今日は。
ブラジルヘビクビは、エサ喰いがいいのに突然死ぬとよく言われてます。本当にエサ喰いは良く、高価なカメだけに食べるだけあげたくなるのは分かりますが…このカメの生息地から察するにエサが豊富な環境とは思えません。つまり喰い溜めして、代謝を抑えて生きているようです。飼育のポイントは、エサを少なく、低水温にして代謝を抑えることだと思います。これはカメさんの状態を見極めるのが難しく、経験値が必要ですが、おそらくブラジルヘビクビガメ長期飼育の正解ではないかと自負しております。基本、夜行性なので朝の給餌後はシェルターに籠っているのですが、活性が高い時は私の気配を感じると…
オスです。「おっ、エサか?」
「エサか?どこ、どこ?」
ヤバイ、メスにも気付かれた… 「あっ、エサくれるの?」
給餌は隔日ですが、いつも、このエサくれダンス にNOを突きつけるのが可哀想な気がします。けど長生きしてもらうには腹八分目が一番ですからね。特に大量給餌は、大量排泄となり、結果飼育水のアンモニア量が急増し、死ぬこともあると思います。
以前に辞書を引きながら、英語の論文を読んだところ、野外採集のブラジルヘビクビガメの胃の内容物の過半は水性昆虫の幼虫だと記載されてました。試しにヒゲナガトビカワゲラの幼虫も与えてますが…
もちろん食べますが、冷凍コオロギの方が好きなようです。同文献によれば、採取個体の約半数が夜間の落し穴により得られたそうです。私の予想では、夜間に上陸してミミズやコオロギを食べているのではないかと思います。より、捕らえ易い水性昆虫の幼虫を仕方なく捕食しているのかも知れません ね。