
米国防総省は27日までに、敵の核攻撃を受けない限り核兵器を使用しない「核の先制不使用」政策を維持してきた中国が、方針を転換した可能性があるとの分析をまとめたのだそうです。
通常兵器による攻撃で体制や核部隊が危機にさらされると判断した場合は、核使用を辞さないとの見解が軍部で浮上しているのだと。
ただし、中国指導部が支持したことを示す明確な証拠はないとも。
中国では近年、スーパーコンピューターを利用した臨界核実験のシミュレーションの実施回数が増え、米国を上回る水準だと報じられていました。
中国、核兵器開発加速化 スパコンによる模擬実験「月5回」 ; REUTERS 2018年6月1日
最多10の核弾頭を搭載可能で、北米全域を射程距離に収める、東風-41(DF-41)型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発が完了する見通しなのだとも。
北朝鮮の核とミサイルもさることながら、中国による核の脅威も並行して増しているのです。
そこへ、新たに、核の運用でも、「核の先制不使用」政策を転換するとの軍部の動きがみられるのだそうです。
中国は弾道ミサイルの射程を伸ばすことに注力してきたのですが、それが完成し、運用でのエスカレートを目指し始めるということなのですね。
貿易戦争だけではなく、核ミサイル装備争いも始まったということなのでしょうか。
しかもそれは、中国軍から持ち上がってきている話。独裁体制が整った習近平のはずですが、軍の抑えが出来ているのか、軍に先行させて、米国や他政府の反応を試しているのかも未明です。
日本はどう対処すれば良いのか。
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」とし、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と、他国が攻めてこないと信じ込んで、自分たちの安全と生存を、他国に委ねるという憲法の国。
なので、北方領土も竹島も、不法占拠されても、国民を拉致されても、自国では何も出来ず、他国頼みなので、当然何も進展しない。
新たに、「日本列島を沈没させる」と金正恩に言われても、泥縄の対策すらろくに出来ない。拉致被害者救出もトランプ大統領に助けを求めるといった惨状。
トランプ大統領も、ありがたいことに、日本と交渉しろと言ってはもらえましたが、「言っておいたから後は自分で交渉しなさい。」と、当然の処置。おまけに、斡旋の見返りに、核とミサイル廃棄の費用は、日本持ちだと。
ひとえに、交渉の後ろ盾の抑止力が人様頼りの憲法の由縁です。
日本を侵略しようとする諸国は、この憲法のおかげで、諸国民に任されているのですから、安心して侵略できる道理。
先ずは、現状に対応できる法改正を行い、自分のことは自分で護る普通の国にし、抑止力をもつことが急がれるのですね。
# 冒頭の画像は、東風41(DF-41)

