前頭側頭型認知症 夫が前頭側頭型認知症に

夫が63歳で前頭側頭型認知症と診断されました。
若年性認知症なのだそうです。そんな夫の事など綴っていきます。 

140.入院診療計画書

2014-03-17 21:24:25 | 前頭側頭型認知症


S病院に入院した際、主治医と話した内容を

改めて書面でいただきました。



病名      Ⅰ型糖尿病、腎不全、肝機能障害、認知症

症状      高血糖、腎機能障害、浮腫など

全身状態の  全介助をを要します。

評価

治療計画   ・インスリンによる血糖の管理を行います。
         ・必要に応じて採血、X線、尿検査を行います。

リハビリテーションの計画
        残存機能の維持に努めます。

栄養摂取に関する計画
        特別な栄養管理の必要性 有り

感染症、皮膚潰瘍等の皮膚疾患に関する対策
        褥瘡の予防に努めます。

その他   高血糖・低血糖の早期発見に努め、対処いたします。
        日常生活の援助をさせていただきます。


やはり、腎不全、肝機能障害もあり、浮腫も有りです。
手はミトンを着けられ、拘束されているので、
外された時は、手はむくんで浮腫を感じましたし、
真っ白でぷよぷよしていました。

低血糖・高血糖の乱高下が酷く、
入院時、567でした。
もう血糖値のコントロール不能になってきているみたい。

残存機能の維持・・・医学的に見ての残存機能、いったい
どこが残存しているのか?
五感はまだ残っているのに、使わせてもらえない・・・。
五感は医学的残存機能ではないの?

褥瘡の予防に努めます
2時間おきに体位を変える計画になっていて、
夜間も特に深夜もやっていただいているので
夫は安眠を妨げられているようで、
看護師の悪態を、面と向かていいます。
申し訳ない!
でも、1日2日位休んでもらえないかな?
お願いしたら、不快に思われるかな?


16日(日)面会に姑を連れて出かけました。
私は夫にいつも悪態をつかれ、
病気と判っていても、傷つく言葉に頭に来ていたので、
姑にその内容を話し、それで、嫁姑の喧嘩にもなって
ましたが、姑が面会に行って、注意すると言ってくれて
いました。

夫は姑が面会に行ったことを喜んでいました。
早速悪態
夫> お前は帰れ
私> あっ、そう。じゃ帰るけど、お母さんはどうするの?
姑> えっ?何言ってるの、〇、今来たばかりだよ
    私一人だば、帰れね。
夫> いい。お前は帰れ。母さんはここさ居ろ。
私> じゃ帰るよ。お母さんはじゃタクシーで帰って来て。
姑> 〇、何言うの。私一人じゃ帰れない。
    そんな事△さん(私)に言うな!

それで、夫黙りました。

夫の関心は食べることばかり。
昼ごはん何食べた?
昨日の夕飯は何食べた?
紙に書いて貼っておけ!

なんで紙に書いて貼っておけなのか、理解できません。

昨日の夕飯に青菜を食べたと教えたら、
「俺も喰いて~」と言いました。

「おめだちばがり(お前たちばかり)、
いいもの(美味しいもの)喰って」
「何もいいもの喰ってねよ。いつも魚とお浸しと煮物だよ」と、答えました。

姑> いいもの食ってねよ
と言うと、(私に向って)
夫> おめ、母さんさ残り物ばりかせてるべ
    (食べさせているだろう)
私> そんな事ないよ。残り物も食べるけど、
    ちゃんと魚もお浸しも煮ものも作って出してるよ
姑> んだ(そうだ)、〇、△さん、ちゃんと
    いっぺ(一杯)料理作って出してくれるよ。
    そんなこと言うな!
と言ってくれました。

これで、姑も私がどんなに頻繁に悪態をつかれているか、わかってくれたと思います。


病室には左側の壁と床一面(一間幅で)に新聞紙が貼り付けていました。
どうしたのかと、看護師さんに聞いてみたところ、
夜間に唾を吐きかけたようで、汚れており、またやるかもしれないのでとの事でした。

夫の歯はとても汚く、血液が固まったようなどす黒い色で、ドブのようなへどのような異臭がして、ひどいのです。

「汚れが沁みついてしまいましたか?そうだったら、申し訳ありません」と、謝りましたが、大丈夫でしたとの事で、ホッとしました。
チャンスだと思い、歯をきれいにしようと夫に話し、「今日は歯を磨かせてくれましたから、歯きれいになりましたよ」とか。

夫の歯、白い所が見えるようになっていました。
異臭は相変わらずですが・・・。

夫> んめもの喰いで!(美味しいもの食べたい!)
私> 口から食べると誤嚥て言って、肺炎になったりして
    死んでしまうかもしれないっだてよ
夫> 死んでもえ(死んでも構わない)
私> そうか、おいしいもの食べて死ねば本望だか
夫> んだ、んめもの喰って死ねば本望だ
と言いました。
私> お姑さん聞こえたか?
    お父さん、おいしいもの喰って死ねば本望だって
姑> んだか(そうか~)

夫がどんなに口から食べたいのか、姑もようやく判ってくれたと思います。

もう、夫は食べることが頭から離れないのです。

当たり前ですよね。手と胴を縛られて、鼻から管を通されて、
水もお茶も食べ物もその管からで、口から美味しい、しょっぱい、甘い、油っぽい、
しゃきしゃきしてる、ぬるぬるしてるとか、感じたいのに感じられない。
ストレス溜って怒鳴り散らしたくなりますよね。

どうにかしてあげたいと、前々から思っていたので、
帰る時、看護師さんに
私が責任取りますから、私が持参したお茶を飲ませられないでしょうか?
と、聞いてみました。
看護師さん、主治医に確認してお知らせしますと言ってくれました。

家に着く直前電話をいただき、自己責任で、看護師立ち合いで、持参したお茶を飲ませてもよいと、知らせてもらいました。

ただし、熱が出たら、すぐ中止です。

それでも、夫を少し喜ばせてあげられるかもしれないと思うとうれしい!

色々あって(私の異動、次女の結婚の進行、長女の考え)、ちょっと孤独感に襲われることもあるけど、夫のために、今はがんばります!
姑の協力もありますし、愛犬ポン太も癒してくれるし、がんばります!


明後日(19日)は年金事務所に行こうと思います。