カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

エサやりについて

2017-01-29 11:50:33 | ブラジルヘビクビガメ

今日は。

ブラジルヘビクビは、エサ喰いがいいのに突然死ぬとよく言われてます。本当にエサ喰いは良く、高価なカメだけに食べるだけあげたくなるのは分かりますが…このカメの生息地から察するにエサが豊富な環境とは思えません。つまり喰い溜めして、代謝を抑えて生きているようです。飼育のポイントは、エサを少なく、低水温にして代謝を抑えることだと思います。これはカメさんの状態を見極めるのが難しく、経験値が必要ですが、おそらくブラジルヘビクビガメ長期飼育の正解ではないかと自負しております。基本、夜行性なので朝の給餌後はシェルターに籠っているのですが、活性が高い時は私の気配を感じると…

オスです。「おっ、エサか?」

 

 「エサか?どこ、どこ?」

ヤバイ、メスにも気付かれた… 「あっ、エサくれるの?」

 

給餌は隔日ですが、いつも、このエサくれダンス にNOを突きつけるのが可哀想な気がします。けど長生きしてもらうには腹八分目が一番ですからね。特に大量給餌は、大量排泄となり、結果飼育水のアンモニア量が急増し、死ぬこともあると思います。

以前に辞書を引きながら、英語の論文を読んだところ、野外採集のブラジルヘビクビガメの胃の内容物の過半は水性昆虫の幼虫だと記載されてました。試しにヒゲナガトビカワゲラの幼虫も与えてますが…

 

 もちろん食べますが、冷凍コオロギの方が好きなようです。同文献によれば、採取個体の約半数が夜間の落し穴により得られたそうです。私の予想では、夜間に上陸してミミズやコオロギを食べているのではないかと思います。より、捕らえ易い水性昆虫の幼虫を仕方なく捕食しているのかも知れません  ね。


レア種ならではの悩み…

2017-01-28 19:24:38 | ブラジルヘビクビガメ

今晩は。

お陰様で無事に飼育10ヶ月目を迎えることができました。飼育日数が増えてくると、このカメの生態が分かってきます。レア種の悩みは飼育者数が少ないことから飼育データがなく、手探りでの飼育にならざるを得ないことです。お迎え当初は、本当にビクビクしながら生存確認をしたものです。最近は私も慣れてきたせいか、調子の良し悪しが分かってきました。例えばこのカメ、アンモニアにはとても弱いです。うちの個体は2匹ともワイルドなので、まずは飼育されることに慣れることを目指してきました。だいぶ慣れてきたようなので、従来の水換えから条件を変更してみました。従来は元の飼育水を30%残していたのですが全換水にしました。2週間エアレーションとモノボールで濾過した飼育水を30%、汲み置き新水30%、残りをマジックリーフ抽出水にしました。理論上は、これでアンモニアは殆どないはずです。

換水後のメスです。

今では分かるようになりました。アンモニアが減ったせいか気持ち良さげに過ごしています。

長く飼うと分かるんです。明らかに調子のいい目をしてます。この後、エアチューブを抜こうとしたら、エサと間違えて噛みついてきました。エコペーハーで測定中もエサと間違えて噛みついてくるので大変でした。因みに今日のpHは7.3です。

そろそろ夏の暑さ対策を講じていく予定です。ゼンスイZC1300αを買いました。予想以上に大きくて30リットルのケージにはオーバースペックどころか誤使用って感じでやばい気がします…こちらはまた別の機会にブログで報告しますね。 


風通しの話

2017-01-15 20:34:31 | 飼育論

今晩は。今朝の趣味の園芸、タイトルが興味深く感じたので録画しておきました。「冬の楽園  温室に行こう!」です

普通に入館できるそうです。で、我々カメ飼いに役立ちそうなのでいずれ行ってみようと思います。

アメリカ、アジア、アフリカ、オーストラリアのサバンナを再現して研究している施設だそうです。私が勉強になったのは…

フィンボスは、南アフリカの南端に位置するそうです。そう、ヤブガメの生息地とも被りますね。酸性の土壌とのことでした。

それからこれも勉強になりました。アメリカ大陸では、内陸部と沿海部では雨季が違うそうです。これ、南半球の雨季は単純に夏だと思っていましたから勉強になりました。

メキシコは私の知識通りですが、チリは…

カメの飼育に役立つ情報です。で、一番勉強になったのがこれ、「風通し」です。館内は送風機で植物の排出する二酸化炭素を拡散すると、植物の成長が促進され、病気予防になるそうです。

