから搭載となります。

 

サーボの位置

両サーボが配置されるのは操縦席の真下です。これでは操縦席部を切り開いて内部の作り込みはできませんね。

ただ、今回は当初予定していたの重量1,800gを越える事は決定的なので重心から後方にある操縦席内部の作り込みは諦めていました。

 

斜めではなく平行の板

バッテリー搭載を本格的に考える時に加工の要アリ!です。

ハッチ開口部の周囲内部に1mmバルサを接着しました。

操縦席前方下にジャイロを載せる予定なので1mmベニヤを接着しました。

 

チクチク対策

ハッチの切断面に触れると痛いし後に痒くなるので切断面に瞬間接着剤を薄く塗布し硬化剤をかけてガード。

直に触れるよりはマシになると思います。

 

ハッチ固定

前方に固定用のハッチロックラッチを取り付けました。

 

後部の固定

操縦席前部にひっかかるようバルサブロックを接着しました。

 

ハッチ取り付け

パネルラインを損なう事無くピッタリ納まって良い感じです。

 

エンジンカウル

一旦、全体的なプロポーションを確認しておきたいのでエンジンカウルを修正していきます。

 

気化器空気取り入れ口

FRPでの造形のため仕方ありませんが空気取り入れ口のスリットが分厚いです。

 

カットしました。

サイドにバルサの端材を接着しました。

 

スリット

下面は2mmバルサ、中央スリットは1mmバルサで空気取り込み口を造形しました。

 

エンジンカウルフラップ修正

このモデルは排気管の形状から増加試作機と思うのですが作りたいモノは量産型なのでそれに合わせて形を整えます。

不足している箇所はバルサ端材を接着しその上からタミヤのポリエステルパテでカバー。

ズレている筋彫りにもパテを塗布し消します。

 

量産型のカウルフラップ

図面からサイズを割り出したカウルフラップサイズを貼りました。これに合わせてカットします。

また必要となるスジ掘りも追加します。

 

量産型のカウル

胴体に取り付けてみました。次はカウルフラップ開口部に合わせて排気管を取り付けていきます。

 

排気管作り

細い物は5mmアルミパイプ、太い物は8mmアルミパイプをそれぞれカットしペンチで曲げながらつぶしてそれらしくしております。

 

排気管固定

2本や4本はあらかじめバルサブロックにまとめて接着しそれから胴体に接着しています。

 

機器搭載に戻ります。

さて、どうするバッテリー搭載方法。この位置だと重心的に後で機首にとんでもない量のバラストを載せる事になるのでもっと前に搭載したい。

ネットで見た物を参考に斜めのバッテリートレイを取り付けます。

 

バッテリートレイ

元にあった板をカットしモーターマウント内部まで続く斜め板を取り付けました。

 

バッテリーを搭載してみた。

これで何とかバッテリーを最大限前方に搭載でき重心的にも助かるはずです。

 

ESC配置

これもバラスト軽減のためできるだけ前方に配置!

ついでに下部の空気取り入れ口からの風も冷却にはなると思う。

 

受信機

主翼接合部からアクセス!

これも前方に取り付けたいところですが各部への配線の関係でここしか設置場所はありません。

 

つづく・・・。