カメさん日記

趣味のカメさん日記です。レア種で情報が少ない種を中心に書いていきます。

スタインダックネリー

2018-05-27 09:15:11 | 雑記

おはようございます。

私はカメを殖やしたことがありません。

ですから今は猛烈に知識を充電しています。

残念ながら日本においてカメの繁殖データは企業秘密のごとく秘匿性の高い案件であるようです…

「殖えました!」的な記述は多いのですが、「どのようにして殖やしたか?」という著述は殆どありません。

まぁ、この辺りの繁殖データの蓄積と汎用性の低さがドイツのカメマニアとの差ではないかと私は案じているのですが…

我が国のホビーとしてのカメ飼育はアカデミックとは程遠い趣味となっています…

この点においてクリーパー誌はかなり詳細なデータを記載しており我が国の爬虫類ホビーの陋習を穿つ気概が感じられ応援しています。

さて、そんな訳で最近は不慣れな英文を読み漁っています。

海外のマニアは割と繁殖情報をオープンにしているからです。

そんな折に昨日、ネットでスタインダックネリーことマルナガクビガメのワイルドの記載を見つけました。

マルナガクビフルアダルトのワイルド個体写真です!

カッコいい!

痺れますねー

野生下のマルナガクビってこんなにカッコいいカメなんですねー

いわゆるデ・グレイ川水系のレッドタイプですね。

このカメ、英語ではdinner plate turtleと呼ばれ、上から見ると真円の背甲なんですよ。

真円の理由は生息地の環境が非常に厳しく、長い時は2年間も水が干上がり地中に潜って生き延びなければならず潜り易さと体内に大量の水を貯蔵できるようにこの背甲になったと考えられています。

生息地は年間雨量400ml以下という極めて乾燥した厳しい土地で生きているカメです。

本当に茶色を超えて赤いカメですが私が興味を持ったのは背景とその土の色です。

生息地写真です。

背景の空の青さが湿度が低く乾燥した土地であることを語っています。

土壌成分が溶出しているのか、内水面の水は赤く色付いています。

彼等の派手な赤さもこの環境下では見事な保護色です。

こんな特殊な環境下で生きているマルナガクビを飼育したいとはとても思いませんが、このカメもドイツではブリードしていると聞きます。

オーストラリアは言わずとしれた鉄鉱石の産地です。

鉄鉱石は表土では酸化鉄となり、赤い土を作ります。

ならばマルナガクビの棲む内水面は強酸性水かというと微妙な気がします。

雨季の降雨でできる内水面ですから当初は中性の軟水だと思います。

乾季の長さ分だけ土壌成分が溶出し酸性度が増す内水面ではないでしょうか?

ここ微妙です。過去に海底であれば生物の骨や貝殻でカルシウムやマグネシウムが豊富な地質かもしれませんし…

マルナガクビは過去(30年近く前)にもおそらく1度しか日本に入荷したことはないはずです。

しかしどういうルートなのか某店に昨年入荷しています。

昨年は曲頸界の大御所様達とのオフ会で「絶対すぐ死ぬよなぁ」などと皆んなで軽口を叩きましたがなかなかどうして、現在も元気に生きているようですね。

もしかして噂のCBなのかなぁ?

北米やEUではクレージーなマニア達が飼育していることは聞いていましたが…

もしも弱酸性の軟水で飼えるカメならば過去に入荷した個体が死んでしまった理由は単純に着状態が悪かったからかもしれません。

となればマルナガクビは飼えないカメではないかもしれません。

オーストラリアのカメ、北部から東部に分布する種は結構日本でも飼えるように思います。

うーむ。飼えるカメなら飼ってみたいなぁ…

私が大学生の頃、幻の中の幻だった曲頸はオブ、エキパン、スタインダック、マクロ、ラジオラータ、マキシ。特に南米3種などは実在すらが疑問視された時代でした。

この全ての実物が入荷して飼育できる時代が到来するとは驚きです。

タイムマシンがあれば30年前の自分にこう教えてあげます。

「おい、俺、幻の曲頸は全て30年後に日本に来るよ。ジーベンなんか嘘みたいに安くなっているから。けどカメのメジャーはリクガメになるよ。ゾウガメが個人で飼える時代が来るんだぜ。」