この花の名前は、オーニソガラム・ウンベラツム
↓よろしかったら、お願いします。



通常兵器による攻撃で体制や核部隊が危機にさらされると判断した場合は、核使用を辞さないとの見解が軍部で浮上しているのだと。
ただし、中国指導部が支持したことを示す明確な証拠はないとも。
中国では近年、スーパーコンピューターを利用した臨界核実験のシミュレーションの実施回数が増え、米国を上回る水準だと報じられていました。
中国、核兵器開発加速化 スパコンによる模擬実験「月5回」 ; REUTERS 2018年6月1日
最多10の核弾頭を搭載可能で、北米全域を射程距離に収める、東風-41(DF-41)型大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発が完了する見通しなのだとも。
北朝鮮の核とミサイルもさることながら、中国による核の脅威も並行して増しているのです。
そこへ、新たに、核の運用でも、「核の先制不使用」政策を転換するとの軍部の動きがみられるのだそうです。
中国、核先制不使用転換も 米分析「不透明な近代化」 ; 日本経済新聞 2018.8.27
【ワシントン=共同】米国防総省は27日までに、敵の核攻撃を受けない限り核兵器を使用しない「核の先制不使用」政策を維持してきた中国が、方針を転換した可能性があるとの分析をまとめた。通常兵器による攻撃で体制や核部隊が危機にさらされると判断した場合は、核使用を辞さないとの見解が軍部で浮上していると懸念を示した。
中国の軍事動向に関する国防総省の年次報告書は、核の先制使用を中国指導部が支持したことを示す明確な証拠はないとしながらも「中国の不透明な核近代化計画は、疑念を抱かせるのに十分だ」と指摘した。
国防総省によると、中国は核戦略を担うロケット軍の即応性向上を重視。中国を標的にした攻撃を探知した段階で核を使用する即時発射態勢の強化を検討しており、宇宙配備の早期警戒システム整備を加速させている。中国人民解放軍の複数の高官が核先制使用を容認する見解を公に表明していることにも注目した。
中国は弾道ミサイルの射程を伸ばすことに注力しており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発では「重要な進展」があったとしている。米国のほぼ全域を射程内に収める多弾頭型の「東風41」について、複数の移動式発射を可能にする改良が進められているという。米のミサイル防衛網をすり抜けることを目指す東風41が配備されれば、核の先制攻撃能力が強化されるとの見方がある。
【ワシントン=共同】米国防総省は27日までに、敵の核攻撃を受けない限り核兵器を使用しない「核の先制不使用」政策を維持してきた中国が、方針を転換した可能性があるとの分析をまとめた。通常兵器による攻撃で体制や核部隊が危機にさらされると判断した場合は、核使用を辞さないとの見解が軍部で浮上していると懸念を示した。
中国の軍事動向に関する国防総省の年次報告書は、核の先制使用を中国指導部が支持したことを示す明確な証拠はないとしながらも「中国の不透明な核近代化計画は、疑念を抱かせるのに十分だ」と指摘した。
国防総省によると、中国は核戦略を担うロケット軍の即応性向上を重視。中国を標的にした攻撃を探知した段階で核を使用する即時発射態勢の強化を検討しており、宇宙配備の早期警戒システム整備を加速させている。中国人民解放軍の複数の高官が核先制使用を容認する見解を公に表明していることにも注目した。
中国は弾道ミサイルの射程を伸ばすことに注力しており、大陸間弾道ミサイル(ICBM)開発では「重要な進展」があったとしている。米国のほぼ全域を射程内に収める多弾頭型の「東風41」について、複数の移動式発射を可能にする改良が進められているという。米のミサイル防衛網をすり抜けることを目指す東風41が配備されれば、核の先制攻撃能力が強化されるとの見方がある。
中国は弾道ミサイルの射程を伸ばすことに注力してきたのですが、それが完成し、運用でのエスカレートを目指し始めるということなのですね。
貿易戦争だけではなく、核ミサイル装備争いも始まったということなのでしょうか。
しかもそれは、中国軍から持ち上がってきている話。独裁体制が整った習近平のはずですが、軍の抑えが出来ているのか、軍に先行させて、米国や他政府の反応を試しているのかも未明です。
日本はどう対処すれば良いのか。
「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。」とし、「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した」と、他国が攻めてこないと信じ込んで、自分たちの安全と生存を、他国に委ねるという憲法の国。
なので、北方領土も竹島も、不法占拠されても、国民を拉致されても、自国では何も出来ず、他国頼みなので、当然何も進展しない。
新たに、「日本列島を沈没させる」と金正恩に言われても、泥縄の対策すらろくに出来ない。拉致被害者救出もトランプ大統領に助けを求めるといった惨状。
トランプ大統領も、ありがたいことに、日本と交渉しろと言ってはもらえましたが、「言っておいたから後は自分で交渉しなさい。」と、当然の処置。おまけに、斡旋の見返りに、核とミサイル廃棄の費用は、日本持ちだと。
ひとえに、交渉の後ろ盾の抑止力が人様頼りの憲法の由縁です。
日本を侵略しようとする諸国は、この憲法のおかげで、諸国民に任されているのですから、安心して侵略できる道理。
先ずは、現状に対応できる法改正を行い、自分のことは自分で護る普通の国にし、抑止力をもつことが急がれるのですね。
# 冒頭の画像は、東風41(DF-41)

この花の名前は、オーニソガラム・ウンベラツム
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