カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

イタリアかドイツか?

2017-08-31 21:34:17 | 飼育論

今晩は。

悩んでいます…

といっても車をランボルギーニかポルシェか?なんていう羨ましい悩みではありません。

まぁ、お金があれば大いに悩むでしょう。

イタリアのランボルギーニアヴェンタドールかドイツのポルシェカレラGTS3、やっぱり私はアヴェンタドールを選ぶかなぁ〜

夢のような話はさておき…

ドーシングポンプの話です。

ライブコーラルの世界では割とメジャーな機材ですが、カメの世界ではご存知の方は少ないのではないでしょうか?

早い話が自分だけの水質を作る機材です。

RO浄水器で純水を作り、医療の点滴のように複数の添加剤を添加して狙った水質を作る機材です。

サンゴマニアさんのブログを読むと、我が日本のカミハタ製の評判は芳しくありません。

高い評価なのが、ドイツのグローテック社

もうひとつはイタリアのアクアトロニカ社

どちらもメタハラかそれ以上の価格ですが、仮に私の仮説が正しいとすれば、これらの機材で狙った水質を維持できれば、コウホソナガクビガメの長期飼育が可能となるかもしれません。

今は機材の高性能化が著しいので、機材選びがカメの生死を決めかねません。

慎重に選び、大胆に決断しないといけませんね…

今はドイツのグローテック社に心が傾いています。


カメ友さん、きたる!

2017-08-28 20:46:53 | 雑記

今晩は。

昨日はリクガメ飼いさんのまころんさんが拙宅にいらしてくださいました。

お話しする中で、リクガメへの知識は素直に凄いなぁと思いました。

ただ、まころんさんの目指しているところが極めて高いなぁ、と思うは私の思い過ごしでしょうか?

あんなにパーフェクトを狙っていたら、思い通りにいかないことの方が多いカメ飼育なので疲れてしまうのでは?と幾分心配しております。

もちろんリクガメとミズガメの差はありますが、私のカメ飼育の要諦は、「愛ある放置」です。

カメさんの姿に癒される事がこの趣味の醍醐味ですが、カメさんの調子が悪かったり、思い通りに仕上がらないとイラついたり、落ち込んだりと、カメ飼育自体が逆効果となってしまいます。

例えば…

これは、ブラジルヘビクビが脱走した時用の水入れです。

普通なら脱走防止策として、蓋をするのでしょう。

私的には、そうではありません。

取り敢えず脱走したいなら、脱走しなさいよ。

その代わり無事でいてくれる方策を考える訳です。

幸いにも飼育開始以来、この水入れが使われたのは一度だけですが、確かに水入れに入った痕跡がありました…

夜のブラジルヘビクビ オスです。

そしてメスです。

何が楽しいのか、いつもしばらくこうして挟まった後、真夜中には徘徊しています。

おそらくこうして外敵の有無を確かめているのだと思います。

ブラジルヘビクビの活動前のスタンバイ状態でした。

そしてトゲモモ。

こいつは昼行性なので寝ぼけまなこです。

 「愛ある放置」、飼育者、カメさんともにユルっといくのが長く付き合うコツではないかと私は思うのです。


振り返り

2017-08-25 19:47:31 | ブラジルヘビクビガメ

今晩は。

ブラジルヘビクビガメを購入したのは、2016年4月23日。

今日で1年4ヶ月以上、元気に過ごしてくれています。

大きな事故や病気もなく、まさに健やかな毎日を過ごしてくれています。

平々凡々、ですがこの凡事と呼べる毎日が本当に楽しい日々だなぁ、と喜びを噛み締めています。

もしもブラジルヘビクビがまた入荷したら、また購入したいと思います。

昨夜はオスのケージを水換えし、今朝は早起きしてメスのケージを水換えしました。

その際、オスのケージにメスを入れると…

かかってます。

かかってます。 

元気に暮らしてくれることが一番ですが、欲を言えば殖えて欲しいですね。

衣装ケースではなく、本格的なパルダリウムのオーバーフローシステムで早く飼育したいなぁ。

冒頭写真は、順調な回復をみせる今朝のトゲモモの様子です。

トゲモモもやはりカッコいいなぁ…

やっぱり私は根っからの曲頸マニアみたいです…


8月21日付ハルピンさんのコメントに想う

2017-08-22 22:04:20 | 飼育論

今晩は。

まず、ハルピンさん、極めて示唆に富み、かつ飼育者倫理に警鐘を鳴らす貴重なコメントを寄せて頂き感謝申し上げます。

本当に好きなカメだけをじっくりと長期飼育する、これはカメ飼いの悟りの境地ともいうべき理想のカメ飼育だと思いますし、ただただ尊敬するばかりです。

私も今年、50歳になりました。歳をとり、経験的に知ったことは、「人は多くのことを同時にはできない」ということです。

ビジネスの世界では、とかく「優先順位」が叫ばれます。かくいう私もビジネスの現場では、優先順位を巡り部下を叱責することも多々あります。

しかし競争社会で生き残るために必須な論考スキルですが、果たして豊かな精神をもって人生を送るに、本当に必要なスキルでしょうか?