「へー、30年後はゾウガメが個人で飼えるようになるんですか?あれ、リクガメ自体が動物園でしか飼えないカメでは?」

「それが専用の飼育器具が発売されて個人が飼えるカメになるんだよ。」

「だとしても僕はやっぱりマキシ飼うな。オブとエキパンも欲しいなぁ」

「でもお前、高校生の時も大学生の今もアルゼンチンヘビクビ殺してるよな。マキシなんか飼えないよ。その腕じゃ。」

「あれ、なんで死んじゃうんですかねー?やっぱり日本じゃ飼えないカメじゃないですか?」

新刊のREP FANでは加藤さんへのインタビュー記事が載ってました。

私の世代はやはり「KING」と聞くと胸が踊ります。

初めてアルゼンチンヘビクビガメを買ったのはKINGですし、大学生になると沼津の店舗にも行きました。

あの頃見たくて仕方のなかった幻のカメ達が高価ながらも飼育できる現在は本当に素晴らしい時代です。

リクガメがこんなに身近な存在になり飼える時代が来るとは想像外でしたが、カメ飼いさん達とのコミュニケーションはとても活発で間違いなく飼われるカメさん達も過去の劣悪な飼育環境が改善されつつあると思います。

真面目な話ですが私が大学生の頃は九官鳥のエサでリクガメを生かしていた時代です。

SNSを通じて感じるのはリクガメ一強時代だなぁということです。

曲頸はマイナーなカメになりましたが、その分筋金入りのマニアの集うよりディープな世界になってきました。

これはこれで好きな人達には楽しい世界ではないかと思っています。

先日とある爬虫類ショップに行くと店員さんが親切にお勧めのカメの説明をしてくれました。

話半ばの頃、「ごめんね、昔から頸が横に曲がるカメにしか興味ないんですよ。」

と応えると固まった店員さんが「曲頸のオールドマニアはディープ過ぎて話してはいけないお客さんと聞いてますが、本当にいるのですね。」と驚いていました…

ヘビやヒョウモン(リクガメではなくトカゲモドキ)は知らないけどナガクビ・ヘビクビを語らせたら止まらないこじらせオヤジですからね…

ある意味40年近くブレない自分を凄いなぁと思います。

敢えて言います。

「ナガクビ・ヘビクビでなければカメにあらず!」

リクガメは犬・猫に準じる愛玩動物だと思います。


オブロンガ、エキスパンサ、マキシ

2018-05-26 09:09:10 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます。

ブラジルヘビクビガメの産卵により、定期更新になりそうな今日この頃ですが…

さて肝心の卵ですが、5月24日の写真です。

残念ながら変化なしです…

今は24度で孵卵器内に入れています。

まぁ、発生の可能性もあるので孵卵を継続します。

ベロオリゾンテの気候は

さすがに冬に向かっているだけに寒いですね。

でもブラジルですよ、ここ。

南米とはいえこんな冷涼な地で暮らすカメなのです。

こんな記事がありました。

ヒポカンバスさんですね。(アッサムの国内CBはこちらが日本初ではなかったでしょうか?)

 

