カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

夢、というか目標

2017-04-30 10:26:16 | 雑記

おはようございます。

夢に日付を入れると目標になり、具体的な努力をすることにより、その実現度が高まると言われています。

素直にそうだろうなぁ、と思います。昔、赤本のキャンパスライフを読んで、いつまでにどの教科を偏差値◯◯までにして駿台模試で偏差値◯◯になる!みたいなマイルストーンを設けて受験勉強をして志望校に合格しました。

やはり、夢だけでなく日付を入れた目標は実現への早道だと思います。

まぁ、趣味の世界ですからあまりストイックに自分を追い込んで楽しみが減じるのも考えものですが、やはり亀道をコツコツと登り辿っていきますと、その先にはゴールと思わしき憧れの種がある訳で…

その中には、いわゆる飼育困難種もいる訳です。これら飼育困難種をクリアするには、経験値、経済力、仮説構築力の3Kが必要不可欠ですから、やはり楽しいだけの趣味とは言えない気がします。

さて、経験値ですがこの時期は、水換え中はベランダに放しています。

今日位の気温であれば、意外に快適に紫外線を浴びていますね。

このままでは、カピカピになってしまうので適宜換水中の捨て水に浸かってもらいます。

我が家のキマダラ、甲羅はボロボロですが、

尻尾は巨大化した現在でもしっかり先端まで残っています。これ、マニアとしてのこだわりです!

さて、私の夢は、ブラジルヘビクビガメ、コウホソナガクビガメ、コウヒロナガクビガメの3種に加えて機会があればヤブガメを飼育することです。

当面の目標は、2020年度中にはコウホソナガクビガメを入手し、飼育にチャレンジすることです。

冒頭の写真は、ビバリウムガイドの記事ですが、割と本質的な種のセレクトかなぁと思いました。

 


ナガクビマニアが語る本音の話

2017-04-23 08:46:55 | 飼育論

おはようございます!

我が家のベランダは正方形で広さ6畳ほどあります。下敷きのプレートが太陽光でほどよく暖まり日光浴には好都合です。カメさん達はすぐにプランターの日陰に籠ってしまうのですが紫外線はしっかりと吸収していると思います。イシガメ科には良い季節ですが、ブラジルヘビクビにはキツい季節の到来です。

さて、ブラジルヘビクビの飼育開始から今日で1年となります。

今回は私の飼育ノウハウ全開で本音の飼育論を展開します。

まずは、自分に合う、あるいは向いているカメに出会えたら最高のカメライフとなるでしょう。例えば多頭飼育で賑やかなカメライフを送りたいなら、イシガメ、ハコガメ等の頑健で人との距離が近い種。犬猫並みの親近感を持って付き合うならリクガメでしょう。

一方で高価で飼育方法が分からない飼育困難種、コウホソ、ブラジル、ヤブガメ、ヒラセリクガメ、コガシラやマルスッポンなどは長期飼育例は殆どない種ではないでしょうか。こうしたカメはカメレオンに近い飼育方法が必要なうえにすぐに死ぬ覚悟をしておかなければなりません。

私はブラジルヘビクビを飼育して本当に合うカメに出会えたなぁと実感しています。手がかかるし神経も使います。しかしこのカメを飼うと他のカメには興味が湧きません。飼育に精一杯でそんな余裕がないのかもしれません。

いずれにしても皆さんの飼っているカメも皆さんに出会うべくして出会ったのではないでしょうか?やはり縁あって一緒に暮らしているカメさんをストレスフリーで長生き、そして繁殖は飼い主の責務とすら言えるのかもしれません。

さて、何故ブラジルヘビクビが元気でいるのか?

その答えは「基本の徹底」です!これ、本当です。

基本を押さえる私のバイブルは、

星流トカゲの攻略法!名著です。飼育個体との対話こそが飼育困難種の攻略法だと喝破される氏の飼育論には打ちのめされました。

そして飼育個体を観察して棲息地をイメージする大切さ!

このイメージに役立つのが、このシリーズ!

加藤先生のフィールドリポートです。特に私は、ムカシトカゲ、ナマクアカメレオン、ロシアリクガメのリポートが大好きです。ナミブ砂漠の記事を繰り返し読んでは、ヤブガメの飼育設備をイメージして一人でにやけてます。

そして頭でっかちはいけません。そう、フィールドで五感を総動員してみるのです!

