ひっそりと流れ落ちる・・・
(1)
先日ご紹介しました米子大瀑布の「不動滝」と「権現滝」ですが、この米子渓谷には名前のない滝が数多くあります。
今回は遊歩道から少し踏み出すと見ることが出来る滝をご紹介したいと思います。
これは「権現滝」の直下にある沢を渡る橋の上から見ることが出来る滝です。
橋の上からでは平凡ですので、苔で滑る岩を慎重に降りて行って、水際で撮影したものです。
こんな撮影ではワイドコンバーターを装着したGX100がその真価を発揮してくれます。
長野県須坂市「米子渓谷」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio GX100+ワイドコンバーターDW-6(0.79×)
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/20秒 f/3.2) -2.0EV 19㎜相当
撮影年月日:2009年7月11日(土)
(2)
落差は少ないものの、三段に分かれて流れ落ちる部分をアップにしてみましょう。
こちらは「暑中お見舞い申し上げます」で使った画像とほぼ同じですが、彩度を上げています。
岩についた苔と流れの中に見られる赤茶色に変色した部分を強調したかったんですよね。
ノーマルですと、かなり地味~な色合いになっていましたから・・・
撮影機材:キャノンEOS40D SIGMA AF18~50mm F2.8 EX DC MACRO
撮影データ:ISO200 f/22.0AE(SS1/1秒) -0.7EV 35㎜(56㎜相当)
(3)
これは「不動滝」の直下にある沢のやや下の部分で見られた滝です。
落差にすれば6~7mほどと思われますが、滑べり落ちていくような感じが好ましく思われました。
奥で垂直に流れ落ちている部分は砂防ダムですから、あまり目立たないように作画しました。
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/80秒 f/5.1) -0.7EV 24㎜相当
(4)
この滝を下から眺めてみたくなり、苔で滑る岩に注意しながら下りていきました。
最終的には木に掴まりながら撮影したカットですが、出来ればスローシャッターで撮りたいものです。
でも、物理的に三脚を立てるスペースがないに等しいですから諦めました。
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/80秒 f/6.5) -0.7EV 24㎜相当
(5)
これは滝とは呼べないような流れですが、米子渓谷に入ってすぐの場所で見ることが出来ます。
プロローグとでも言うようなものですが、期待感は否が応にも高まってきます。
紅葉時期にはもっと素晴らしい景観を見せてくれるのでしょうね。
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/100秒 f/5.0) -1.0EV 35㎜相当
滝や渓谷の撮影では注意したいことがあります。
それは転落や滑落などは言うまでもないことですが、機材にも注意が必要です。
一般的には風景撮影にC-PLフィルターを用いますが、あまり効果が強いと滝や渓谷の撮影では弊害も起こります。
つまり、水で濡れた岩がかさかさに乾いた状態で写ってしまうんですよね。
それと、水の白い部分が飛んでしまう危険性が高まります。
なぜなら、C-PLフィルターは反射を除去すると同時に、コントラストを高める作用があるからです。
そういったことを頭に入れておいて撮影に臨みたいものですね。
因みに、今回は全てのカットでC-PLフィルターを使用しておりません。
(1)
先日ご紹介しました米子大瀑布の「不動滝」と「権現滝」ですが、この米子渓谷には名前のない滝が数多くあります。
今回は遊歩道から少し踏み出すと見ることが出来る滝をご紹介したいと思います。
これは「権現滝」の直下にある沢を渡る橋の上から見ることが出来る滝です。
橋の上からでは平凡ですので、苔で滑る岩を慎重に降りて行って、水際で撮影したものです。
こんな撮影ではワイドコンバーターを装着したGX100がその真価を発揮してくれます。
長野県須坂市「米子渓谷」(共通)
撮影機材:RICOH Caplio GX100+ワイドコンバーターDW-6(0.79×)
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/20秒 f/3.2) -2.0EV 19㎜相当
撮影年月日:2009年7月11日(土)
(2)
落差は少ないものの、三段に分かれて流れ落ちる部分をアップにしてみましょう。
こちらは「暑中お見舞い申し上げます」で使った画像とほぼ同じですが、彩度を上げています。
岩についた苔と流れの中に見られる赤茶色に変色した部分を強調したかったんですよね。
ノーマルですと、かなり地味~な色合いになっていましたから・・・
撮影機材:キャノンEOS40D SIGMA AF18~50mm F2.8 EX DC MACRO
撮影データ:ISO200 f/22.0AE(SS1/1秒) -0.7EV 35㎜(56㎜相当)
(3)
これは「不動滝」の直下にある沢のやや下の部分で見られた滝です。
落差にすれば6~7mほどと思われますが、滑べり落ちていくような感じが好ましく思われました。
奥で垂直に流れ落ちている部分は砂防ダムですから、あまり目立たないように作画しました。
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/80秒 f/5.1) -0.7EV 24㎜相当
(4)
この滝を下から眺めてみたくなり、苔で滑る岩に注意しながら下りていきました。
最終的には木に掴まりながら撮影したカットですが、出来ればスローシャッターで撮りたいものです。
でも、物理的に三脚を立てるスペースがないに等しいですから諦めました。
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/80秒 f/6.5) -0.7EV 24㎜相当
(5)
これは滝とは呼べないような流れですが、米子渓谷に入ってすぐの場所で見ることが出来ます。
プロローグとでも言うようなものですが、期待感は否が応にも高まってきます。
紅葉時期にはもっと素晴らしい景観を見せてくれるのでしょうね。
撮影機材:RICOH Caplio GX100
撮影データ:ISO80 プログラムAE(SS1/100秒 f/5.0) -1.0EV 35㎜相当
滝や渓谷の撮影では注意したいことがあります。
それは転落や滑落などは言うまでもないことですが、機材にも注意が必要です。
一般的には風景撮影にC-PLフィルターを用いますが、あまり効果が強いと滝や渓谷の撮影では弊害も起こります。
つまり、水で濡れた岩がかさかさに乾いた状態で写ってしまうんですよね。
それと、水の白い部分が飛んでしまう危険性が高まります。
なぜなら、C-PLフィルターは反射を除去すると同時に、コントラストを高める作用があるからです。
そういったことを頭に入れておいて撮影に臨みたいものですね。
因みに、今回は全てのカットでC-PLフィルターを使用しておりません。
前の記事にコメント入れたはずが入ってないのですよ^^;私ミスしたかな^^?