もちろん雌雄のサイズと写真もありました。

殆どブラジルヘビクビと同じ価格だな。

ブラジルの場合は雄40万円、雌80万円  ペア100万円って感じですかね。

しかし腕さえあればこの価格ならコウホソにチャレンジしたくなります。 

おそらく現在はオブ、マキシともこの価格では買えないでしょう。

多分、底値だと思います。

30年前、知っているけど見たことがないオブロンガ、エキスパンサ、マキシには例えようのない憧憬の念を抱いていたものです。

私がペポニさんでエキスパンサの実物を見た時は200万円でした。

ホウシャやエキスパンサは高いけど死なないからいいですよね。

日本に入荷したもののオブとマキシはバタバタと死に、マニア達はその飼育難易度の高さに打ちひしがれたものです。

上手に飼うことと繁殖させることは似て非なることと私は確信していますが、やはり産卵まで持ってこれたので国内CBを狙っていきます。

 私の場合、繁殖を狙って飼育しているのではありません。

カメの最高の状態を狙って飼育しており、いつの間にか産卵しているのが常です。

今回は真剣に孵そうと様々な文献に触れていますがつくづく飼育と繁殖は別ものだなぁと感じています。

 何しろ生息地の気候変動がキーですから現地の気象データに精通しなくてはなりません。

それから本当の情報。

これはオフ会などでしっかりした経験談に触れることですね。

やはり、次回はカメ会に参加して情報交換しよう。

あー、でもブラジルヘビクビの仔ガメ見たいなぁ。

入荷は絶望的ですから自分でCB取るしかありません…

ものすごく高いハードルだなぁ。

もっと勉強して知識と技術を上げなくては。

とりあえずタートルプリンを作り、メスの調子を上げていこうと思います。

実は自分の中でコウホソナガクビガメの長期飼育方法が完成したので実践したくてウズウズしている矢先のブラジル産卵でした。

ブラジル、コウホソという超飼育困難種を同時に飼育することすら無茶なのに、ブラジルの繁殖を狙うなど不可能です。

やはりブラジルヘビクビガメの国内CB実現が先です。

コウホソ対策は30㎝水槽で水作りの検証を重ねるつもりです。

ただ、私思うのです。

ブラジルヘビクビガメとコウホソナガクビガメは収斂進化ではないか?と。

グリーンパイソンとエメラルドツリーボアが有名ですが例えば、チズガメとセダカガメも同じです。

ブラジルヘビクビの生息地も表土は酸性の酸化鉄が覆っていますが湧水は石灰質層で濾過された硬度の高いアルカリ水です。

我が家のブラジル飼育水はPH8.0〜8.2もありますからね。

コウホソナガクビもこのアルカリ水に暮らすカメですし、パースも風が吹く都市です。

まぁ私の仮説が正しければきっとコウホソの長期飼育が可能となるはずです。


ブラジルヘビクビガメ産卵の記録

2018-05-19 07:45:03 | ブラジルヘビクビガメ

おはようございます。

去る2018年5月10日朝、3個の水中産卵がありました。

文献には11〜12月に木の根元、倒木の下、落ち葉の下などに2〜3個産卵と書いてあります。

そして仔ガメは9・10月に見られるそうです。

卵は250〜300日で孵化するとあります。

ブラジルは南半球ですから季節は日本とは真逆です。

因みに私はベンチマークの都市をミナス・ジェレイド州の州都ベロオリゾンテにしています。

ここはサンパウロ州に隣接した標高800mに位置し、ブラジルヘビクビガメの生息地でもあります。

現地の11・12月は日本の5・6月に相当します。

我が家のブラジルヘビクビはまさにドンピシャのタイミングで産卵したと考えています。

現地では初夏の10月から翌年3月までの長い夏が雨季です。

降雨量は東京の梅雨の倍もあり、最も降雨量の多い12月は月のうち20日も雨が降るのです。

地表部に産み付けらた卵はどうやってこの雨季を過ごすのでしょうか?

噂レベルですがブラジルヘビクビの卵は突然発生することが多いそうです。

トリッキーな発生をする南米曲頸ですからブラジルヘビクビも発生するキーファクターがあるはずです。

円山動物園の本田さんのブログに興味深い記事を見つけました。

メキシコアカスジヤマガメの卵が産卵後3ヶ月して発生のスイッチが入った事例でした。

発生の理由は乾燥だそうです。

確かにこのカメは雨季の終わり、つまり乾季の始まりに産卵するカメです。

とすればブラジルヘビクビは雨季つまり高い湿度が発生スイッチではないか?と私は推測しています。

そこで6・7月は温度24度、湿度80%。

8・9月は温度25度、湿度90〜95%。

10・11月は温度24度、湿度70%で管理しようと思います。

日本の12月は現地では6月の気候。

乾季となり、雨は東京の冬の1/3以下の降雨量に加え、気温もグンと冷える冬となります。

面白いデータを見つけました。

 

地表部はかなり温度差がありますね。

発生、孵化にはこの温度差と湿度差をどうやって再現するのがカギだと思うのですが…

長年の勘といいましょうか、今回は受精卵だと睨んでいます。

当初はこんな風に広く浅くブリーダーズバーミーを敷いたのですが…

 

10日以降は現地の気候っぽくて安心していました。

ちょうど1週間後の5月17日に温度・水分を計測すると…

(土壌計測器も信頼できるシンワ計測器を選びました!)

