おはようございます。
昨日は小林麻央さんが逝去されました。
がん闘病中の方々に勇気を与えてくれたこと、また海老蔵さんの会見は、自身が辛い中、家族とは何かという人としての本質論を世の人々に問うていたのではないでしょうか?
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
両親をがんで亡くし、私自身もがんに罹患(現在は寛解)した身なので及ばずながらご本人、ご遺族の胸中を思うと胸の張り裂ける思いです…
単なる偶然でこの世に生を受けているのかも知れませんが、私は寛解以来、「自分は生きてきたのではない。生かされきたのだ。」と考えるようになりました。
それからもう一つ、「残された人生、好きな事を第一に考えて生きていこう!」と思いました。
10年生存率が60%の病ですが、お陰さまで再発することもなく、まもなく10年を迎えようとしています。
私が闘病中に書いた夢ノートには飼いたいカメ5種が綴られています。
第5位
ヒラタニオイガメです。
希少性もありますが、一番の欲しい理由はその大きさ。
この小ささなら、1,200×600×600の水槽でも伸び伸びとストレスフリーな飼育が可能ではないでしょうか?
第4位
キマダラチズガメです。
なんといっても、その 美しさ。
我が家のキマダラも
こんな綺麗な時もありましたが…
飼い主の怠慢により
丈夫で元気一杯ですが、汚いです…
気を取り直して
第3位!
コウヒロナガクビガメ!
うーん、カッチョえー、最高です!
買えるけど、飼えません。
ある意味、自分の人生はこいつを飼うための土地探しに費やしています!
夏は池、冬は2.4メートルのオーバーフロー水槽で飼うのが夢です!
長いクビ、平たくてでかい甲羅、どデカく力強い手足。まさにナガクビ界のゾウガメ。
飼い主を選ぶ最高のナガクビガメですね。
第2位!
コウホソナガクビガメ!
絶妙なアンバランスさが魅力の化け物!
未だ長期飼育方法が謎のカメ。
こいつも買えるけど飼えないカメですね。
ドイツで繁殖技術が確立されたことも嬉しさと悔しさが入り混じります。
なにしろ日本では長期飼育すらできていないのですから。ドイツとの差が開くばかりです。
そして第1位!
ん?エサくれるの?
ん、俺?今日も元気だけど何か?
やっぱりブラジルヘビガメです。
闘病中の頃は、入荷したブラジルがことごとく死んでいき、飼育方法が謎とされていたので、ウデの上がった最終ゴールとしてこの種を目標にしていました!
お迎えして1年2ヶ月が過ぎましたがお陰さまで元気一杯です。
現在は昼間22度、夜間20度で飼育しています。
小さく薄い甲羅に魅力がギッシリ詰まった最高のカメです!
本当にこいつらの愛嬌ある顔と仕草に癒されっぱなしです。
飼育方法はある程度の目処がついたので、ドイツに周回遅れ状態から後ろ姿が見えるところまで追い上げてきたかな?と自負しております。
カメの飼育は「凡事徹底」に尽きると思います。
日々の観察、エサやり、水質管理、光量・光質の管理、風量、風流時間の管理。
毎日の地道なメンテナンスの中で事象と因果関係を推論し、アクションを起こして検証する。そこから新たな仮説を演繹的に導き、自身の知識・技術の引き出しとする。
さらにカメ友さん達のブログや雑誌等で仕入れた情報を帰納法的に、自身の飼育方法と照らし合わせることの繰り返しでウデが上がるものだと思います。
極めて当たり前の事の積み重ねがカメを上手に飼うコツではないでしょうか?
「凡事徹底」、できるけど、継続することは大変に難しい事ではないでしょうか?