カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

長期飼育・ペア飼育・WC個体飼育に学ぶこと

2017-08-11 10:59:44 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます。

私と家内2人で、5年後にカルフォルニアに行く予定です。

サンディエゴ在住の家内の友人に会いに行くのですが、旅行嫌いの私が海外まで行くつもりなのは、勿論、「サンディエゴ」動物園です。

極めて高い飼育技術と言われるサンディエゴ動物園の飼育技術を自分の目で確かめてきたいと思います。できれば、3日位かけてじっくりと見学する予定です。

家内は英語が話せるのですが、私は全くなので、今から英語を勉強しようと思っています。なので毎朝読んでいます!これ、

10年以上にわたるフィールドでの観察記録です。

毎朝15分から30分、繰り返して読んでいます。

我が家のブラジルヘビクビは今年で2年目、WC個体なので、この記録が非常に参考になります。

日々の飼育の中で知るブラジルヘビクビの生態と、この野外の記録を突き合わせると、この種の生態理解が顕著に進みます。

なので、最近はより熱心にこの英文を読んでいます。

やはりWC個体なので、記録通りの行動が多くみられます。

とくに最近、頻繁にしているのは、ブラジルヘビクビが捕獲できる季節についての記事と、この棲息地の気候データの突き合わせです。

気温をみると真夏の1月でも日本なら盛岡あたりの気温ではないでしょうか。

ただ記事によれば湧水に棲息するため、彼らの棲息水温は、真夏でも20℃と書かれています

そして、彼らは基本、気にいった場所から移動せず、個体識別による観察では、10年以上同じ場所で観察されており、昼間は周囲の環境に擬態してじっとしているそうです。

我が家のブラジルヘビクビも全く同じで、夜にならないとシェルターから出てきません。ただし、夜はほぼ100%、ケージ内を徘徊しています。

また、1月から7月に捕獲できることから、この期間がオスとメスが出会いを求めて場所移動すると仮定しています。

幼体は9月から1月に見つかり、主にエビやカニを食べていることから、水への依存度の高い生活をしているそうです。

年間を通して20℃の水温に暮らしている訳ですから、おそらく季節の変化は、日照時間と外気温で感じていると思います。

私は昼夜で水温差を4℃つけてましたが、これは必要ないようです。

ただし地下水の湧水ですから、意外に高い硬度の水質かもしれません。毎月の降水量が比較的多いので、湧水と降雨が混ざり、日本の水質に近い可能性もあります。

いずれにせよ、飼育の一番のポイントは、水温20℃の維持とクリアな水質です。おそらく27℃以上の水温と高いアンモニア濃度では即死するカメだと思います。

気になる記事は、木の根元や倒木の下に産卵すること、1クラッチ2、3個しか産卵しないことです。また孵化まで250から300日もかかるそうです。

このあたりも個体数が少ない理由でしょう。

大好きなカメですが、やはり今後もレア種なようです。飼育方法がわかったので入荷次第購入したいと思っています!