28度、ドライ+、これは水分量5%以下です…

ここ何日かの好天で予想以上に水分が飛んでしまいました。

気温の上昇と風通しが過ぎたようです。

狭く深い容器に変え、孵卵器で管理することにしました。

下5㎝にウェットなマット、上5㎝にドライのマットを敷きました。

孵卵器は定評のある三菱電機製です。

 

 セット完了。

来週からは24度に下げて管理する予定です。

当ブログを公開するか下書きのままかは私の気分次第ですが次のステージであるブリードする上では記録は必須です。

週単位での孵卵記録を残していくことにしました。

因みにベロオリゾンテの気温は

明らかに日本の方が暑いな…

クーラー設置しておいて良かった。

現地は既に乾季入り。

それにしては湿度が高い日のようですね。

やはり風は吹いているんだな。

こうした時系列データを蓄積すると後々すごいヒントになるものです。

 


記録の大切さ

2018-05-12 09:49:26 | 飼育論

おはようございます。

定期更新には拘泥しませんが、やはり折に触れて書いていこうと思います。

DBTマイスターでもあるtohiさんのご意見「記憶より記録」、私にとってのブログとは飼育記録に他なりません。

今回、5月10日に3個の卵を産んだメスですが、昨年11月より3月まで喰いが細くなっていました。

でバックナンバーを読み返しました。

昨年11月11日のブログです。

「気になる変化」というタイトルでメスの食欲低下を「記録」していました。

この時に抱卵していた可能性が高いと思います。

甲長14㎝ながら巨大な卵を3個も産んだのですから大変だったと思います。

アッサムもそうですが体の大きさに比較して大きな卵を産む種は2、3年に1度の産卵ですから、来年いっぱいは体力づくりに専念するつもりです。

ケアシートもない種なので2年間の飼育を通じた私の飼育方法を書いておきます。

私はカメの飼育に所有と観察以上のものを求めていないので普通の飼育者様に比較して極端に触っていないと思います。

月2回の換水時のみ、今年からは月1回の換水時のみです。

また給餌以外は観察もしていないので98%程度の時間は放置しておきました。

結論から述べますと、

1.触らない、覗かないこと

2.彼等のお気に入りシェルターを用意すること

この2点が飼育の60%、水温管理20%、水質管理10%、風通しの工夫10%のイメージです。

まず水温です。

ショップさんからは26度上限をアドバイスされました。

飼育初年度は夏場の上限25度、冬場の下限13度と比較的温度差をつけ飼育しました。

これは3月にウルグアイから入荷したので日本の季節を感じて欲しかったからです。

個人的にカメの繁殖には全く興味がありませんでしたが、この種への思い入れと希少性からペア購入と同時に繁殖を念頭に置いて飼育しようと思ったからです。

入荷した3月は現地の残暑の頃、つまり彼等は本来これから秋冬を迎えるはずなのに日本に来て春夏を迎えることになりました。

ですから寒暖差を大きくしてより季節が分かるようにしました。

オスはこの年の6月にはメスのケージに入れるとかかっていたのでひょっとして11月産卵があるかもと淡い期待をしましたが産卵はありませんでした。

翌17年は環境に慣れてきたので、夏場22度、冬場18度とより緩やかな温度差で飼育しました。

これはブラジル人研究者の論文にてこのカメの棲む渓流が湧水であり、一年中20度の水温下で暮らしていることを知ったからです。

彼等はおそらく日照時間と気温、湿度で季節を感じているのだと思います。

ブラジルという温暖な国のカメでありながら、この種が分布するブラジル南東部大西洋沿岸部山中は気候区分では「冷涼夏季湿潤気候」です。

分かり易く例えると日本の宮城県や岩手県沿岸部つまり三陸海岸のような場所に棲息しています。(冬はブラジルは厳しくありませんが)

