おはようございます。
昨日、図書館で本を借りてきました。
続いて
そして
おまけに
千石先生の「爬虫類の飼育と繁殖」の論説については、私自身も日々感じているし、このブログでも度々書いている飼育論と同意見でしたから、大いに共感しました。
2000年代初頭の世界のリクガメ流通量の55%を日本が輸入していたという記録、エジプト、クモノス、ヒラオをCITESⅠにしたのは、日本人だと断ずる論に胸の潰れる思いでした。飼育方法が分からないなか、どれほど貴重なリクガメが落命したのかと思うと日本人の「貧困なる精神」を感じざるを得ません。
この頃、私の通っていた総合ペットショップでもクモノスがたくさん、確か8万円位で売られてましたからね。
「リクガメなんて、個人じゃ、飼えるわけないだろ!殺すだけだよ。」と憤慨していた30代を思い出します。
今も飼育しているマニアの方々には、どうか大事に終生飼育して幸せに暮らさせあげて欲しいものです。
この論説を読むと、野毛山動物園は、あるべき動物園を目指していることも分かります。
意外な発見は、「写真は語る南アメリカ」。
サンパウロ大学地理学部資料からです。
余談ですが、サンパウロ大学は、南アメリカ最難関の大学で、日本でいう東大の位置付けです。
F1パイロット(今は死語かな?)のレジェンド アイルトン・セナは、このサンパウロ大学中退なんですよね。確かイギリスF3からドライバーズシートのオファーを受けて悩んだ末に大学を辞めてフォミラカーレーサーになったそうです。セナはブラジルの大財閥の御曹司だったから、親は複雑でしょうね。国葬にまでなったブラジルの大スターですが、生きていて欲しかったと思います。
閑話休題。
以前掲載したブラジルヘビクビの分布図です。
以前から気になっていたこの右上の2ヶ所の飛び地。
気候図では分かりにくいですが、この2ヶ所は、冷涼夏雨気候です。他の棲息地は、冷涼湿潤気候です。熱帯高原気候とも呼ぶそうです。
因みに代表的な棲息地であるミナスジェライス州ジアマンチナ(標高1,300m)の気温は、最寒月が18℃以下、最暖月でも22℃以下だそうです。
ブラジル国内でもかなり特異な気候(国土の2.5%)ですが、暑いブラジルのイメージに左右されない飼育方法がやはり正解なようですね。
この飛び地の謎が解けて、更にブラジルヘビクビの飼育に力が入りそうです。
そしてトゲモモですが、かなり調子がいいので、今朝はグリーンFゴールドを経口投与しました。
タートルプリンに薬を仕込んでおいたのですが、見事に飲み込んでくれました。
順調に目ヂカラが上がってます!