春の淡雪

　古刹・妙安寺にて
　(1)

　4月16日夜からは都内でも時ならぬ降雪に見舞われました。
　一夜明けるとうっすらと雪が積もっていて、近くにある古刹の妙安寺へ出かけてみることにしました。
　何しろ目が覚めたのが9時半過ぎでしたから、現地に着いた時はあらかた雪は消えていました。

　この時期に妙安寺を訪れたのは初めてのことで、境内に枝垂桜や鬱金桜があるとは夢にも思っていませんでした。
　春の淡雪とともに嬉しいプレゼントでした。


　(2)

　花木とお寺はよく似合います。
　特に鬱金桜(ウコンザクラ)は淡い黄緑色の花をつける珍しい品種ですから、余計にそう思えてしまいますね。


　(3)

　鬱金桜は、4月中旬に開花するバラ科サクラ属オオシマザクラ系サトザクラの園芸品種です。
　鬱金色と呼ばれる淡黄緑色をした八重咲きの花を咲かせます。
　花は基本的には淡い黄緑色ですが、花期の終わりが近づくと淡い桃色に変わります。


　(4)

　それにしても、ソメイヨシノが散って若葉が出る頃に雪が積もるとは思ってもいませんでいした。
　少なくとも私の人生においては、幼少期に過ごした北海道でしか経験がありません。
　やはり今年も異常気象が続くのでしょうか？


　(5)

　山門の屋根瓦に積もった雪を背景に、楓の若葉と花をあしらってみました。
　えっ、花はどれだって？
　分りにくいかもしれませんが、葉先に見える赤いのがそれで、暫くするとプロペラのような種になるんですよ。


　(6)

　思いのほか雪が残っていなかったので、こんな写真も撮ってみました。
　コンデジと一眼レフの中間的存在であるコニカミノルタ・ディマージュA200はこんな芸当も出来ます。
　被写界深度もコントロール出来ますから、立派に一眼レフの代役を果たしてくれます。


　(7)

　バス通りから入った参道から妙安寺の山門と本堂を狙ったカットです。
　この時に枝垂桜と鬱金桜を見つけて、内心「やったね！」と思ったものです。
　訪う人も稀で、とにかく心安らぐ場所の一つになっています。


　(8)

　えー、手抜きで申し訳ありません。
　この妙安寺については看板を撮影してきましたので、このカットをご覧ください。