この地方では夏は山背が吹き冷涼な気候です。

事実、ミナス・ジェレイド州の気温は最夏季でも最高気温29度以下、最低気温は18度まで下がります。

なので夏場はエアコンで室温27度、水槽用クーラーで22度以下を保ちました。

余談ですがゼンスイクーラー、信頼できますね。

水質は今年からRO水を使用しています。

理由は東京、千葉、神奈川、茨城は取水水源から国内最悪レベルの水道水と言われているからです。

事実我が家の水道水もTDS値126といわゆる綺麗な水ではありません。

山梨県甲府市水道局などは原水が綺麗なので本来は塩素の投薬すら必要ないと言っています。

このように地域によっては良質な水道水もあるのでその場合は溜め水にして塩素を抜けばいいと思います。

最近のビーシュリンプブームで各地の水道水分析が進んでいるのでネット検索が可能です。

TDS値が60以下であれば問題ないと思います。

PHは6から8、理想はPH7だと思います。

硝酸塩には比較的耐性がありますが、換水して調子が良くなるので本来は硝酸塩ゼロが理想でしょう。

このレベルの水質はインドネシアのセンタルン湖やマレーシアのクレン川といったTDS値が10代であり、アロワナマニアの理想である新水垂れ流しの濾過システムが必要です。

因みにオーストリアの河川はTDS値が180〜300位あります。

大地から石灰質が溶出しているからCa、Mgが豊富に含有されているからです。

ブラジルヘビクビの棲む山地もかつて海底の石灰質層なので理想は硬水かつ硝酸塩ゼロの水質だと思います。

私も将来的には硝酸塩を減じる飼育方法を見つけたいと考えています。

換水時は元の飼育水30%にカメを入れて、RO水70%をエアチューブで3時間かけて注水しています。

風通しは、タイマーをセットして24時、2時、4時、6時の4回、1回あたり30分間ファンが稼働するのと、春秋は窓を開け部屋の換気をしています。

非常にデリケートな種ですが唯一助かるのが、環境を気にいると動かないことです。

本当に動きません。

むしろ動き回るようなら何かがあるサインです。

従ってエサも少なめでいいと思います。

我が家では週1、2回、夏場はレプトミンスーパー3粒、冬場は同2粒です。

他は月一のペースで乾燥川エビ、冷凍イエコオロギ、冷凍したカワゲラの幼虫、冷凍赤虫、自家製タートルプリンを与えています。

ライトは始めスパイラルタイプの紫外線蛍光灯を使用していましたが2年目からは外しました。

ただし、本水槽を設置する際にメタハラを付けよう考えています。

このような飼育でひとまず産卵まで持っていくことができました。

おそらく彼等に訊けば「まぁ、死なない程度の環境だな。もっとリラックスしたいよ。」と答えるでしょう。

このカメの状態の良し悪し、彼等のライフサイクルを僅かながら知ることができた今、次の繁殖に向け更に腕を磨いていきます。

完全に産卵があるとしても11月以降と読んでいたので最近は事故防止と病気予防のために他のカメ飼いさんのブログを乱読していました。

特にGW中より飼育しているカメさんの死に関する記事を読み漁っていました。

事故、病気と同じくらい飼育技術レベルが死の要因になっています。

しかしながらブログとは大変便利で日付が必ず表記してあります。

遡って時系列に熟読することでブログ主様の要因分析とは別の切り口を考えることも多々あります。

何よりも自分の飼育にこれほど有益な情報はありません。

勇気を持ってこうしたネガティブな記事を公開されたブログ主様達には感謝の念しかありません。 

死んだという記事は多いもののなぜ死んだのか?に言及した記事はまだまだ少ないです。こうした貴重な情報公開こそカメさん達を幸せにする第一歩であると私は信じて疑いません。

こうしたネガティブな情報までも建設的に語られる日本のカメ界を願ってやみません。


御礼

2018-05-10 20:58:34 | ブラジルヘビクビガメ

今晩は。

今朝、ブラジルヘビクビが産卵しました。

オフ会・SNS等での情報共有、ブログ読者の皆様、そして理解ある家内のお陰です。

改めて御礼申し上げます。

次はいよいよ国内CBを視野に入れた飼育に進みたいと思います。

以下は現地で10年以上定点観察しているブラジル人研究家の論文です。

 

これを読むと現地では推測で11月から12月に2個から3個の卵を木の根元や倒木の下に産むとあります。

ブラジルと日本では季節が逆で分かり難いので以前作った早見表です。

我が家の産卵は5月10日ですからほぼこの表に当てはまります。

私は産卵があるとしても11月か12月と考えていました。

WCなので体内時計はブラジルのままで、日本の季節に慣れるのは時間がかかると思っていました。

現地では初夏に産卵するので今日の産卵は正常な産卵サイクルのようです。

今回、有精卵の可能性は低いですがなにしろ長寿なカメですから焦らずに取り組んでいきます。