世間のお子様は新学期に向けて宿題ラストスパートに入っているもよう、今のご時勢はネットで自由研究を探し出すらしく、中には結果そのものまで頂く場合があるそうな!
私の子供の頃はそういうのはなかったので羨ましい・・・楽な時代だな~とは思うもののいづれは我が身に返ってきます。
今日はそんな結果のお話。
昼間に目覚めてかなり暑く感じました。
来週にしようかな~と思ったもののできあがったら試したくなるのが人情ってもんです。
飛行場に到着したら誰もいない・・・暑いから?この地区のブームは去ったの?
とにかく先週に引き続き不安なものを携えている時は気が楽です。
零戦を1FLTしてからいよいよ試製雷電・・・。
本来は緊張でガチガチになってもよさそうなのですがF-15Cの時と同じく何か割り切っているように感じ気負わず手投げで「ャC」とすると飛んでいってしまいました。
重心がやや後気味で初期に頭上げが強く出たもののトリムを合わせてからは落ち着いたのでそのまま状態を見てみます・・・まっすぐ飛ぶが各舵が緩慢、横の安定性が足りないけど当て舵をしても反応が遅く姿勢がなかなか回復できない、昨年型に比べてエレベータが急激には効くような事はありませんが終始効きが緩慢、う~む・・・まっすぐにしか飛べない。大きく飛行場を旋回するだけです。
では、縦の動きをちょっとチェックしてみようと思い普段より高度を上げマージンを取ってから少しダイブしてみました、が・・・機速をつけながら降下し思った位置にきた時点でややエレベータアップしてみましたが、いっこうに上を向く気配がナイ!
スロットルを戻しさらにエレベータアップで回復を試みたもののアッサリとマージンを越え常用空域を越えそのまま地面にグサっとささりました。
MAS工手殉職、大破デアリマス!
どうにも各舵の面積が小さかったようで、これは昨年型でもある程度は認識しておりましたが今回改めて頭に叩き込まれました。
飛行試験は失敗に終わったわけですが帰宅中には次の雷電の事を考えておりましたので意外にサバサバしております。
この機体を修復して再度!とも思いましたが各舵の面積不足が原因とすると機首を修復しても意味がない。主尾翼の設計変更から始める必要があるのでこの機体は廃棄し弐号機の作製にとりかかった方が早いのではっと思います。
昨年型と違って今回は機体作製のデータが残っているんで次はもっと良い物を作る自信があります・・・と強がりを言ってみる。
たった一度のFLTではありましたが中途半端に飛ぶよりも強烈に欠点を教えながら果てた事に感謝です。
第二次雷電作製計画はまだ続きますので機体残存部は次期雷電の作製実験に利用させてもらいます。合掌!
しばらくはまた図面とにらめっこだな~。
本日の戦果
零式艦上戦闘機五二型:1FLT
試製雷電改:1FLT 実験にて大破 終了
子供の頃を思い出しとくに期限が区切られているわけではなかったのですが何かに追い立てられているような錯覚。何とか間に合わせました。
三菱 十四試局地戦闘機 試製雷電改 完成!
今回は色彩を試験時のオレンジにした事もあっていつものラインナップとは随分趣が違って見えます。寸法は昨年のものと同一になりました。とりあえず形は雷電しています。
機体重量は379g、バッテリーを載せた全備重量は487gで何とか500gをきる事ができました。
これで翼面荷重は44.3g、零戦の37.9gよりも重いけど疾風の48.3gよりはマシなので何とかなるかな?
ただ、以前の機体では翼面荷重の問題よりも主尾翼を含めた機体バランスに問題があったような・・・とにかく落ち着いた時に試験飛行を行うのみ!
できるだけ多く飛んで研究データーを残して欲しいと切に願うばかりであります。
これはまだ試験機でこれを元に二号機、三号機とは思っているのですが・・・当分の間、自作はこりごりです。