やはり風通しは重要ですね。冒頭の写真は野毛山動物園のリクガメケージの送風機のタイマーコントロールです。うーん、分かっていますが、風通しはカメ飼育の重要なポイントですね。















 













































































基本のカメ飼育

2017-01-14 08:52:09 | 飼育論

おはようございます。今日から冬レプですね。きっとコウホソも売られているんだろうなぁ…うーん、欲しい!ただ、個人的には、可能な限りストレスの低い状態でカメさんをお迎えしたいので、イベントでのお迎えは極力避ける方針です。さて、今日は水換えです。まずは、飼育水のpHチェックです。

 

オスの飼育水はPH7.0 、メスの飼育水はPH7.3でした。6前後と思っていたので、意外な測定結果でした。

飼育水を10ℓ抜いて、甲羅のヌメリを飼育水でスポンジと歯ブラシで落としたら強制乾燥です。乾燥後はオルプラスをスプレーして、再度の乾燥です。

こうして、極力清潔を保つようにしています。乾燥後は体重測定です。メスの体重は今回262g、前回11月26日の測定では253gなので+9g、最初の測定では211gでしたから、お迎えしてから、実に51gの体重増加です。ワイルド個体なので、産卵後に入荷したのかもしれません。

そして、常備のマジックリーフ抽出水をエアチューブで注水します。お迎え時は、吐出口に調整弁を付けて点滴してましたが、落ちついた現在では、10ℓを約30分かけて注水しています。

まぁ、地味ですが、こんなメンテナンスの積み重ねが飼育困難種を飼いこなすコツかなぁ?なんて思っています。ところで、メスは11月22日に後肢を怪我しましたが、まだ赤く傷痕が残っています。昼間22度、夜間18度という水温の影響もありますが、噂通り新陳代謝の鈍いカメなのかもしれません。餌喰い等に異常はないので夏場に向けて治るものと思っています。

注水中から、状態が上がり、目ヂカラが増してきます!「キリッ!」

注水しているマジックリーフ抽出水のpHはなんと7.5!

 

マジックリーフって、pH下げるのかと思っていましたが、そうでもないみたいです。水換え終了後の測定値はPH7.3、実施前と変わりません。カメさんには優しい水換えだと思います。今後は、TDSメーターを購入し、デジタルな水質管理の精度をより一層上げていきたいと思います!

はぁ〜、次はオスのケージだ…

オマケ 水温低くしたクーリング期間にもかかわらずバスキング中でも猛アプローチ!

 

アッサムって意外に寒さに強いんですよね、2匹とも10年以上のお付き合いです。こちらもワイルド個体での購入でした。個人的にはワイルドもCBも落ちつかせるのに差はないなぁ〜と感じています。多少ワイルドの方が、導入初期に神経質かなぁと思う程度です。頑張ってコウホソをお迎えするぞ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


思い起こせば…

2017-01-09 17:44:30 | ブラジルヘビクビガメ

今晩は。ビバガのこの記事、インパクトが大き過ぎて、ブラジルヘビクビの購入を最後まで悩みました。しかし、先人のチャレンジがあったから今の飼育方法が確立された種類も沢山います。少し大袈裟ですが、ブラジルヘビクビのパイオニアになるつもりで勇気を奮って購入しました。自分なりに飼育のポイントを掴み、今も元気なブラジルヘビクビを見ると、買って良かったなぁ、とつくづく思います。油断は禁物ですがそろそろ飼育一年がみえてきました。自分自身の緊張感を維持するうえで、このブログを書くことにしましたが、今では読書の皆様の応援が本当に支えになっています。改めて感謝申し上げます!

目下ブラジルヘビクビを唯一脅かすのは、我が家のワンコ。

でもブラジルヘビクビも負けません!鬼の居ぬ間に…