私は、この渓流でブラジルヘビクビが夜間上陸し、活動していると想像しました。湧水に棲んでいるなら、夜の水温が低過ぎて活性が上がりません。夜、浅瀬や陸上で摂餌し、水温の上がる昼間は浅瀬の岩の下でゆっくりと休み、消化する、そんな生活を送っているのではないかと想像しました。

さらに上流域は常に風が吹いていることに加え、川幅が狭く浅いので空気中の湿度が低く、カラッとした涼しい環境だと分かりました。

我が家のブラジルヘビクビは、この仮説に基づいた飼育方法を継続しています。もちろん飼育環境の設定もこの仮説に基づいた飼育設備にしています。

それから湧水、これがポイントです。当初はブラジルヘビクビは強酸性を好むと考えていました。赤茶色の砂や岩は、その土地に鉄分が多く酸化鉄が多く酸性土です。なので甲羅の赤茶色の種は基本、酸性の水で飼育するのが通説です。しかし湧水は地下水です。飼育しているカメもph7位が元気がいいのです。購入したショップさんからは水換えは極力避けるようにとアドバイスを受けたのですが、我が家のブラジルヘビクビは水換えすると調子が良くなるので、おそらくはアンモニアの低下とphの上昇が理由だと思います。そう、飼育個体との対話により得たノウハウです。

大切なことは、日々の観察でカメの変化に気付き、カメのサインを読みとることです。カメは意外に賢く、飼育環境の要求度合が高いです。いわゆる飼育困難種は、この要求レベルが高く、意にそぐわないとストレスを感じ、緩慢な死に向かいます。例えばブラジルヘビクビでは、シェルターの形状や水深もとても重要で彼らの基準外ならばストレスになります。phもそうです。私はエサ喰い時の動きや、皮膚の脱皮具合を見てph7に落ち着くように水換えをしています。

ブラジルヘビクビは、ラテン系のせいか、環境の好き嫌いをしっかりと意思表示するので環境整備はし易いカメです。

今年は暑さ対策を万全にしたうえで、まずは産卵を狙っていくつもりです。


ブログの効用

2017-04-16 09:05:30 | 雑記

おはようございます。

おかげさまで来週でブラジルヘビクビをお迎えして1年になります。

今朝のブラジルヘビクビガメは…

お迎え当初は、

 気のせいか迫力が増したような… ってか、明らかに目つきが鋭くなってきました…

雌雄とも元気一杯に過ごしてくれてます!

さて、ブログの効用は、このように前年の振り返りが画像と記事で出来ることです。昨年4月の記事を読み返すと、昼間23度、夜間22度で管理していました。今は昼間22度、夜間18度で管理しています。毎週のブログを習慣化することで、定点観測もでき、変化を看過しない体制が出来ると思います。

それから、他のカメブロガーさんの記事を読み、オフ会を通じてお話しすることで大変勉強になります。ナガクビはもとより、他種の飼育者さんのスキルは自分の飼育方法のマンネリ化を防ぐ効用があります。なにより、カメ好きな方々のお話しは聞いていて楽しいものです。

機会があればまた参加したいと思います。あとは、出来ればカメ友さんの飼育環境を見たいですね。やはりどのような管理をしているのかは興味の尽きない部分です。

最後にブラジルヘビクビガメを1年飼育して分かったことです。

1.夜行性

2.昆虫食

3.空中湿度は低いのが好き

4.水温は昼夜の温度差が好き

5.皮膚粘膜を痛めないことが元気の素

多分、5番目の項目が調子良く飼う1番のポイントだと思います。ナガクビ、ヘビクビはクビが長い分、体表面積が他種よりも多いです。さらに皮膚呼吸をするなどイシガメ科のカメとは全く違う生態です。ブラジルヘビクビガメも体表の皮膚に独自のバクテリアがいるようで水質が合えば、サラ水でも自分好みの水質に変えてしまいます。良くナガクビガメの強制乾燥を聞きますが私のパーカーやトゲモモは1度もしてません。それでもちゃんと甲羅の脱皮はしています。画像はありませんが特にパーカーの脱皮は凄まじく、一晩で全ての甲板が剥離するので最初は病気かと思った位でした。ブラジルヘビクビも水替え時に1時間程の強制乾燥で調子良く飼えているので(実は前回の水換えから強制乾燥はしていません)、ナガクビ飼育のポイントは、体表粘膜だと思います。いかに体表粘膜に合う水質を維持するか、とエアレーションによる溶存酸素豊富な飼育水を作ることに尽きると思います。

個人的には、強制乾燥による脱皮促進は飼育方法としては邪道とすら思っています。

こんなこと、雑誌に載ってないですよね。なぜなら、ジーベンが逞し過ぎて飼育者都合に合わせてくれるナガクビガメだからです。ナガクビ飼育方法=ジーベン飼育方法が広く敷衍した結果、安直な飼育方法が正しい飼育方法とすり替えられたに過ぎません。