私は豊かな人生を送ろうと決めたとき、優先順位ではなく、劣後順位をまず考えてみました。

主体を「私」に置いたとき、劣後順に項目を削除して最後に残ったもの、それが自分の一番好きなことであり、かつ生きていくうえで必要不可欠なことだと思ったからです。

多くのことはできない、であれば、やりたい事の唯一とはなにか?

それが私にはカメの飼育であり、拙ブログでも書いた飼いたいカメベスト5、だったのです。

長期飼育不可能なうえに高価なブラジルヘビクビだけに購入は本当に悩みました。

初めてこのカメが欲しいと思ったのが2004年。

本当に買おうと思いショップにお願いしたのが2010年。その時でも入荷したら70万円位みておいて欲しいとショップに言われました。

待つこと6年、ようやく昨年購入しました。買おうと思ってから12年もかかりましたが、この12年が自分が本当にブラジルヘビクビガメが好きなんだという信念を抱かせてくれました。

また本当にレアなメスを同時に購入できたのは予想外でした。

今、ブラジルヘビクビガメを飼育していて、本当に楽しい時間を過ごしています。

そして「本当に好きなカメに巡り合うこと」の大切さを実感しています。

おこがましいですが、ハルピンさんのクモノスへの真っ直ぐな想いの幾ばくかは、私にも理解できます。

本当にクモノスへの愛情が伝わってきます。

好きなカメを飼いたい、これは当たり前の事ですが、この当たり前のニーズを担保するには、やはりCB産出技術が必要だと思います。

野生下のブラジルヘビクビガメは300匹位じゃないかともいわれています。

やはり殖やす技術が必要だと思います。

ホウシャガメは理想的なCB化が進みつつあると思います。飼育者、現地の生産者がともにWIN・WINの関係になれるからです。

それからもう一つ。

ハルピンさんのような素晴らしい飼育技術を志ある飼育者達に伝承しておいて欲しいのです。カメの飼育は奥深く、しかしながらそのノウハウは極めて属人的な一面があることもまた事実です。

重ねて申し上げますが、優れた飼育者こそ、引退に際してその才のある者に技術を伝承すべきと思います。

もっと平たく言うと、是非とも、クモノス16年間の飼育談義をお伺いしたいと思います。

ポタカさんのブログコメント、拝謁致しました。

イベント嫌いの私ですが、毎年とんぶり市だけは欠かさず行っております。機会があれば、お話しさせて下さいませ。

と言うか、久しぶりにカメ会もやりたくなってきましたね。


読書など

2017-08-20 11:46:29 | 雑記

おはようございます。

昨日、図書館で本を借りてきました。

続いて

 

そして 

おまけに 

千石先生の「爬虫類の飼育と繁殖」の論説については、私自身も日々感じているし、このブログでも度々書いている飼育論と同意見でしたから、大いに共感しました。

2000年代初頭の世界のリクガメ流通量の55%を日本が輸入していたという記録、エジプト、クモノス、ヒラオをCITESⅠにしたのは、日本人だと断ずる論に胸の潰れる思いでした。飼育方法が分からないなか、どれほど貴重なリクガメが落命したのかと思うと日本人の「貧困なる精神」を感じざるを得ません。

この頃、私の通っていた総合ペットショップでもクモノスがたくさん、確か8万円位で売られてましたからね。

「リクガメなんて、個人じゃ、飼えるわけないだろ!殺すだけだよ。」と憤慨していた30代を思い出します。

今も飼育しているマニアの方々には、どうか大事に終生飼育して幸せに暮らさせあげて欲しいものです。

この論説を読むと、野毛山動物園は、あるべき動物園を目指していることも分かります。

意外な発見は、「写真は語る南アメリカ」。

サンパウロ大学地理学部資料からです。

余談ですが、サンパウロ大学は、南アメリカ最難関の大学で、日本でいう東大の位置付けです。

F1パイロット(今は死語かな?)のレジェンド アイルトン・セナは、このサンパウロ大学中退なんですよね。確かイギリスF3からドライバーズシートのオファーを受けて悩んだ末に大学を辞めてフォミラカーレーサーになったそうです。セナはブラジルの大財閥の御曹司だったから、親は複雑でしょうね。国葬にまでなったブラジルの大スターですが、生きていて欲しかったと思います。

閑話休題。

以前掲載したブラジルヘビクビの分布図です。

以前から気になっていたこの右上の2ヶ所の飛び地。

気候図では分かりにくいですが、この2ヶ所は、冷涼夏雨気候です。他の棲息地は、冷涼湿潤気候です。熱帯高原気候とも呼ぶそうです。

因みに代表的な棲息地であるミナスジェライス州ジアマンチナ(標高1,300m)の気温は、最寒月が18℃以下、最暖月でも22℃以下だそうです。

ブラジル国内でもかなり特異な気候(国土の2.5%)ですが、暑いブラジルのイメージに左右されない飼育方法がやはり正解なようですね。

この飛び地の謎が解けて、更にブラジルヘビクビの飼育に力が入りそうです。

そしてトゲモモですが、かなり調子がいいので、今朝はグリーンFゴールドを経口投与しました。

タートルプリンに薬を仕込んでおいたのですが、見事に飲み込んでくれました。

順調に目ヂカラが上がってます!