米子渓谷にも沢山の無名滝がありますね。
ここまで降りて撮影とは長靴がないと無理でしょう。
三段に分かれて流れ落ちる滝もですが・・・
3、4枚目の滝も見ごたえあります。
でも随分凄い場所まで行きましたね。
GX100でこんなに綺麗に撮れるんですね!
緑としっとりした岩肌の茶色と白い水の流れ
のバランスがとてもいいです!!
C-PLフィルターは、私もよく使いますが・・加減知らずでいつもフルフルです。
今度、いろいろ調整してやってみなきゃです。
鉄分が溶け出しているんでしょうか。
フィルタ-の解説、とってもあり難いです。
滝や渓谷など見る時必ず全体を見て、その水が何なのか考えちゃいます。。
生き物にとって大切な水ですからね。
PLの効果勉強になります。
コントラストはソフトでも出来ますが反射は中々大変。
そう言えばミズゴケの花を見ましたがPLがあれば撮れたかも。。
グッと涼しさを感じさせますねぇ~
鉱泉のような雰囲気がありますね
赤茶けた岩がとても印象的でこちらでは見られない滝です。
2枚目の長時間露光が効いて滝の流れが実際に見ている気がします。
描写も素晴らしいです~~
リコーっていい仕事しますね(^^;;
まさにおリコー(;´▽`A``
前出の落差のある滝もすばらしいですが、こちらもいいですね。
赤いのは、鉄分が多いのが原因ですか?
PLフィルターは、空に対しては効果が分かり安いのですが、水に対しては難しいですね。(私の場合ですよ)
効果の具合が確認し難いです。
最近、色乗りに関してはPLを使わなくても、ソフトで修正で事足りるのかな?と思っちゃいます。
あまり効果ギンギンだと、質感が失われますね。
NDも8までなら色の変化はありませんよ。
ND400だと、長時間露光による色合いの変化が出ます。
>ここまで降りて撮影とは長靴がないと無理でしょう。
エヘヘ、この時も長靴持参ではありませんでした。
1枚目は流れの中で撮ったように思えるでしょう。
水の上にある石に乗って、腕を伸ばしての撮影なんですよ。
>3、4枚目の滝も見ごたえあります。
でしょう?
初めのうちは下りるのを躊躇いましたが、行って良かったです。
でも、基本的に米子渓谷はさほど危険な個所はありませんでした。
紅葉(黄葉)の時期に再訪したい場所です。
GX100はなかなかいい仕事をしてくれますよ。
時には一眼レフを凌ぐ写りをしてくれます。
一眼を使うのに躊躇う場所では専らこれです。
>緑としっとりした岩肌の茶色と白い水の流れ・・・
これがこの渓谷の魅力なんでしょうね。
次回訪れた時は、もっと時間をかけてみたいところです。
って、この時も5時間はいましたが(爆)
湯川って、奥日光のですか?
あまり気にしたことがないので・・・アレですが。
そういえば、ここ二年間は奥日光にもご無沙汰しています。
岩が赤いのは、恐らく鉄分のせいでしょう。
昔、この辺りには鉱山があって多くの人がいたそうです。
鉄鉱石なのかどうかは?ですが。
だと思います。
そういえば、裏磐梯の川もこんな感じでした。
>滝や渓谷など見る時必ず全体を見て、その水が何なのか考えちゃいます。
それはいいことですね。
因みに、山梨の西沢渓谷の水の青さは鉱毒によるものですよね。
>ミズゴケの花を見ましたがPLがあれば撮れたかも。
PL・・・買って下せぇ♪
この日は気温が低めで、歩くにはちょうど良かったですよ。
と言いながらも、汗かきの私は背中がしっとりとしていましたが(笑)
>赤茶けた岩がとても印象的でこちらでは見られない滝です。
草津にもこんな感じの滝があります。
嫗仙(おうせん)の滝といって、前にアップしたことがあります。
>2枚目の長時間露光が効いて滝の流れが実際に見ている気がします。
ありがとうございます。
あっ、これだけはEOSで撮ったものですよ。
ありがとうございます。
この日は一日中、滝と渓谷ざんまいで満足できました。
>赤いのは、鉄分が多いのが原因ですか?
そのようです。
>水に対しては難しいですね。
水面の反射とか、岩の反射で判断がつくと思います。
レンズの開放値が暗いと、効果を確認しづらいといった
ことはありますね。
C-PLの露光倍数がそれに加わりますから・・・
1枚目、2枚目が特にそう感じます。
自分の目で見てみたいです。
昨年、裏磐梯でも見かけましたが、何とも不思議な
感じがしました。
>自分の目で見てみたいです。
是非!
ここの登攀はさほどきつくはないですよ。