エサのこととか語りたいことは沢山ありますが今日はこの辺で止めておきます。

さて、体表粘膜、冒頭のオスですが、何度水換えしてもすぐにアオコにしてしまいます。これも彼の体表粘膜にいるバクテリアの仕業と諦めてます。

まぁ、エサも良く食べて調子良く飼えているので、これで良しとします。


入荷ありませんね…

2017-04-15 22:04:19 | ブラジルヘビクビガメ

今晩は。

昨年、一昨年と続けて4匹も入荷したブラジルヘビクビですが、今年はなさそうですね。自分なりに飼えそうだなぁと感じているので入荷があれば購入しようかと考えているので少し残念に感じています。

この種を繁殖までもっていくならあと3匹は欲しいところです。特にメスは極端なほど採れない種なのでメスの入荷は絶望的ですし、仮に入荷してもペア売りしかないでしょうから極めて実現度の低い憧憬とでも言うべきでしょうか…

先日、ブチハラヘビクビの入荷がないかとネットサーフィンしていたところ、

南米のヘビクビガメはどれも入手困難種ですがなかでもブチハラはブラジルに次いで入手が難しい種です。どの種も常識的な価格で購入できる今があるのもドイツの曲頸マニアの努力のおかげです。

私、個人的には、今の南米曲頸の価格はバーゲンプライスだと思っています。本当にナガクビ不人気&リクガメ人気の今の時代バンザイです。

この点、ドイツのブリーダーの職人気質には脱帽ですね。彼らのブリード成功の報を聞くにつけ、絶対的に個体数の希少な南米曲頸の価格が激しく低下してきましたから。

エキパン、オブやホウシャ、ビルマは原産国とワシントン条約に守られているから希少であって、保護活動の成果により個体数は増加しています。極論すれば、お金があればいつでも購入できます。

一方でノンサイテスの南米曲頸はドイツのマニアやウルグアイのカメ好きシッパーが引退すれば間違いなく一発で入荷がとまります。その位個体数が少なく、原産国でひっそりと暮らしているカメなのです。やはり曲頸マニアの使命としてブラジルヘビクビを殖やさねば、とこの記事を読んで発奮しました。

ブラジルヘビクビやブチハラヘビクビのWC個体が入手できる日本はある種、特殊であり異常とも言える野生動植物の無法地帯国家ではないでしょうか…

まぁ、ブラジルのカメがウルグアイに出ている時点でブラジルの国内法では違法ですが。これもノンサイテスのなせるワザです…本来、ブラジルの野生動植物が他国のペットトレードに乗ること自体があってはならないことなのですが…

余談ですが、南米のカメがCITES入りはないでしょうね。野生動植物の密輸出は歴史的にブラジルの地下経済の資金源らしいですから…

メキシコのカメが入荷してくるのも同じ理由ですかね。メキシコマフィアも国家権力よりも強大な力を持っているそうですし。

コレクター領域から脱し、ある程度のアカデミックさを伴う趣味になればと願っております。

いつか、ブラジルヘビクビの繁殖記事をクリーパー誌で熱く語りたいものです。


衝動買い

2017-04-09 09:22:17 | 飼育論

おはようございます!

ブラジルヘビクビガメ、あと2週間でお迎え1年です。

今朝のメスです。

今朝も朝ごはんペロリと平らげて、おかわりのおねだりです。

オスです。メスと同じくおかわりのおねだりです。

雌雄とも、この調子なら無事にお迎え1年を実現できそうです。

さて、私、最近はカメさんの衝動買いや欲しい欲しい病は無くなりましたが、相変わらずやってしまうのは、飼育機材の衝動買い。

先日、近所のかねだいを覗くと…

意外に安かったので買ってしまいました。

水温とphを常時モニター表示してくれるので期待しています。

そしてもう一つ、冒頭の写真です。

エーハイムの吸水スポイトです。

その存在を知ったのは高校生の頃だと思います。

ひたすら、サイフォンの原理で口からホースで飼育水を吸い出してきた私としては便利さは認めますが、その値段に買うのを悩み続けました。

今回、思い切って買いました!

使用感は、とても便利で買って良かったな、と思いました。

最近は、ZOO MEDから発売のメタハラが気になって仕方ない日々です。

どなたか使用されている方の感想をお聞かせ頂きたいものです。

カメ飼育に重要なのは、光の質、空中湿度、気流、水質だと思います。これらの組み合わせを種や個体ごとのベストバランスを見つけることが長期飼育のポイントだと思います。

このベストバランス実現に必要不可欠なのが飼育機材なので、その性能には価格以上のこだわりを持つ私なのです。